現代における東洋医学の学びかた〜をヘーゲルの誤りに学ぶ〜

自身の東洋医学の学びのイメージ。

東洋医学をまずは一般的に、概論レベルで学んだ後(にあるいは平行して)西洋医学を事実的のみならず理論的に学び、その後に東洋医学の説くところのものごとは西洋医学では何なのか？あるいは西洋医学の説くところのものごとは東洋医学では何なのか？と考えていくことで、東洋医学の体系を構築(再構築？)していく。

以上を譬え話的にいえば、まず概論レベルの東洋医学の引き出し＝枠組みを創って、そこへ人間の解剖生理、病気、治療、回復のあらゆる事実と論理を整理していく、ことによって、東洋医学という巨大な整理ダンスを創り上げる、ということになる。

それに対して、現在の東洋医学の構築を目指す先生方は、伝わっている東洋医学を元にして、そこからさらなる東洋医学の発展、体系の構築を志しているごとくである。

しかしながら、それでは『精神現象学序論』から『大論理学』の執筆へと向かったヘーゲルの誤りと同じくであり、再度の『エンチュクロペディ』の学びから『大論理学』の全面的な大改訂へとなっていくしかないのでは？と思える。