東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

東洋医学の問題の解きかた〜「新・頭脳の科学(下)」に学ぶ対象の究明の方法〜

2015-12-25 23:02:26 | 日記
 「新・頭脳の科学」(瀬江千史 菅野幸子著 現代社)、下巻へと読み進めている。数年前に読んだ時には分かり得なかった、この書の凄さが少し分かって来、この書にしっかりと学ぶことで、東洋医学の究明の方法が、それゆえ東洋医学のあらまほしき姿が分かっていけるのではと思えている。

 第十編、第一章、第九節では、「このように、いかなる対象でも原基形態から完成形態へ、完成形態から原基形態へと、何回も辿り返すことによって、ようやく対象の構造が究明されていくことを、しっかりと分かっておいてほしいと思います。本書で厳しく批判した『大脳局在論』も、このような究明方法をとれば、謝りであることはすぐに分かることなのに、いまだに信じ続けられているという売れ宇部き現状があるのです。」と説かれる。

 ここに説かれる究明の方法で、「気の問題」「経絡の問題」「東洋医学における頭脳と認識の問題」「脈診の問題」等々にも、また「そもそも、鍼灸とは何なのか?そしてそれは本当に効果があるのか?効果があるとすればそれは何故なのか?」等々といった問題にも、しっかりとした答えが得ていけるものと思える。しっかりと学んで行きたい。
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