東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

首のツッパリ〜上肢特に肩関節の歪による〜

2019-06-13 12:46:05 | 施術事例
首のツッパリに対しての施術行なった。全体のつながりとして視ることの必要性実感する。

昨日、Kさんの首のツッパリの訴え、テニスをしている時にも、首の左側のピッと引っ張る感じとともに頭痛がある、とのこと。

通常は、首と首周囲に施術する(病院のリハビリ室ということもあって)のであるが、Kさんは頚部ヘルニアがあるとも聞いていたので、直接の首への施術は控えたい、との方針で施術を始めた。

伏臥位で診ると、左半身に張りがある。重心も左脚。で、左半身を解せば首のハリも自然と取れる筈と施術するが、変わらず。

仕方ないので、仰臥位で首を触診し、左右の硬結部位に施術するも解れず。

視診で右肩が前方に出ていることに気づき、右肩関節と左首との関連性に思いをいたし、右肩関節の矯正をする。

しかしながら、右肩の歪が矯正しきれず、かつほとんど首との関連性が実感出来なかった。

施術中の問診で、左肩を下にして眠るということであったので、歪はそれほどに見て取れなかったけれども、試しに左肩関節の矯正をすると、首左側のハリがかなり取れた、まだ少し残っているので、側臥位で左上肢の矯正をしたところ、首左側のハリがほぼ取れた。上肢特に肩関節の歪による首のハリであったのだ。と思える。

全体として視ることの必要性、症状の二重性実感された。
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