みなさん、こんにちは~。
弊ブログへお越しいただく多くの方は、HMSや警察・メーカー系の講習会などが好きで、継続・反復して参加されていらっしゃるのでは、と思いますが、みなさんはどういった練習がお気に入りで、どのようなスクールに興味をお持ちでしょうか?
平日は、バイクと無関係に過ごす私のいたずら心として、ちょいと息抜きにいろいろ妄想してみました。お楽しみいただければ幸いです。
***
(1) 「8の字専科」
一日中、8の字しかやらない。慣熟走行も8の字。45分走って15分休み。普通にバンクさせる走りと、千鳥走行のようなバイクを立ててフルロックで曲げる両方の練習をやる。パイロン間隔は、2m~15m で変化させ、まんべんなく走る。回転を織り交ぜて8の字を描くのも可。
イントラさんはコース設営の必要がなく、たいへんラクである。参加の特典として、最も走行距離の多かった上位3名は、次回の参加時に使える1,000円の割引券がもらえる。(割引券は8の字専科のみ有効)
(2)「スタンディング・スペシャル」
昨年末の埼玉の大会で人気急上昇。車両は TLM220。慣熟走行がない代わりに、準備体操を通常の2倍の入念さで行う。エンジンは終日かけないため、キック始動に自信のない小柄な女性でも全然問題なく参加可能。カリキュラムは、スタンディングのみ。ハンドルを右に切る場合、左に切る場合の両方の練習。慣れてきたらハンドルを切る量を減らし、ステップ加重に意識を向けることも。オプションとして壁に前輪を当て、ハンドルを切るとバイクが起き上がる感覚を体感する場合もあり。エキスパートには片手離しや両手離しの課題が課せられる。会場によってはママチャリも用意され、自宅でできる練習法の実演も行われる。
一日の走行距離が0Km、騒音も出ないしガソリンも消費しない驚異のエコ・スクール。ただし冬季限定開催。夏季には熱中症患者を量産してしまうので開催不能の驚愕のスクール。
(3) 「一本橋コース」
低速バランスの中でも一本橋に的を絞って練習する。一日で CB750 のクラッチは即交換となるため、参加費は他のコースより割高。常設の15m の一本橋だけでは参加人数をさばき切れないため、幅30cm の板、もしくはブロックを大量に用意し、長さ150m 分くらいのコースを用意し、速い者順に並び替え、コーススラロームの要領で適宜、間隔をあけて順次スタートする。150m ある一本橋を可能な限りの低速で走行するため、場合によっては最後尾のライダーが「バランスの女神」だったりすると、ゴールするまで15分以上かかるため、一周走ってきた先頭のライダーはどれだけ間隔を空けても途中で脱輪を余儀なくされる非常に厳しいコース。担当のイントラさんが白バイ出身だったりすると脱輪のたびに腕立て伏せ10回を要求されることも。
このスクールはオンライン予約状況をみても、ほぼ常に◎であることが特徴。コアなファンのみリピーターとなるため、自己紹介はしない。
(4)「オフセット・プラスアルファ」
8の字に次いで基本の基本と言われるオフセット・パイスラがメインのコース。オフセット量をゼロにすると直線パイロンスラロームにもなるために、とにかく走りこみたい人に人気があるかと思われるが、あにはからんや、このコースも意外と◎でありつづけることが多い。その理由は、参加者の大多数が安定したオフセット走行ラインをとれるようになったら、倉庫から幅30cm、高さ5cm のいわゆる「ブロック」を一人20枚運び出すように命じられ、その走行ラインにブロックをぴっちり並べていくように言われる。はい、すなわち長大なブロック・スネークの誕生。午後はその長大なブロックスネークのあちこちに「二枚重ね」の部分が設けられ、さながら安全運転大会の特練の様相を示す。通過指定タイムが指定される場合もある。場合によって、アクセルのラフな操作で後輪が空転し、ブロックの並びを破壊することもあるがイントラさんは関与しない。参加者の自己責任で修正しなければならない。 (あのブロック、いったんならべると修正するのがものすごく重たいんだよね。)
(5) 「乗車・降車・取り回し・引き起こしスペシャル」
このコースでは、車両のコンディションに対する要求が緩やかである。不動車でも構わない。ひたすら乗車と降車、そして押し歩きと引き起こしを練習する。引き起こしで腰を痛める受講生が多いため、入念な準備運動が実施されるとともに、前もってバンテリン湿布薬の配布が行われる。乗車の練習では、安全確認の完全な履行と、乗車後に速やかに7つの乗車ポイントを満たしたフォームを作れるようになることをめざす。降車の手順も同様に安全確認は必須である。取り回しについては、押し歩きでバイクを転倒させず8の字を描くことから始まるが、午後にコースへ移動する際にも車庫前からコースまでを押して歩く。(1Kmくらいあるよね?) しかし、コースへ移動しても相変わらず乗降車しかやらないので、移動そのものが練習となる一風変わったコースである。参加者の中には、試験場での一発試験合格を目指す者も多く、このコースを受講した者は、乗降車での減点は著しく低い。ブレーキもタイヤも磨耗しないしガソリンも消費しないため受講料は割安であるが、新しい車両が導入されることがありえない地味なコースである。
***
さあ、あなたなら、どのスクールに参加されますか(笑)?
(全篇に流れるのは、気合!)
最新の画像[もっと見る]
- ひさしぶりの更新です♪ 18年前
- 今宵、どの頁をめくる… 18年前
- 新年始動 18年前
- 謹賀新年~2007~ 18年前
- おおみそか~2006年、ありがとう~ 18年前
- HMS浜名湖・中上級(クリスマス・イブ) 18年前
- 第2回TEC-R安全運転競技大会 18年前
- 好きこそものの上手なれ 18年前
- 最小回転半径は…!? 18年前
- 乗らない時の傍らに… 18年前
これで脳内ツーリング中もSAで顰蹙買わないようになれるかなっ。
流石に最後はコーススラロームで締めましたが、1日の走行距離は60㌔を超え、その8~9割が8の字というものでした。
しかもビデオ撮影付きだったのですが、ビデオ収録中にN村イントラがパイロンを引っ掛けて倒した為、撮影係だったS浦イントラに怒られるという珍しいシーンがありました(笑)
もちろん、休憩中にはそのシーンが『やってはいけない見本』として、いつまでも延々とリプレイされてましたとさ・・・。
先般の貸切で午前中、午後1時まで腹一杯八の字をやらせてもらいました。気持ち的にも運動的にも集中するので、ものすごい疲れますね。
楽しかったですよ。
その他はコアすぎてアタシには手も足も出ません(ってか出したくない
(1)と(4)をつなげたの、もしくは、隣に作ってあって、自分のペースで行ったり来たりできるの。
8の字で、体(とくに腰)に、感じを叩き込み、その感触があるうちに、規制のある道を走る。走る事にばかり夢中になって、腰の感触を忘れたら、また8の字。こうして、「自分の場合は、このくらいのアールなら、こんな感じ」というのを体に覚えさせるためです!
自分で、コース(ブロックとか)作るの、愛着わいて良いですね~~^^”)
確実にマニア度MAXな皆さんのご支持を頂き、光栄です(笑)。
ええ、そりゃもう、こういうカリキュラムの講習って、いわゆる安全運転講習会の範疇を超えていることは重々承知ですが、何かの機会にこういう、「極端な練習」、やってみたいですねえ。
#「場所借り」さえできれば…、なんてね。
serenade さん、取り回しは僕ら男でもCB1300など相手だと、気は抜けません。これは誰にとっても永遠の課題です。
慣れと自信のみが道を拓いてくれますので、「大胆かつ細心に」取り回してあげてください。軌跡のイメージ、大切ですよん。
たかしゃん、そうだった。8の字SPは湖畔で実際にありましたね。僕は参加できなかったんですが、こういう趣旨でスクールを実現してしまうところが、僕を湖畔に惹きつける理由なのかも。
@sushi さん、(4)のオフセットは午前中だけですがよろしいでしょうか(笑)? ぼくは常に、パイロン系とバランス系の両方を楽しみたい「欲張りクン」なので、そういう混合課題は好きですねえ。
事務総長、なんのなんの。総長だってオフ好きだし、十分に幅広い間口でバイクを楽しんでますよ。人間、野菜も肉もゴハンもパンも果物も魚も鶏肉を食べれば、健康でいられます。:-)
m@TL×Mさん、おもしろそうでしょ。きっとm@TL×Mさんならノッて下さる、と確信してました。:-) 「調子を見失ったら8の字に戻れる練習」、これ、いいですね。湖畔ではたまにそういう設定になることもあります。8の字はとにかく全てのエッセンスがつまった『バイブル』であることは疑いの無いところですからねっ。
さあ、明日からも練習の一瞬一瞬を一期一会と心得、がんばるぞー♪
賞品があると目的化してしまう私の貧乏症の部分が出てしまうので、設定は無しが良いですね。(笑)
で、
30分程
エンジン掛け特別レッスン
TLMのエンジンを掛けられるようになる為の
ご指導を頂ければ 尚嬉しいです
◎ yasu_rider さん、「一人の世界」っていうのはなかなか良いセンついてますよ。実は8の字にかぎらず、たとえば常連色の強い桶川の上級なんかですと、コーススラロームなんかのときも皆、黙々と周回を重ねていき、気が付くと30分くらいは誰とも口をきいていない、なんてことがあります。
まあ、ほんとうはそうやって唇を「への字」に結んで恐い顔して走るより、笑顔でリラックスしているほうがいいんですけどね。
なかなか、それはそれでムツカシイですよね。
◎こてっちゃん、(2) のコースとは別に、(6) TLM キックコースを新設しましょうか。(2) ではエンジンをかけない約束なので(笑)。
TLMキックコースでは、TLMのエンジンをかけること「しか」しません。エンジンがかかったらキルスイッチですぐキル。これの繰り返しです。慣れたらサイドスタンドを立てずにかけたり、スタンディング状態からキックレバーを起こしてキックをする練習もします(これは超高等ワザだ)。
S浦さんのいる湖畔なら、エンジン掛けだけの時間をもうけることもひょっとして可能かもしれませんね。