3連休、大きな天気の崩れもなく行楽日和な三日間でしたねー。2006年のバイクシーズンのイベントもほぼおしまいに近づきつつあり、二俣川の講習も先週で終了し、自分の練習の時間を増やすシーズンがやってまいりました。
というわけで3連休初日は、河川敷で上級の受講です。この日の設定イメージは『もてぎのコース』、ということで相当に速度の乗るコース設定の中での的確な操作を探っていく練習です。(メモ風に書いておくとT木さん、K島さんのご担当。) 始まる前から
「今日のコースは大変に危険な設定です。くれぐれも無理しないでください」
との注意があり、最近、湖畔で『危険』の意味はたとえば、「4m幅の直列パイロン50本」とか、「CB1300 ではフルロックしかあり得ないようなオフセット30ターン」などのコースである、という認識に染まりつつあった自分にとっては、危険、ときいてわくわくした不埒者であったことを吐露してしまいますが、
「そうか、速度の乗る対面通行も危ないわ。そりゃそうだ。」
と我に返った次第です。
さて、みなさんは、スクールでの練習の目的は何だと思い、参加されていますか?……。これ、決まった答えはないんですよね。それぞれ、参加する人のキモチ次第で、百人百様の答えが出てくると思います。もちろん『テーマ』としての『目的』は
『安全につながるゆとりと余裕のバイク操作を習得する・安全マインドを醸成する』
に集約されますが、個別の技術的な内容に対して、何をどれだけ練習すれば「ここが終点」という絶対的なものはなく、それぞれに思うところがあるかぎり、目標を高く設定し、そこへ到達するための楽しく苦しい長い道のりはいくらでも続くと僕は思っています。
たとえばこの日の高速寄りの練習での走り方では『正解』はひとつではありません。ギッチギチにパイロンで固められたパイロン・コテコテ系の狭いコースでは、ラインをタイヤ幅1本分でも外してしまうと、もう通過さえままならず破綻してしまうような「このラインで走らなければならない」絶対的な解が比較的浮き彫りになりやすいのですが、高速系のコースでは(もちろん、レースでタイムを削りとる、という明確な目的のもとでは、正解の幅を狭めやすいという事実はあるにせよ、)練習のなかで走り方の自由度は高く、いろいろな走り方を習得するまたとない機会となります。
「直線的に加速するラインを長く取り、減速を短時間で行い、バンクの時間は短くしてすばやく向き変え、バイクを立てて明確に加速」
を練習するもよし、
「旋回速度を高めに保ちながら向きを変え、その後の加速につなげるために旋回の半径は大きくとり、トレードオフとしてバンクの時間は長く深くなるが、アクセルを当てる時間の総計は長めになる走法」
にトライするもよし、というわけです。「正解はどちらか?」ではなく、どちらも使い分けられることが重要だと思います。僕自身は前者の指向性が強いので、この日の練習は、
「ストレッチするのをしばらくサボった筋肉を久しぶりに伸ばした」
感覚のうちに興味深く終了いたしました。
この日はまた、遠路はるばる、日ごろは湖畔に集う仲間が桶川までお越しでした。都内の渋滞を抜けるのが大変だったようで、無事帰着され残りの連休で疲労回復されていれば良いのですが。河川敷と湖畔の距離がさらに一歩近づいた心持ちでした。
さまざまな経験は血肉となり骨となる。百里の道も一歩から。これからトレーニングには好適な季節ですね。
(路面温度は下がりますが、テンション上げてがんばりましょう。)
さしみさんと共に暖かくお出迎えしていただいてどうもありがとうございます。
そして正直に白状いたしますと。
「危険な設定」と聞いてわくわくした不埒者はGinjiさんだけじゃないことをココに付け加えておきましょうw
では、また湖畔でお待ちしておりま~す!!
朝の体操、最近、イントラが高木さんだとあんな風に受講生の中から「体操のお兄さん」が指名されることがあるんです。毎回、ではないのでご心配なく。(^^)
お話しましたように埼玉はイントラさんがまだたくさんいらっしゃいますので、2度、3度とお越しいただければ、また違ったカリキュラムや雰囲気の練習に触れることができると思います。このあたりの「七変化」もぼくらが続けてHMSに通ってしまう魅力ですねー。
近々、また湖畔にも伺います。こっそり行くつもりですが、さてどうなりますやら。;-) お会いしたときにはよろしくです。気合いれまっせー!
次回の桶川は、絶対前日入りするんだと堅く決意しております。
(いつになるかわかりませんが・・・)
桶川でも湖畔でも、お会いしたときにはこちらも気合満タンで迎撃しますよー!!
N村イントラ、キッついのをよろしくお願いしますねっ!