光Ginjiの「後方ヨシ!」

素敵なライディングと輝く毎日を送る仲間に乾杯!

湖畔で途中下車

2006年10月24日 00時12分55秒 | 浜名湖レインボー

こんにちは。

金曜日に急遽、大阪のお客様を訪問するための出張が入りまして、「コレ幸い!」ということで出張経費の交通費を最大活用するべく、湖畔で途中下車いたしました。今回はトライアルとオンロード、二日続けて有意義な練習ができる、夢のようなウイークエンドの幕開けです。(実際、週明けの今日は大変な充足感と筋肉痛で、まだ夢の続きにあるようでした。)

トライアル車の練習、半年ぶりぐらいでした。トラ車とオンロードでは使う筋肉が異なるところもあるがゆえに、「久しく使っていなかった」腕や肩、背筋などが今日は猛烈に凝り固まっております。やっぱり定期的に練習を重ねるのが良いようです。今回、担当いただいたイントラさんは、「トライアルの神、光臨」にふさわしい史上最強のS浦さんでしたので、

    「基本の練習を少し変形させるだけで、大変難しい練習となること」

の実例をいくつも教えていただきました。たとえば、平坦なところで8の字を極低速で小さく回るようにできたら、その先の練習として、

(1) かなりの斜面の上と下にパイロンを置いて斜面の上下に対し8の字
(2) その斜面の同じ高さのところに2本パイロンをならべて斜面に対し横に8の字

と設定することによって、3次元的に走ることを強いられ、体重の移動や荷重の掛け方の基本をより一層、カラダに叩き込むことになります。 「創意工夫が新たな道を開く」 ということですね。

さらにこの日のセクション設定は、一見、ラクに見えてその実は、ライン取りにせよアクセルワークにせよ、ものすごくシビアに正確に決めないと足が出てしまうものでした。こういうの、燃えますねえ。サケの川昇りのごとく、「何度も何度も何度も何度も…」トライしたあげく、(偶然でも)クリーンできたときは大変うれしいです。この達成感こそがトライアルをつづける原動力なのですね!大変充実した気持ちで爽快な汗をエンジョイしました。

そして、チョイモテ・オヤジ光Ginjiは、ある美人レディス・ライダーに夕食にお付き合い頂き、楽しい浜松の夜は更けていくのでした。

翌日はオンロード中上級。天気予報はにわか雨の可能性を示唆しておりましたが、朝はいい天気です。最近、湖畔のHMSもその充実の内容の素晴らしさから人気が急上昇、この日もそうそうたるメンバーが関東・東海・関西方面から続々と終結し、なにやらただならぬ雰囲気が漂っております。その熱意に負けじと置かれたパイロン群は、まるで富士山ろくの青木が原の樹海のごとく、遠方のパイロンが霞んでよく見えぬほどの高密度。
「フルロックなしでは上級にあらず」
「上級たるものパイロン倒すべからず」
「自らには厳しく、他者には優しく」
の堅い信念を胸に秘めたN村イントラのカーニバルは(過去記事参照)、まだまだ続いている模様。この驚異の祭典・饗宴を隅から隅まで味わい尽くそうとする楽しげな参加者のそれぞれバイクは狂喜乱舞の雄たけびをあげ、パイロンの一本一本をまるで舐め上げるかのごとく愛おしげに旋回を飽くることなく繰り返していたのが印象的でした。(そりゃ俺だけか?いや違います。みんなそうでした。みんなパイロンをこよなく愛し、パイロン横でのバイク操作にえもいわれぬ愉悦を感じるのが快感なのデス)

この日のテーマは、実は「基本の操作」。意外なことなんですが、ブレーキングでもターンでも、難しく感じられるコースほど、実はベーシックなライディングフォームや、揺るぎの無い下半身のホールド、自由度の高い上体の確保などの実現の可否が問われるコースなんですね。

僕自身、自分に課しているテーマは、そういう難しいコースをクリアすることもさることながら、
 
      「それを何度もいつまでも、繰り返して安定して楽しく笑顔で走ること」

だったりします。ジムカーナ競技のように、2回のみの走行で最速タイムを出す志向性とはやや趣を異にし、強いて言うなら持久走(ロングツーリング)的な、有酸素運動的な方向性で、にこやかに楽しく、長く疲れずに乗りたい! そのための練習を重ねたい、と思っています。これはなかなか難しく、疲れを我慢して走り続けても、走りがとっちらかるだけでそれは危険ですらあります。バイク操作の 「力のいれどころ、抜きどころ」 を的確に把握し、実際の操作に反映させるにはこれもやはり反復練習が唯一無二の練習だと考えます。

練習も終盤にさしかかり、ぽつりぽつりと雨がシールドを濡らし始めましたが、なんとか路面がドライのまま練習は終了。72 Kmの走行は、充実の時の結晶、となりました。

これからさらに秋本番。路面も冷えてくることでしょう。でも反対に、暑さバテが少なくなるこれからはホットなライダーのための季節到来。通年ライダーには気持ちの良い季節がやってまいります。

よく学び、よく遊べ。 楽しむライダーには恵みの豊穣がもたらされますね!Enjoy Riding!!

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさまですー。 (光Ginji)
2006-11-05 23:36:25
携帯食塩さん、11/3 はおつかれさまでした~。僕自身、夏以降は回数から言えば埼玉より浜名湖に居た回数のが多く、浜名湖では必然的に『燃えるイントラ』N村さんの「コテコテ仕掛け」が満載になっていましたので、11/3 のような高速系の練習は久しぶりでした。
携帯食塩さんもホネ25の小気味良い(耳をつんざく)エンジン音をとどろかせて、いい感じでしたね。
午後の最後のややきつめのオフセットは、「待ってました!」のフルロック系セクションでしたからこれまた燃えましたね。先行するGさんのホネ25との差がターン毎に縮まるのがわかって、ウフフなしたり顔、でした。

楽しそうに走る、っていうのは、力も抜けるし、見た目にいいし(笑)、おすすめです。 ときに、『上級はなんだか怖そう』と言われることもありますので、「そんなことはありませんよー」の営業スマイル、でもあったりします。(^^) まあ、実際に楽しくて心底笑っていることが多いですけど。
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浜名湖 (携帯食塩)
2006-11-04 00:17:27
どもです。遅ればせながらコメントです(そうとうに遅いですね、あれから2週間)。浜名湖の4m直パイ&オフセット、は、自分は散々でしたけれど、あそこで、回りきってから開ける、ハンドルをきっちり切りきる、後輪の向きが変わるのを待ってから開ける、を実感できた1日でした。あの課題を楽しそうに笑いながらこなしていた匠を、密かに手を合わせてありがたく拝んでいた自分、です。あの経験は今日の桶川で良く活かされました。まぁ、それでもまだまだ自己的な破綻は沢山しましたけれど、以前よりそれは減った今日です。いつの日か、あんな課題を楽しそうに笑いながらこなしたいものです。
出来れば来年くらいに目指すところあり、そのためにも技能的にあるところまで追いつかねば説得力がない、自分、でした。
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いえ、わずか数日です:-) (光Giniji)
2006-10-25 09:55:32
@sushiさん、データログについての一連の記事は力作ですね。さすが論理解析派の@sushiさんだと思いました。

この週、自分の出張にひっかけて練習してきましたが、あのHMSモニタで得たことは大きかったですね。自分のブレーキ操作をものすごく意識するようになりました。いままで無意識だったところまでも、きめ細かく意識するような練習につながりました。

こんど河川敷は連休の初日に行く予定です。来月の週末の「過ごし方伺い」を家族会議で審議中です。:-)

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ちょっと見ない間に (@sushi)
2006-10-25 00:22:21
いやー、ちょっとご無沙汰している間に完全燃焼していたのですねぇー。



何か、上のレポートを読んでいるだけでうずうずしますよ。うらやましい!



この週末はご一緒できるでしょうか‥‥‥‥。



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ガッツ! (光Ginji)
2006-10-24 22:30:12
こてっちゃん、楽しい週末をありがとうございました。明るい大輪の花、こてっちゃんがいるだけで場の雰囲気が盛り上がりますねー。

私ごとき、さほど手本にもなるものではなく、むしろまだまだ改善すべきテーマの多い身ではありますが、楽しんで長く走っていたい気持ちは強いので、楽しく盛り上がる練習は大好きです

またチャンスを見つけて湖畔へ行きますよ!

こてっちゃんのスムーズな乗り方はなかなかのものだと思います。ガッツあふれる走り、とでも申しましょうか。あの持ち味を生かし、さらに大活躍してください!



荒川河川敷へもどうぞがんがんお越しください!お待ちしております。尾張魂と赤味噌パワー、よろしくお願いします。どえりゃあ走りで、河川敷の常連、びっくりさせなかんて!

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それはですね、 (光Ginji)
2006-10-24 21:50:08
ゆかりさん、こんちは。それら3者は似ていますが、言うなれば、バラ2にトライアル的なセクションを多めに取り入れると浜名湖のトライアル入門になります。それに加えてオフ車の乗り方も練習するのがバラS、って感じです。

僕は直樹さんが講師だった埼玉のトライアルスクールが大好きでしたので、それに近い浜名湖のトライアルもお気に入りなんです。

埼玉でも、集中的にトラ車を使うスクールができれば(復活すれば)いいなあ、なんて思います。
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しつも~ん!! (ゆかり)
2006-10-24 20:49:39
浜名湖のトライアル

埼玉のバラスペ・バラ2





どう違うんですか??
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お疲れ様でした~~ (こてっちゃん)
2006-10-24 15:16:37
2日目ご一緒させて頂き

ありがとうございました!



特にコーススラで

延々と後ろ姿を追い求め

勉強致させて頂きました



私の走行距離は52Km・・・

何と20Kmも違うなんて~~



あんなに細かいコースを休み無く

走られる体力に脱帽いたしております。



また 湖でお待ちしております。



そちらにもお伺いする機会を

年明けに考えておりますので

その時 機会がございましたら

宜しくお願い致します。



不思議と今現在で筋肉痛の発生が

有りません

明日くらいか?(それも悲しい・・・)

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やぁやぁ! (光Ginji)
2006-10-24 09:32:47
さしみさん。おつかれさまでしたーっ。

いい感じでますます CB1300 になじんできていますねー。この日のタイトターン、僕は何度か「堪える・耐える!」とアドバイス差し上げましたが、例のオフセット部分は、「カコン♪」のまま、それを解かずに、円弧を描いてあげる時間を長くとる必要がありますね。それこそ180度以上前輪を回すような気持ちで。

このときに、ニーグリップのむら、上体の乱れ、気持ちの揺らぎ(^_^)などがありますと、ロックが解けたりリーン角度が変わってしまいますので、確固たる信念を胸に秘め、

「私は通れる!」

と念じて自分の走行ラインをイメージしそれをトレースするといいですね。

さしみさんも、「サケの川登り」のような訓練に愉悦をおぼえる方とお見受けいたしますので、きっとこれからさらに伸びますよ!

そうしたらもう、湖畔のパイロン樹海においても、河川敷赤ゼッケンでの軍曹はじめ濃いイントラさんの厳しいコース設定においてもエクスタシーを感じられるようになってしまいます!間違いない!
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お疲れ様でした (さしみ)
2006-10-24 07:23:18
大変お世話になりましたm(_ _)m

ただただ、それだけです。併走していただいたおかげでカコン♪カコン♪とフルロックの体験をすることが出来ました。

さすがあの樹海の様なパイロンの山はクリアするにはまだまだ未熟ではありましたが、上級の快楽を垣間見た様な気がします。

いつかはN村さんの仕掛けに笑って応じられるようになりたいものです。

またよろしくお願いします。
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