光Ginjiの「後方ヨシ!」

素敵なライディングと輝く毎日を送る仲間に乾杯!

浜名湖HMS・オンロード中上級

2005年11月27日 23時04分09秒 | 浜名湖レインボー
パイロンの周りを楽しく回る道に足を踏み入れて早数年、僕はフルロックで小さく回るタイトなターンが大好きです。しかもそれを、車格としては不利なリッターバイクでシビアなラインに間違いなくタイヤを通し、回り終わってどっかんトルクでズドン!と立ち上がるのが大好きな乗り方スタイルです。

さて、そんなわけで浜名湖ツーリング(?)の二日目は、昨日のトライアルから一転、新型 CB1300 を使ってのオンロード中上級に参加しました。今日も快晴のお日様さんさん、ですが、湖面をわたる風は十分に冷涼で、いよいよ冬の到来を物語る晴天のなか、僕はいい汗をかいてきました。(つくづく自分は汗っかきだと思います。他の人、汗かいてないんだよね…。ちなみにヘルメットの内装は昨日ホテルでちゃんと洗って乾燥させました。マルコーインは、洗濯ピンチが部屋に常備なのがたいへんありがたいのです僕としては)

最近、浜名湖レインボーには新車のCB1300が5台配備されまして、アップハン好きの僕にはとても朗報なのです。先に投入されていたCB1300の2台は、そろそろ車輌や原動機に疲れが見えはじめていましたから…。

ところがこの新車、これまでにない大きな『個性』を備えた車両たちでした。
それは、この写真が物語っていますが、いわゆる「ABS付き車両」だったんです!
常連のみなさんに話を聞く限り、みなさん一様に、「あれダメ」の烙印一点張りでした。

光Ginjiがストイックに標榜するポリシーとして、

  「いかなる車両の異なる特性においても、最大のパフォーマンスを発揮するか否かは、乗り手のスキルが決定する」

があるわけでして、はい、果敢にチャレンジさせて頂きました。

走り出して数分。スラロームのペースをあげてしばらくし、思ったこと。

  「なるほど。こんなにリアのABSが簡単に作動するのか

ということです。FブレーキをかけてFフォークを沈めながらリアブレーキを使うと、荷重が前に移ったリアタイヤは瞬時的な、ミクロなロック寸前の状態の様相を呈するのでしょう。非常に鋭敏にセットアップされたCB1300のリアABSは、その状態を敏感に検知し、ABSを作動させてしまうのでした。
結果として、狙ったポイントより微妙に前へきてから所望の速度になるか、もしくはそのポイントでは想定以上の車速のまま進入してしまうか、のいずれかになり、向き換えが遅れてしまう傾向を誘発してしまうのでした。

ABSは作動すると、そのキックバック(「ガタガタガタ…」という振動)が伝わるのですが、右足で、梱包材の「ぷちぷち」(通常は指でつぶすアレ)を踏みつけている感じです。か~な~り違和感がありましたが、僕自身はそれ以上に、「新車」であるがゆえの原動機の快調さとコシのあるサスの動きが嬉しくて、今日の練習を十二分にエンジョイすることができました。本日の走行距離、62.7Km。
そのうち8の字、6 km弱。

***

なんだか、ABSを悪く書いてしまったような記事になってしまいましたが、これは一般的に見れば、マイノリティ的な捕らえ方だと思います。ライダーが公道で出会う「とっさの場面」では、いかに鍛錬を積んだライダーでも特に右足は、

  「クソ踏み」

してしまうことでしょう。右手だって、「クソ握り→フロントから転倒」になる可能性も大です。そういうリスクが非常に大きな場合に対して、ABSが大きな保険であることは間違いありません。「備えあれば憂いなし」ということですね。でも、もっとも大切なのは「憂い」を招くような局面を招かないことであります。

****

「遅い、寝てない、開けてない」克服の日まで、光Ginji の試練の道は続く…

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4 コメント

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へぇ~ (ゆかり)
2005-11-27 23:32:02
光Ginjiさん の

「遅い、寝てない、開けてない」(野口さんの遠吠え)

だったら

私ってどうなんだろ

スロ~モ~ションとか

動いていると思えないとか
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大丈夫 (光Ginji)
2005-11-27 23:45:33
野口さんのスパルタ教育は、上級に集うならず者に対してのみ、です。

初級、中級においては、それはもう懇切丁寧な教え方、すばらしいです。



でもそれでよいのです。いつまでも上級に通っている連中には、果てしなく続く試練と険しいいばらの道が与えられなければならないのです。
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試練の道は続く ()
2005-11-27 23:57:18
上級のみなさん、あんなにすごい走りをしてるのに。

まだまだなのですね。
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そうです。 (光Ginji)
2005-11-28 00:50:07
Nイントラから見ると、全然まだまだ、なのです。

速くても、それが確かさと上手さに裏打ちされていなければホンモノじゃない、というところです。要するに、『終点が無い』ということで、逆に見れば、菊さんも僕らも、ずっと末永く自分自身のテーマを持って、バイクとお付き合いできる、という幸せなことでもありますね。
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