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くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本地震から約2か月後、石垣復旧350億円

2017年03月30日 | 熊本地震後の熊本城

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350億って! 

350憶って!

とこの記事を見て、つぶやいたことを覚えています。

(2016年6月7日付  熊本日日新聞)

 

2016年4月の熊本地震で、熊本城は甚大な被害を受けました。

毎日のように熊本城を見ているので、その被害の大きさというのは目の当たりにしています。

でも、復旧に関する金額はまったく想像できなかった。

どれくらいかかるのか? なんて頭に浮かばなかった。

というのもあまりにも被害が大きいから、想像の範囲をはるかに超えていたから。

だから、この日の新聞を見たときに、

 

 

(2016年6月18日付  熊本日日新聞)

石垣の復旧に350億円かかると知ったせいか、天守閣・飯田丸・本丸御殿の3施設に210億円かかるとわかっても、さほど驚きませんでした。

ただ、やはり修復というのは大変だというのが金額面からもよくわかりました。

復元当時の建設費

天守閣・・・約1憶8000万円(1960年)

飯田丸五階櫓・・・約11億円(2005年)

本丸御殿・・・約54億円(2008年)

天守閣は60年近く前のことなので、今とは金額も全然違うと思いますが、それでも建設費よりも修復のほうがはるかに高く・・・。

 

 

その後、9月半ばに新たな被害額が出ました。

石垣・・・425億円

重要文化財・・・72億円

再建、復元建造物、その他の公園施設(旧細川刑部邸)・・・137億円

総額   634億円    

 

6月に比べると金額は変わっていますが、とんでもない費用が必要なのは変わりません。

今の日本はいつどこで地震が発生するのかわからない。

だからこそ、文化財は耐震補強をしてほしい。倒れたり、崩れてしまったら、何もかも大変だから。その前に手を打ってほしい。

 

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
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ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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2016年6月1日熊本城天守閣ライトアップ再開

2017年03月29日 | 熊本地震後の熊本城

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熊本城の天守閣はいつもライトアップされていた。

だから、夜もしっかり存在感を示し、私たちを見守っていてくれた。

それが2016年4月の地震で、ライトアップどころではなくなった。 

(2016年6月2日付  熊本日日新聞)

6月1日、市長は復興の希望のともしびになりことを期待し、ライトアップを再開した。

これは嬉しかったですね。やはり熊本の夜に天守閣のライトアップは欠かせません。

 

2度の大きな地震で、天守閣も傷つきました。

でも、大天守も小天守も傷を負いながらもしっかり建っています。

築城からある宇土櫓も同様です。

この強さに私は救われました。もし、天守閣や宇土櫓が倒れたいたら、ショックが大きすぎて、ガイドを続けることができなかったかもしれない。

天守閣と宇土櫓は本当に強いです。この強さが私たちを勇気づけてくれました。そして今も支えてくれています。

 

 

このライトアップもこの先しばらくは見えなくなります。

いよいよ天守閣の修復工事がはじまります。

その間は工事が最優先されるのでライトアップは無理です。

でも、修復のためだから、しばらくは我慢しないといけませんね。

 

地震から一年、天守閣は痛いとか苦しいと弱音を吐かず、堂々と建っています。

ここできちんと手当しないといけません。手当が終わり、きれいになったら、熊本の夜空に輝いてほしい。その日を待っています。

 

 

 

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過去の地震も一度起きると余震が続いた

2017年03月26日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年4月の熊本地震から1ヶ月過ぎると、専門家の先生たちが過去の熊本地震について、いろいろと発表された。

記事を見る度に感じたのは、『熊本ってめちゃくちゃ地震が多い』ということだった。

4月の熊本地震以前は、地震とは縁がない熊本と思っていました。それが過去にも何度も大きな地震に襲われていることがわかり・・・。

 

 (2016年5月26日付   熊本日日新聞)

 

私たち熊本よかとこ案内人の会が大変お世話になっています鳥津先生の記事です。

歴史資料によると、熊本は決して地震が少ない地域ではなく、一度起きるとしつこく余震が続く傾向がある

これって、まさに今回の地震も同じです。余震がずっと続きましたもんね。

このころ(2016年5月)は記事を読み、過去にも何度も大きな地震があったんだ!って知った。ただ知っただけだった。まだ、それ以上気持ちに余裕がなく、新聞に載っていることをただ受け入れるだけでした。

でも、今は違います。やがて地震から1年になろうとしています。過去の地震をきちんと後世に伝えなくてはいけないという強い気持ちがあります。

私たちガイドも地震前と後ではトーク内容が変わりました。地震前はほとんど地震の話しなんてしたことがありませんでした。でも、今は過去に何度も熊本で地震が起きたことを話しています。今後、どんどん修復が進み、トーク内容もそれに合わせて変わると思いますが、それでも熊本は、熊本城は何度も地震が発生し、そのたびに修復し建て直したことを伝えていかなければいけない。 

 

 

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白河小峰城のように『見せる修復』をしてほしい

2017年03月25日 | 熊本地震後の熊本城

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戊辰戦争の白河口の戦いの舞台となった小峰城。このとき建物の大半を焼失。

そして2011年の東日本大震災で石垣が大きな被害を受けた。

着々と修復工事が進み、 2015年4月から入城可能となり、いつか行きたいと思っていた。

でも、2016年4月の熊本地震でしばらくは他所のお城のことはまったく浮かんでこなかった。

5月19日の小田原城の記事、そして5月20日の小峰城の記事で、少しずつ他所のお城のことに目が行くようになった。

(2016年5月20日付  熊本日日新聞) 

 

石垣の修復工事をしていたのは知っていた。テレビで工事風景を見たこともあった。

でも、地震前は他人事で見ていた。

熊本城には関係ないと思っていた。

2016年4月14日以降すべてが変わり、この記事を何度も読み返した。

白河市は徹底して『見せる修復』を打ち出している。

過程を見せることで事業の透明性を示し、時間のかかることを市民に理解してもらうためだ。

これを是非熊本城の修復でもやってほしい。

安全を確保した上で、少しでも見えるように作業してほしい。

地震で熊本城は大きな被害を受けた。信じられないような姿になった。

今後は修復に向けてどんどん変わっていくと思う。その過程は今しか見ることができない。

それを可能な限り見せてほしい。

 

 

今年は小峰城に行こう。

修復を終えた石垣、修復途中の石垣を見に行こう。 

 

 

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2016年5月10日、報道陣に熊本城内を公開前日馬具櫓石垣崩れる

2017年03月24日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年4月の熊本地震から約1ヶ月後の5月11日、熊本城が報道陣にはじめて公開された。

新聞もニュースも見た。何一つ見落とさないようにしっかり目を見開いて見た。

(2016年5月18日付  熊本日日新聞)

 

地震後、有料区域にはまったく入れなくなり、内部の情報は報道で知ることになる。

テレビ画面に映る城内は私の知ってる熊本城ではなかった。

あまりにもひどすぎる。目を覆いたくなった。でも、『これが現実、ちゃんと受け止めなくては』と自分に言い聞かせしっかり見た。

 

 

 

でもね、報道陣の方々も怖かったと思う。

だって、報道陣に公開された前日の5月10日、この馬具櫓の石垣は崩れたのだから。

城内のどこかで石垣が崩れる可能性がゼロじゃないんだからね。

 

 

この馬具櫓の石垣の崩れはショックだった。

少しずつ少しずつ熊本城の現状を受け入れるようになってきた時期だったから・・・。

でも、もしかしたら、今後もこういうことがあるかもしれない。

というのは明治時代、膨らんだ石垣が突然崩れた記録が残っている。

明治22年、27年、28年に大きな地震があった。どの地震で石垣が膨らんだのかはわかっていないが、明治30年に膨らんだ石垣が突然崩れたのである。

現在、熊本城には膨らんだ石垣が多数ある。これらは今必死に持ちこたえている。どうか崩れる前に復旧してほしい。

 

 

 

 

 

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