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くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本地震後、初の修学旅行でサプライズ

2017年04月05日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

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毎年春と秋はたくさんの修学旅行生が熊本城を訪れます。

でも、昨年2016年4月の熊本地震で春の修学旅行はすべてキャンセルに。

そんな中、7月12日、鹿児島県阿久根市の折田小の児童17人が熊本城を訪れました。 

(2016年7月13日付   熊本日日新聞) 

これは嬉しかったですね。

昨年の7月時点で、修学旅行で熊本に行くと決めるのは学校側も大変な決断だったと思います。

だから余計に嬉しく・・・。

 

 

(2016年7月12日撮影)

当会のガイドが熊本城を案内したのですが、地震後初の修学旅行ということでマスコミが多く、これには私もびっくり。

 

 

マスコミの皆さんはどこまでくっついてきます。

でも、児童はマスコミを気にすることなく、ガイドの話しを聞いたり、傷ついたお城に釘付けです。

 

 

そして、なんと最後にはサプライズ

くまモン登場(^○^)

これには児童も大喜び。

 

写真撮影後はくまモンと手を繋いだり、じゃれ合ったり・・・。

 

 

くまモンもすごく楽しそうでニコニコ。

 

この日の出来事は私は本当に嬉しかったです。

熊本城に子どもの笑顔は本当によく合います。

地震後、沈んでいた熊本城が、児童の訪れで一気に明るくなり、ここに居たみんなが笑顔になりました。

 

2016年の春は修学旅行のキャンセルが相次ぎましたが、秋は例年通りたくさんの児童が訪れました。

今の熊本城を子どもたちに見てほしい。崩れた石垣、倒壊した櫓などを見てほしい。

この春もたくさんの修学旅行生がやってきます。私たちガイドは今伝えなくてはいけないこと、伝えたいことをしっかり話ししたいと思います。

たくさんの生徒たちに出会えるのを今から楽しみにしています。 

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

無料で熊本城を1時間位ご案内致します。
お一人様でも、グループ(7~8名)でもご利用いただけます。どうぞご利用下さい。

城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



熊本市内のご希望場所へのご案内は事前のご予約をお願いいたします。
ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

熊本市中央区二の丸1番1-3 
   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
電話 096-356-2333


2016年6月10日から飯田丸五階櫓の緊急工事始まる

2017年04月04日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

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お城前駐車場の石垣撤去に続き、次に始まったのが、飯田丸五階櫓の緊急工事です。

熊本地震の本震で石垣が崩れ、一本足の角石で飯田丸五階櫓を支えています。

櫓の重さは約35トン。一本足の角石は約17トンを支えており、このままでは余震や台風で崩落のおそれがあるので2016年6月10日緊急工事が始まりました。 

(2016年6月17日付  熊本日日新聞) 

 緊急工事が始まったことを知り、少しホッとしました。

一本足をいつまでもこのままにしていたら、いつかポキッと折れてしまいそうで、見ていると辛かった。

だから、無事工事を終わることを祈るのみでした。

 

 

2016年5月18日 市役所14階展望所から撮影

城内に入れないし、このころは新緑の季節で葉っぱが生い茂り、城内の様子が全然わからず、時間をみつけては市役所14階展望所に行っては飯田丸五階櫓を見ていました。

なんて強いんだろう。一本の石垣で櫓を支え、この強さは心打たれました。

この姿を見ていると私も頑張らなくてはと勇気をもらいました。

それと同時に、どうか早く工事をし、一本足の石垣を助けてほしいという気持ちが強かったです。 

 

2016年5月27日 城見櫓さんより撮影

地震の影響で2016年7月まで休業していた城見櫓さん。

休業中も最上階の6階のお部屋を開放してくださり、何度もここから城内の様子を見させていただきました。

今はお店も再開され、無料開放は終わりましたが、時々熊本城を見学後にお食事されるお客さんをこちらまでご案内することがあります。

それは地震前と同じパターンで、熊本城の修復は始まったばかりですが、私たちガイドと城見櫓さんとの関係は以前のように戻りました。

ちょっとしたことだけど、そのちょっとしたことの積み重ねが復旧に繋がると信じています。

 

2016年7月29日 市役所14階展望所より撮影 

無事、緊急工事終了。

緑の腕(借受構台)が飯田丸五階櫓をしっかり抱きかかえました。

本当によく耐えました。一本足の石垣は。

これらの作業は真夏の暑い中で行われ、関係者も大変だった思います。でも、無事終わり本当によかった。

大林組のみなさん、ありがとうございます。

 

 

今年2017年は飯田丸五階櫓石垣復旧工事がはじまります。

緑の腕も撤去され、櫓も解体されます。

ここは今年も変化するので、じっくり見て記憶に残したいと思います。

 

 

空の上の清正公と飯田覚兵衛さんは現代の工事風景を見て、どんな感想を言うんだろう。

ふたりで驚くかな? 絶対に驚くだろうな。だって、ふたりには見たこともない重機を使い、400年前とは全然違うやり方で行われるんだろから。

感想を空の上から送ってほしいなー。 

 

 

 

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2016年6月7日、お城前駐車場の崩落石垣の撤去始まる

2017年04月03日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年4月の熊本地震以降、熊本城有料区域にはまったく入ることができず、城内で何が行われているのかまったくわかりませんでした。

そんな時、お城前駐車場で地震で崩落した石垣の撤去作業が2016年6月7日から始まりました。

運よく、たまたまこの現場に立ち会う? 立ち会うという表現はヘンか。

運よく、たまたま工事作業を見ることができ、はじめて石垣の撤去作業を見ることができました。 

(2016年6月8日付   熊本日日新聞)

熊本城は地震で50ヶ所で石垣が崩落しました。

それにより、近隣にも迷惑をかけてしまいました。

このお城前駐車場もそうです。

石垣が崩れ落ち、石が駐車場内まで入り込みました。

 

(2016年4月27日撮影)

地震で崩落した石垣はお城前駐車場のフェンスを倒し、転げ落ちました。

熊本城の東側にある高さ10メートルほどの石垣で、幅数十メートルにわたって崩れました。

 

(2016年6月7日撮影)

石垣の撤去がはじまりました。

関係者が石一つ一つに白いペンキで番号を記し、重機を使いトラックに乗せ、棒安坂横の広場に移動させます。

 

 

(2016年6月7日撮影)

棒安坂横の広場に一つ一つ並べられます。

 

(2016年6月7日撮影)

石に番号が付いています。しばらくはここでゆっくり休んでもらいましょう。

いつもの場所からちょっと離れてしまったけど、みんなと一緒だから寂しくないよね。

少しの間我慢してね。必ず元の場所に戻すから。

 

 

(2016年6月9日撮影)

石垣が撤去され、大型土嚢が並べられました。

 

 

(2016年9月17日撮影)

昨年の夏、城内のブルーシートが白いシートに替えられました。

お天気のいい日は白いシートがまぶしいです。

 

地震によって崩れた箇所は撤去作業がはじまると、全然違う姿になります。

そして、今後石垣の積み直し作業が始まれば、また違う姿になります。

復旧までの変化を一つ一つ記憶にとどめたいと思います。 

 

 

 

 

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2016年6月8日、加藤神社への通行規制が解除

2017年04月02日 | 熊本地震後の熊本城

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2016年4月の熊本地震で熊本城の至るところで規制線が張られ、そして通行止めになっていました。

だから、加藤神社への通行解除は本当に嬉しかった。

加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(1)

加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(2)

加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(3)

加藤神社、車でも徒歩でも参拝できるようになりました(4)

嬉しくて、嬉しくてブログは4記事も書いてしまった(笑)

 

(2016年6月12日付  熊本日日新聞) 

 

加藤神社のおかげで、天守閣を間近に見ることができます。

熊本地震で天守閣まわりには何本のも地割れが。

でも、加藤神社は大丈夫でした。

清正公が守ってくれたのかな。

そのおかげで地震で多少傷つきましたが、それでもどっしりと建っている姿を多くの人に見てもらうことができます。

 

ですが、ですが、この姿が見えるのもあと少しです。 

いよいよ修復工事のために、天守閣にシートが掛けられます。

【シートで覆う期間(予定)】
1、大天守  平成29年5月~平成31年1月まで(約1年8ケ月)
・GW前に足場設置に入り、GW後にシート設置を予定
・7月頃に全体をほぼシートで覆う予定
2、小天守  平成29年8月~(工事の進行により別途お知らせします)
・8月から足場設置に入り、順次シート設置を予定
・8月以降に全体をシートで覆う予定

シートに覆われると、天守閣の修復工事が終わるまで見ることができません。

この光景もいよいよ終わりに近づいてきました。

ご自分の目で見たい方はお早目にお越しくださいませ。

 

 

次、天守閣が見えるのは修復が終わってからです。

美しい天守閣が戻ってきます。

でも、1年8か月も天守閣が見られないなんて・・・。

そんな日々に耐えられるだろうか。 

 

 

 

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細川忠利公は用心深く、用意周到

2017年03月31日 | 熊本地震後の熊本城

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熊本城は加藤清正公が築城。

これは有名なので誰もが知っています。

ただ、その後については知らない人も多いです。

清正公亡き後は、息子の忠広公が跡を継ぐんですが、この時に幕府から改易されます。

そのあと、肥後に入国したのが細川忠利公です。 でも、いまいち知名度が・・・。

お客さんに『細川忠利公を知っていますか?』と聞くと知らないという人が多く。

『お父さんが忠興公、お母さんがガラシャさんです』というと、『ガラシャの子なの!』と返ってきますが、その後は、『ガラシャって熊本に来ていないよね?』なんてお客さんは忠利公よりもガラシャさんに興味を示します。

 

でも、忠利公のおかげで今日の熊本城があることを忘れていけません。

忠利公は1632年に肥後熊本の藩主となります。そのときの熊本城はあちこち傷んでいました。

というのも1625年の地震で火薬庫が爆発し、天守閣や石垣も被災。これらの修復を加藤時代にきちんと終わることなく、忠利公が熊本城に入ります。

忠利公が藩主になった翌年(1633年)にも地震と大雨で本丸東側の石垣が損壊。

忠利公はこれらの修理を、複数の老中に申し出て、少しずつ少しずつ修復していきました。

忠利公が用心深く、そして用意周到に事を進めたことにより、熊本城の修復が進んでいきました。

このときに適当なことをしていたら、400年もの長い間熊本城は維持できなかったかもしれない。

そう考えたら、もっともっと忠利公の功績をたくさんの人に伝えなくては!!! 

 

 

 

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