Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

帯色がよりリアルに~KATO E231系「常磐線・上野東京ライン」の話

2020-09-09 11:55:18 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんにちは

毎度お馴染みKボーイでござる

この趣味ををやっていますと、
実車は嫌いでも、鉄道模型(Nゲージ)となると話は別
ということがよくあります

「○○○系(好きな車両)と並べるんだ」
と称して本来好きでもない車両が入線してしまう。
鉄道に興味の無い方にとっては実に呆れたお話ですが、Nゲージをやっている読者の皆様方ならご理解頂けるかと

今回は、そんな車両のお話となります

という訳で、


「東海道線直通」とは…E231系0番台常磐線・上野東京ライン仕様のお話になります

2016年11月出荷で、発売から間もなく4年が経ちます。
量販店では在庫をあまり見かけなくなりましたが、2020年9月現在でもKATOオンラインショップに在庫があるので、それが無くなったら再生産、あるいは更新車の発売だと思います

入線から時間が経過し、2020年9月にはE531系 常磐線・上野東京ライン仕様の再生産などを控えております。これを機会に記事のリニューアルをいたします。

◎模型の概要◎
この製品のプロトタイプは松戸車両センター所属の
・マト113編成(10両基本編成)
・マト132編成(5両付属編成)
になります

〇製品構成は以下の3種類です。
品番10-1337「E231系 常磐線・上野東京ライン 6両基本セット」
車種構成

1号車 クハE230-68
6号車 サハE231-191
7号車 モハE230-123
8号車 モハE231-123(動力車)
9号車 サハE231-190
10号車 クハE231-68

品番10‐1338「E231系 常磐線・上野東京ライン 4両増結セット」

車種構成

2号車 モハE230-124
3号車 モハE231-124
4号車 サハE231-193
5号車 サハE231-192

品番10-1339「E231系 常磐線・上野東京ライン 5両セット」

車種構成

11号車 クハE230-67
12号車 モハE230-122
13号車 モハE231-122(動力車)
14号車 サハE231-189
15号車 クハE231-67

製品構成は以上です。

3種類全部買えば、


見事な15両編成の出来上がります

〇付属品
付属品は基本セットと5両セットにあります。
内訳は
・屋根機器(信号炎管と列車無線アンテナ) 2個
・行先表示シール 1枚
・消灯スイッチ用ドライバー 1個
になります。KATOの209系・E217系・E231系シリーズで一般的な付属品ですね


屋上機器と消灯スイッチ用ドライバーはこのような小袋に入っております



行先表示シールはコチラ

シールの収録内容は
「1630H 上野東京ライン東海道線直通/(側面のみ)上野経由品川」
「1591H 上野東京ライン常磐線直通/(側面のみ)東京経由取手)」
「1745H 成田(10両用)/我孫子・成田(5両用)/(5両用側面)我孫子」
「1084H 上野」
になります

〇その他主な仕様
・帯色をより実車に近いイメージの色味に変更
・前面窓に編成番号表記を追加
・ベビーカーマークの追加
・全車ボディマウントタイプのKATOカプラー伸縮密連形を装備(クハE230-68の先頭部はダミーカプラー)
・床下は機器更新前の姿

実車は103系置き換え用に2002年に登場したE231系通勤タイプでは最長の15両編成で運用される車両です。2002年の登場から以来、常磐快速線・成田線で活躍していましたが上野東京ライン開業後は東海道線にも入るようになり、

夕ラッシュの東京・新橋駅で東海道線を待ってるとなんだかんだとでやってくる
「品川」と表示した腹立たしいぐらいガラ空きの青緑色の畜生でございます

「畜生」とはずいぶんな言葉ですが、想像してみてください。
横浜方面の電車を待つ乗客で一杯の東京駅9・10番線ホーム。
仕事帰りの疲れた体で列車を待っている時に来るんですよ目の前に。
そんな時、電車が語りかけてくれる気がするんですよ

クスクス、乗る?
乗っても品川しか行かないよ。
後続の電車は向かいの湘南ライナー小田原行だよ、お金かかるし横浜停車しないねぇ?
それとも京浜急行の品川始発でも乗りかえる?

え、水色の電車(京浜東北線)に乗る?
今度の電車は蒲田行だよ。東京23区から出ないねえ。

とか言ってる割にそんな畜生な電車の模型を買ってきたものだから、いなば路快速氏にツンデレ認定を受けました

◎帯色の変更具合◎
今回の上野東京ライン仕様ですが、「主な仕様」で述べた通り旧製品から青緑の色味が変わりました。
実際にどのように変わったか見てみると、


左が今回・右が旧製品です。
旧製品よりも青緑がパステル調・かつ青みのある色調になっています。
黄緑もやや淡い色に変わっています


同じく側面での比較

このように帯色はかなり印象が変わりました。
正直発売前は従来品と大差ないだろうと思ったら、想像以上でした

ちなみに、2017年4月に209系500番台の中央・総武線仕様が発売され
コチラも帯色が変更になっています
よろしければ、どうぞ→コチラ

◎そのほか細かい所◎
続いて、帯色以外の細かい所を見ていきましょう。

まず、ライト点灯はこんな具合です。
光源は白色LEDです。プリズムに着色することでヘッドライトの色を出しており、やや黄色っぽい色が特徴です。

なおKATO E231系は3000番台八高線仕様から電球色LEDを採用しております。
あくまで私の予想ですが、この常磐線・上野東京ライン仕様も次回の生産からは電球色LEDが採用されると思います。

続いて側面です。


クハE231-68



モハE231-123



モハE230-123


モハE231-124のVVVFインバータ。非常に細密に再現されています

なお、今回から先頭車の号車表示の下に

ベビーカーマークが追加されています

次に屋根上です。


パンタグラフはお馴染みPS33、クーラーは横がFRP製のAU725です

屋根の次は足回りを見ていきます。台車はコチラです。


モハ用台車とクハ・サハ用台車で作り分けています

動力車の台車ですが、

5両セットの動力車 モハE231-122(左)は併結運転を考慮して、「トラクションタイヤなし」になります

足回りの話は以上です

ところで、製品の説明書には少し誤植があります

編成図をよーく見てみると

9号車の「サハ」E231-190が「モハ」になっています。
まあ、この程度の誤植なら正しい表記を察することができると思います

◎車両整備のお話◎
例によって付属品の取り付け等を行います。行先表示シールや屋上機器の取り付けは説明書通りで何ら問題はありません。

模型では、運転台パネルと乗務員室仕切りを塗装します。

GMカラーNo14「灰色8号」で全体を、運転台パネルはタミヤエナメルのつや消し黒で塗装します

今回は先頭部の連結器を交換します。
製品状態ではフック付きのKATOカプラー密連形を装備していますが、これを最新のフックなし新型カプラーにします

基本的にホビーセンターカトー製品の
品番28-250-2「KATOカプラー密連形#2 新性能電車前面用・青灰(1段電連付)」を用意すればよいのですが、

私は手持ちのE353系のASSYパーツを使います。
中身としては同一ですが、品番28-250-2の方が8両分入っていてお得になります

交換方法はボディと床下を分解し、さらにスカートをはずして、カプラーとカプラー受け部分を分解します。あとは新カプラーとカプラー受けを組み合わせて床板に組み付けるだけです。

スプリングや板バネがない構造なのでそんなに難しくはありません

交換後はこの通り。


左が交換後、右が製品状態です。
電連を模したフックから、電連パーツになったのでリアルになりましたね

関連製品のE531系は次回の生産から、先頭部が新カプラーに切り替わるそうです。このE231系常磐線仕様も切り替わるのでしょうか?

さて、行先表示は、

「1745H 我孫子・成田」に交換しました

なお、ローマ字が緑色なのは上野始発の場合で、上野東京ラインの場合は

ローマ字もオレンジ色で表示されます。
しかし、ローマ字が緑色の誤表示状態で走っているのを何回か見たことがあるので、上野東京ラインではないとは言い切れませんね。

◎主な車両の紹介


1号車 クハE230-68(基本セット)
上野・品川方先頭車です。
先頭部は電連なし。模型でもダミーカプラーです



2号車 モハE230-124(増結セット)
パンタ無しの電動車でSIVやコンプレッサーを搭載する車両です



3号車 モハE231-124(増結セット)
パンタグラフとVVVFインバーターを搭載した電動車です



4号車 サハE231-193(増結セット)
中間付随車で床下もスッキリ

5号車 サハE231-192(増結セット)
6号車 サハE231-191(基本セット)
は省略します



7号車 モハE230-123(基本セット)



8号車 モハE231-123(基本セット)
模型では動力車になっています。また実車が弱冷房車なので、同シールが印刷済です

9号車 サハE231-190は省略



10号車 クハE231-68(基本セット)
取手・成田方先頭車です。
先頭部の連結器は新カプラーに交換しています

付属5両編成は省略

車両紹介は以上です

◎まとめ◎
ここまでいろいろお話しましたが最後にまとめです
今回のKATO E231系常磐線・上野東京ライン仕様は、帯色が変わったのが最大の特徴です。色の好みは人で難しい所はありますが、青緑は旧製品よりも良くなったと感じました。模型の色を途中で変えるというのは大変勇気のいることですが、それを実行したことに敬意を表します。

実車は更新工事が進み、模型も更新車が発売される頃合いです。この仕様が欲しい場合はお早目の購入をお勧めします。

以上です

関連記事:

E531系 常磐線・上野東京ライン仕様→コチラ

KATO E231系シリーズ
500番台 中央・総武線の話→コチラ

500番台 山手線初回ロットの話→コチラ

3000番台 八高線・川越線の話→コチラ

修正記録:
2016年12月4日投稿
2020年9月9日修正

 

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2 コメント

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Unknown (える)
2019-09-19 23:48:24
初めまして、いつも記事を拝読しております。一点質問なのですが、旧製品と上野東京ライン仕様で窓ガラスの色味(グリーンガラスの色の濃さ)に違いはありますでしょうか?
返信する
ガラスの色 (Kボーイ)
2019-09-21 23:03:22
える様、コメントありがとうございます。

ご質問にお答えしますと、手元にある車両を見る限り、旧製品と上野東京ライン仕様で、ガラスの色に顕著な違いはないように見受けられます。

窓ガラスに限らず、違いが出るのは帯色と標記の印刷ぐらいで、それ以外は同一仕様と考えて差し支えないと思います。

このような回答でよろしいでしょうか。

また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
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