こんにちは
毎度おなじみKボーイです
昨日の記事(→コチラ)をご覧になった方はご存知かと思われますが
また、買ってしまいました
モスグリーンの特急電車です
そうです!
KATOの11月新製品の中で一番の目玉
「10-1434 189系 グレードアップあさま 5両基本セット」
「10-1435 189系 グレードアップあさま 7両増結セット」
になります
例によって、色々解説していきます
まずは実車の話
信越本線の碓氷峠区間に区間に対応した直流特急電車である189系ですが
高速バスとの競争を背景に、JR化後の平成2(1990)年から、
指定席のグレードアップを図ったのがグレードアップ車になります
今回の模型のプロトタイプは長野総合車両所のN206編成で
モハ188の偶数寄り第2パンタグラフを撤去した、
平成7~9(1995~1997)年頃の姿になります
手元にある『JR電車編成表』1994年夏号を見てみると
第2パンタグラフの撤去が始まった時期のようで
N206編成まだ施工されていないことがわかります
なお、N206編成の両先頭車は
豊田車両センター所属にする国鉄特急色のM51編成として
2017年現在も健在です
さて、グレードアップ編成の特急「あさま」は通常11両編成ですが、
増結用のサロ189-1(増結6号車)が存在し
今回の製品でも特別企画品で発売しましたが購入しませんでした
ひとまず、先頭車を細かく見てみましょう
まずは前頭部のサイドビューから
先頭車のスノープロウの取り付け済みで
「ASAMA」ロゴや号車表示もキレイに印刷済みです
行先表示は「特急あさま 長野」が印刷済み
好みに応じて付属のシールで交換可能です(後述)
変換式ヘッドマークは「あずさ」「あさま」「ホームライナー」です
ヘッドマーク部分にガラスが入りましたが
ボディの内側ではなく、外側からはめ込まれていて
初めての試みのせいか初見では妙な違和感を感じます
屋根上
無線アンテナの配線まで再現されています
側面ガラスは薄いクリアブルーです
ここからは先頭車以外の車両についても述べていきます
普通車の内装は紫色で成形
もちろん
グレードアップ車(左)と通常車(右)で作り分けています
一方のグリーン車は
2+1シートが再現されています
電話アンテナも取り付け済みです
モハ188に関しては製造時期による
細かい違いも作り分けています
妻面を見ると
左は配管がすべて妻面に露出しているのに対して、
右は一部配管(高圧線引き込み用)が埋め込みになっています
これは右の車(モハ188-22)が、1975年に製造された
モハ188-1~30をプロトタイプとしているからです
※貫通扉の窓の大きさは
グレードアップ車(左)と非グレードアップ車(右)の違いです
そして
クーラーのランボードも形態が違います
奥がモハ188-30までの車両
手前が-31以降の形態となります
余談ですが、TOMIX製の189系「あさま」は
全てモハ188-30までのプロトタイプとしています
そして付属品は、
トレインマーク変換用のドライバーと、
行先表示シールになります
ステッカーの内容は
「特急あさま 上野」、「特急あさま 妙高高原」、「特急あさま 直江津」
「特急あずさ 新宿」、「特急あずさ 松本」、
「大宮」、「古河」、「鴻巣」になります
もちろん、大宮、古河、鴻巣は「ホームライナー」用です
これだけの出来ですが、付属品は殆どない
シールも行先を変えたい場合以外は必要なし
楽で良いと思う一方で、弄る楽しみがないですね
例によって車両紹介
〇基本セット
1号車 クハ189-508
上野方先頭車でEF63が連結される側です
4号車 モハ188-35
パンタグラフを搭載する電動車です
5号車 モハ189-35
主制御器と主抵抗器を搭載する電動車
模型ではコチラが動力車になっています
6号車 サロ189-108
グリーン車ですが100番台は電動発電機とコンプレッサーを搭載
グリーン車なのに振動と騒音をまき散らすのはどうよ?
11号車 クハ189-10
長野・直江津方先頭車で、こちらは非グレードアップ車で
側面窓が大型化されていません
〇増結セット(一部車両省略)
2号車 モハ188-31
3号車 モハ188-31
モハ188-49とモハ189-49は省略
9号車 モハ188-22
自由席のため、非グレードアップ車です
10号車 モハ188-22
こちらも非グレードアップ車です
いつものように長々と説明しました
碓氷峠廃線から20年の今年、
KATOの189系あさま色の決定版が、やっと登場しました
KATOの189系あさま色は
過去製品化の際に色々と事件があったようですが
今回は発売の遅延程度で無事に済んだようです
以上です
追記:2018年7月に
小窓編成(非グレードアップ車)を発売したけど
KATOさん、やっちまったなあ
→コチラ
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