2/14(水) 京都牝馬Ｓの展望

　

　今日は土曜の重賞レースを検討してみます。東京のダイヤモンドＳはハンデ戦ですが出頭数が少ないので、明日に回して、今日は京都の京都牝馬Ｓを見ていきます。芝1400に条件変更してからの8年間では、①人気が6連対と、わりと堅めのレースが続いていますが、①人気馬が来ない年は他の上位人気馬も崩れて高配当となっています。今年の①人気は、おそらく「あの馬」で決まりという感じですが、堅い決着となるのでしょうか、それとも、よもやの大波乱が待っているのでしょうか。

 

京都牝馬ステークス【2024年2月17日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

京都牝馬ステークスの過去10年データ、好走馬一覧（2024年2月17日京都11R） | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

　距離が1600から1400に変更された2016年以降の8年間について、3着以内馬の傾向を、以下に見ていきます。

 

1）前走（ステップ）※（　）内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順

　〇ターコイズＳ　　　5頭　（ソーダズリング④4着）

　〇阪神Ｃ　　　　　　2頭　（ロータスランド⑩6着）　

　〇京都金杯　　　　　2頭　（※該当なし）

　〇リゲルＳ　　　　　2頭　（※該当なし）

　〇六甲アイランドＳ　2頭　（※該当なし）

　〇石清水Ｓ　　　　　2頭　（※該当なし）

　

　ちなみに、前走との間隔で最多は、中8週で、その前後を含めた中7～9週の馬が半数を占めています。他のレースに比べると、中3、4ヶ月も目に付く感じで、総じて間隔の短い馬よりも間隔を開けている馬の方が好走する傾向です。今回のメンバーで中7～9週なのは、スリーパーダ、ソーダズリング、ドロップオブライト、ムーンプローブ、ロータスランドです。

 

2）年齢　※頭数は延べ数

　〇4歳　7頭　　　〇5歳　12頭　　　〇6歳　5頭　　　〇7歳以上　なし　　　

 

　5歳が最多で、この8年で連を外した年はありません。7歳以上の連対例はありませんから、去年とおととし、1・3着だった7歳のロータスランドが3年連続で馬券に絡むのは、データ上は、やや苦しい感じです。

 

3）血統

　父系は半数がサンデー系で、キンカメ系が少々というところでしたが、ここ2年はロベルト系が来ています。サンデー系には一目置くとして、ここでは、父ロベルト系の馬を拾っておこうと思います。

 

〇父ロベルト系（エピファネイア、スクリーンヒーローなど）

　・ウインシャーロット：父スクリーンヒーロー／母父ジャングルポケット（トニービン子）

　・テンハッピーローズ：父エピファネイア／母父タニノギムレット（ロベルト系）＊

　・ムーンプローブ：父モーリス／母父フジキセキ（サンデー系）

　・ロータスランド：父Point of Entry／母父Scat Daddy（ノーザンダンサー系）

　　＊クロス：サンデーサイレンス4×3　ロベルト4×4

 

 

4）JRAホームページのデータ分析

　JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。

（データ分析：京都牝馬ステークス　今週の注目レース　JRA）

　　①重賞好走歴（2着以内）のある5歳馬が有力

　　②前走重賞大敗（6着以下）馬の巻き返し

　　③関東馬に注意

　　④外目の枠が好走

　①と③を満たすのがコムストックロードとプレサージュリフトです。前者は穴に一考というところでしょうか。

 

5）宮田式バイオリズム

　最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。

　・コムストックロード　　　2・3・1・17

　・ゴールドエクリプス　　　4・1・1・5

　・シングザットソング　　　2・1・1・5

　・スリーパーダ　　　　　　3・2・1・7

　・ソーダズリング　　　　　2・2・0・3

　・ドロップオブライト　　　4・3・2・6

　・プレサージュリフト　　　2・1・2・4

 

6）結　論　　

　このメンバーでモズメイメイやシングザットソングが斤量57㌔なのに、ナムラクレアが56㌔というのは、何かの間違いではないかと思ってしまいますが、ナムラクレアにとって、これはずいぶん恵まれた感じです。ここを叩いて本番の高松宮記念に向かうでしょうが、①人気はまずまちがいないところです。休み明けも走るタイプなので、この馬を主軸とするのが大方の見方でしょう。3着を外すということもちょっと予想できません。ただ、週中から本命予想では、おもしろくないので、ここはあえて別馬を◎にしたいところです。データ的には前走ターコイズＳ4着のソーダズリングも有力候補の一頭だと思います。ふりかえれば、まだブレイク前（4連勝の前）のエルトンバローズに、未勝利戦で2馬身半差をつけて完勝しています。その後フローラＳは2着でしたが、オークス8着、ローズＳ8着は、距離適性のちがいと見れば、許容範囲でしょう。ナムラクレアの他にも、ロータスランドやメイケイエール、プレサージュリフトなど難敵揃いですが、一番伸びしろがあるのはこの馬だと思っています。難点を言えば、毎度のことで恐縮ですが、武が乗ることですかねぇ（笑）。馬券の主軸にするとだいたい外れますんでねぇ。ほんと、この馬券相性はどうしようもないので、来なくてもあしからずと、最初から謝っておきましょう（笑）。あと、先週のひも穴予想3着に気をよくして、穴候補を挙げれば、テンハッピーローズとゴールドエクリプスの2頭はちょっと警戒が必要と思います。

　ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日も無事な一日でありますように。