Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

4/29(月) NHKマイルCの展望①

2024-04-29 | 分析
 昨日の春天はテーオーロイヤルの強さだけが目立ちました。「二強対決」は往往にして片方がコケますが、ドゥレッツァの15着は世代の実力差ではちょっと説明がつかない大敗です(軽度の熱中症という話もありますが)。菊花賞馬ではアスクビクターモアも春天で11着と大敗し、放牧先で熱中症で死亡するという悲惨な例もありました。くれぐれもそんな事態にならないようにと願います。それにしても昨日の菱田くん、横綱競馬でのGⅠ初勝利、見事でした。みんなそれぞれのストーリーをもってますね。
 昨日は、馬券の方は東京のスイートピーSが獲れたくらいで、春天はサリエラが失速、香港のチェアマンズSPもビクターザウィナーが失速と、全然冴えないで終わりそうでしたが、ほんの出来心で香港のチャンピオンズマイルに手を出して、3着になったヴォイッジバブルから日本馬を除く6頭に流して三連勝負をしたら、これが何と大的中して、鉄板と見られていたゴールデンシックスティが4着だったので、三連複22,590円、三連単266,310円もついてラッキーなことになりました。時間をかけて予想して惨敗するかと思えば、こんな「軽薄」な馬券が当たってしまうんですから……。でも、こんなんでスタンスを崩すといけないので、気を引き締めていこうと思います。競馬の神様はほんと気まぐれです。
 
 今日は今度の日曜の東京メイン、NHKマイルCを検討してみます。例年にもまして好メンバーがそろった印象です。
 
 
 所要でこの後出かけることになっていて、時間がないので今日は半分だけにしておきますが、まずは持ち時計から見ておきます。桜花賞2着のアスコリピチェーノの時計が秀逸ですが、東京コースになってどの馬が台頭してくるでしょうか。
 
1)持ち時計
 去年は雨で稍重のレースになりましたが、過去10年、ほぼ良馬場で施行されていて、去年を除いた勝ち時計の平均は、全体時計で1分32秒6、上がり脚の平均が34.26です。去年は稍重で、勝ったシャンパンカラーの時計が1分33秒8で34.4秒でした。時計が最も速かった2021年は、シュネルマイスターが1分31秒6、34.0で走っています。週中は雨が降るようですが、日曜は馬場が乾きそうですので、1分31秒台に迫る好時計が出そうです。
 今回のメンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は人気順)。
 
 ・アスコリピチェーノ  04/07阪神 桜花賞     ①2着 1分32秒3 33.5
 ・キャプテンシー    01/06中山 ジュニアC   ②1着 1分32秒5 34.6
 ・イフェイオン     04/07阪神 桜花賞     ⑧11着  1分32秒9 34.2
 ・チャンネルトンネル  01/06中山 ジュニアC   ⑤2着 1分32秒9 34.7
 ・ポッドテオ      01/06中山 ジュニアC   ①3着 1分33秒1 34.8
 ・アルセナール     02/10東京 クイーンC   ③2着 1分33秒2 34.0 
 ・ディスペランツァ   03/10阪神 1勝クラス   ③1着 1分33秒4 33.1
 ・ゴンバデカーブース  10/07東京 サウジRC   ③1着 1分33秒4 33.5 
 ・マスクオールウィン  04/07阪神 桜花賞     ⑬14着 1分33秒5 34.2
 ・エポックビーナス   03/02阪神 チューリップ賞 ⑭5着 1分33秒6 35.1 
 ・ボンドガール     10/07東京 サウジRC   ①2着 1分33秒7 34.1
 ・シュトラウス     10/07東京 サウジRC   ②3着 1分33秒7 34.3
 ・オメガウインク    01/13中山 菜の花賞    ④6着 1分33秒7 34.3
 ・ジャンタルマンタル  12/17阪神 朝日杯FS   ①1着 1分33秒8 34.8
 ・アレンジャー     04/13阪神 アーリントンC ⑮2着 1分34秒1 32.9
 
 参考までに2021年の上位3頭の前走も見ておきます。
1⃣シュネルマイスター   03/07中山 報知弥生D記念 ②2着 2分02秒2 34.5
2⃣ソングライン      04/11阪神 桜花賞     ⑦15着 1分33秒1 35.0
3⃣グレナディアガーズ   03/20中京 ファルコンS  ①2着 1分20秒1 34.9   

 アスコリピチェーノが最上位ですが、時計的にこれに迫るのはディスペランツァゴンバテカーブースでしょうか。あとはNZT2着のボンドガールが舞台が東京に替わってさらに躍動できるかどうかといった構図かと思います。かなりハイレベルな一戦になりそうです。

 過去10年のレースで3着以内に入った馬たちの前走(ステップ)を確認しておきます。

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

アーリントンC   7頭ディスペランツァ①1着 アレンジャー⑮2着
              チャンネルトンネル④3着 ポッドテオ⑦5着) 
〇ニュージーランドT 6頭エコロブルーム③1着 ボンドガール①2着
              ユキノロイヤル⑨3着 オーサムストローク⑩8着 ほか) 
〇桜花賞       4頭アスコリピチェーノ①2着 イフェイオン⑧11着
                 マスクオールウィン⑬14着)
〇皐月賞       4頭ジャンタルマンタル③3着 ウォーターリヒト⑰16着)
〇ファルコンS    2頭ダノンマッキンリー⑦1着 ロジリオン②5着
                 シュトラウス③9着) 
〇毎日杯       2頭ノーブルロジャー①2着

 ちなみに、レース間隔で多いのは、中2・3週で、前走でトライアル戦かGⅠ戦を叩いている馬が2/3を占めています。

 時間切れなので、ここまでにしておきますが、今のところ、アスコリピチェーノとジャンタルマンタルの対決にディスペランツァとボンドガール、それに、久々のゴンバテカーブースがどこまで迫るかといった構図が基本形と思われます。

 今日はこんなところで……。どうか一日無事でありますように。


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