6/10(月) マーメイドＳの展望

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　昨日のレースの反省からですが、昨日の二重賞は最重量馬がともにがんばりました。函館スプリントＳは他馬より2㌔も余計に背負ったウイングレイテストが2着に粘り込みました。これにはちょっと驚かされたというか、同馬を見直しました。マイルで頭打ちの状況でしたから、7歳とはいえ1200で新境地発見となると、ＧⅠはともかく、ＧⅡではおもしろい存在になりそうです。①人気のアサカラキングは直線で失速し、9着と意外な大敗を喫しました。追い切り評価が高かっただけに体調が悪かったとは思えませんが、スタートで出負けして無理にハナをとりに行って脚を使いすぎたせいでしょうか。小雨の函館の馬場が合わなかった可能性もあります。私が朝予想で推したサウザンサニーは内目を衝いていい脚で伸びてきましたが、届かずの4着。同世代の3着ビッグシーザーにクビ差及びませんでしたが、opクラスでもけっこうやれそうな感触は得られました。今後さらに末脚を磨けば、エイシンスポッターのような怖い差し馬になるかも知れません。楽しみな存在です。あと東京のエプソムＣもありましたが、こちらは略します。

 

　さて、今日は今年は京都のレースとなったマーメイドＳを検討してみます。例年二桁人気馬が馬券に絡む「伝統」の牝馬戦です（穴党のみなさん、おまちそうさまでした！）。今年は今のところ24頭も登録されていて、1/3も除外が見込まれる「狭き門」となっています。今年はどんな馬が波乱を呼ぶのか、過去10年の3着以内馬のデータをもとに予想検討してみます。

 

マーメイドステークス【2024年6月16日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

マーメイドステークスの過去10年データ、好走馬一覧（2024年6月16日京都11R） | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1）斤量（ハンデ）　　　※今回の各馬の斤量は今朝の段階ではまだ発表されていません。 

　・５６㌔　　　　　2頭

　・５５㌔　　　　　6頭

　・５４㌔　　　　　6頭　

　・５３㌔　　　　　8頭  

　・５２㌔　　　　　0頭 

　・５１㌔　　　　　5頭  

　・５０㌔　　　　　3頭   

 

2）前走（ステップ）　※（　）内は今回該当する馬で、〇数字は前走の単勝人気順

　〇パールＳ　　　　7頭（ジュリアバローズ③2着　インザオベーション⑥3着

　　　　　　　　　　　　　　　 アグラシアド①4着　ヒヅルジョウ⑧5着　

　　　　　　　　　　　　　　　 アレグロモデラート⑦8着）

　〇福島牝馬Ｓ　　　5頭（コスタボニータ①1着　エリカヴィータ⑪5着

　　　　　　　　　　　　　　　 タガノパッション④6着　エリオトローピオ⑭7着

　　　　　　　　　　　　　　　 キミノナハマリア⑥14着）

　〇京都記念　　　　2頭（＊該当なし）

　〇阪神牝馬Ｓ　　　2頭（ゴールドエクリプス⑧8着）

　〇大阪城Ｓ　　　　2頭（＊該当なし）

 

　ちなみに、間隔で言うと、中3・4週が比較的多く、これに該当するのは、上のパールＳ組のほか、ジューンオレンジ（メイＳ⑦8着）、セントカメリア（都大路Ｓ⑥3着）、タケトンボ（石打特別⑧1着）、ピピオラ（錦Ｓ⑭5着）、ピンハイ（都大路Ｓ②4着）、マリネロ（弥彦Ｓ⑦9着）です。

 

3）年齢　※頭数は延べ数

　〇4歳　10頭　  〇5歳　16頭　　〇6歳　3頭　　〇7歳　1頭　　　　

 

　去年は6歳馬が2頭3着内に入りましたが、全体としては6歳以上が劣勢で、4・5歳世代の争いとなってきました。ジュリアバローズ、タガノパッション、ファユエンら6歳馬はデータ上苦しいところですが。

 

4）血統

　ディープインパクトもいいですが、ステイゴールドやマンハッタンカフェなど、サンデー傍系の方が目立つ印象です。この血統で父系を拾ってみたいと思います。

※サンデー系＝　　、ノーザンダンサー系＝　　、ミスプロ系＝　　、

　ナスルーラ系＝　　、ロベルト系＝　　

　・アレグロモデラート　　：父ハーツクライ／母父Unbridled’s Song

　・インザオベーション　　：父ハーツクライ／母父Exceed And Excel(Danzig)

　・エリオトローピオ　　　：父ゴールドシップ／母父Jade Robbery

　・コスタボニータ　　　　：父イスラボニータ(フジキセキ)／母父Kendor(グレイソブリン)

　・ジューンオレンジ　　　：父ジャスタウェイ(ハーツクライ)／母父シンボリクリスエス

　・マリネロ　　　　　　　：父ゴールドシップ(ステイゴールド)／母父Teofilo(Sadler's Wells)

　・ラヴェル　　　　　　　：父キタサンブラック(ブラックタイド)／母父ダイワメジャー

　

5）JRAホームページのデータ分析

　JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。

（データ分析：マーメイドステークス　今週の注目レース　JRA）

 

　①5歳以上の馬は重賞実績6着以上がほしい

　②4歳以下の馬は前走が京都・阪神・中京

　③前走との間隔中4週以上

　④近年は年明け以降の重賞やopクラスで6着以内の実績

　⑤関西馬優勢：過去7年関東馬は勝利なし

 

　条件に合うのは、4歳ではミッキーゴージャス、5歳ではコスタボニータとピンハイ、6歳ではタガノパッションらです。ハンデ次第ですが、上位人気にはなりそうな馬たちです。

 

6）宮田式バイオリズム◎　

　・アグラシアド　　　　　　3・1・5・5　

　・アレグロモデラート　　　3・1・0・10

　・エリオトローピオ　　　　3・1・1・18

　・コスタボニータ　　　　　5・3・3・6

　・ゴールドエクリプス　　　4・1・1・7

　・セントカメリア　　　　　4・2・1・8

　・ヒヅルジョウ　　　　　　3・1・1・14

　・ピピオラ　　　　　　　　3・0・0・8

　・マリネロ　　　　　　　　3・3・4・7

　・ミッキーゴージャス　　　5・0・0・3

 

7）結　論　　

　まだ斤量差がわかりませんから、本格予想には至りませんが、かりにトップハンデになったとしてもミッキーゴージャスはけっこう強そうです。3連勝の勢いで臨んだ前走のＧⅠ大阪杯はさすがに相手が強かったと思いますが、勝ち馬から1.3秒差ならよく頑張った方でしょう。今回はレベルが2枚以上落ちるでしょうから、斤量を58㌔以上背負わされたら別ですが、まずまず好戦可能ではないかと見ています。コスタボニータは距離1800ならば能力上位ですが、2000ではパフォーマンスが落ちると思っています。あとは、ゴールドエクリプス、ピンハイ、ラヴェル、タガノパッションらが実力上位ですが、軽ハンデが予想される条件馬の中からは、アグラシアドとアリスヴェリテの2頭に着目しておきます。特にアグラシアドは軽量の恩恵で末脚の切れが倍加するかもしれません。

　ということで、不十分な予想となりますが、今のところは

　◎ミッキーゴージャス　〇アグラシアド　▲ラヴェル　△アリスヴェリテ　でまとめておきます。

 

　関東の梅雨入りはもう少し先のようですが、だんだん湿度も上がってきた感じです。今週もどうか無事な一週間でありますように。本日もお読みいただきありがとうございました。