日曜のNHKマイルCは雨中のレースになりましたが、次の日曜も雨予報が出ています。昨日のブログで各馬の持ち時計を比べてみましたが、良馬場でないと、これは的外れで「ご破算」になるかもしれません。雨のヴィクトリアマイルは、過去、ジュールポレールが勝った2018年の一度しかありません。例が少ないので、おとといのNHKマイルも引き合いに出して、「雨でも強い牝馬」、言ってみれば「雨女」の傾向を探ってみようと思います。
まず、2018年のレースの上位3着馬です。稍重でレースが行われました。〇数字は単勝人気順です。
(父) (前走) (稍重以下成績)
(1着)ジュールポレール ⑧ 5歳 1分32秒3 33.3 ディープインパクト 阪牝S⑤5着 0・1・2・0
(2着)リスグラシュー ① 4歳 1分32秒3 32.9 ハーツクライ 阪牝S①3着 0・2・0・0
(3着)レッドアヴァンセ ⑦ 5歳 1分32秒3 33.6 ディープインパクト 阪牝S⑪2着 0・1・0・1
おとといのNHKマイルCは以下のようでした。
(1着)シャンパンカラー ⑨ 3歳 1分33秒8 34.4 ドゥラメンテ NZT⑦3着 0・0・1・0
(2着)ウンブライル ⑧ 3歳牝 1分33秒8 34.0 ロードカナロア NZT⑤2着 0・1・0・1
(3着)オオバンブルマイ ③ 3歳 1分34秒0 34.4 ディスクリートC アーリ⑤1着 1・0・0・0
上にならって、今回のヴィクトリアマイルの出走馬の稍重以下の馬場での成績などを一覧にすると、こうなります。
・アヴェラーレ 5歳 ドゥラメンテ 3勝C② 1着 2・0・0・1
・アンドヴァラナウト 5歳 キングカメハメハ 阪牝S⑦ 5着 0・0・0・3
・イズジョーノキセキ 6歳 エピファネイア 阪牝S⑤10着 0・2・0・5
・クリノプレミアム 6歳 オルフェーヴル 福牝S④ 3着 0・1・0・5
・サウンドビバーチェ 4歳 ドゥラメンテ 阪牝S⑥ 1着 1・1・0・0
・サブライムアンセム 4歳 ロードカナロア 阪牝S⑩ 2着 0・1・0・1
・スタニングローズ 4歳 キングカメハメハ 中山記③ 5着 1・0・0・1
・スターズオンアース 4歳 ドゥラメンテ 大阪杯① 2着 なし
・ステラリア 5歳 キズナ 福牝S⑧ 1着 なし
・ソダシ 5歳 クロフネ マイC② 3着 なし (*ダート重3着あり)
・ソングライン 5歳 キズナ サウジ 10着 0・1・0・0
・ディヴィーナ 5歳 モーリス 阪牝S⑪12着 2・1・1・3
・ナミュール 4歳 ハービンジャー 東京新② 2着 0・0・0・1
・ナムラクレア 4歳 ミッキーアイル 高松記② 2着 2・0・0・0(*すべて不良)
・メイケイエール 5歳 ミッキーアイル 高松記①12着 2・0・0・2
・ララクリスティーヌ 5歳 ミッキーアイル 京牝S② 1着 1・0・0・0
・ルージュスティリア 4歳 ディープインパクト 阪牝S① 6着 0・0・0・1
・ロータスランド 6歳 Point of Entry 高松記④ 6着 3・2・0・1
4歳勢では、阪神牝馬S1着のサウンドビバーチェが特に雨馬場に強そうですので、ソダシやスターズオンアースが相手でも、けっこうやれるかも知れません。たとえ人気になっても狙っていくべきではないかと思います。その他、ロータスランドやナムラクレアが雨が得意なのは周知のとおりですが、ソングラインは晴れでも雨でも両方走りそうですし、ナミュールは贔屓目もありますが、重馬場での5着はエリザベス女王杯のときのものですから、これは距離適性の問題で、父ハービンジャーから言って、東京芝の雨重は「絶好」の舞台になるかも知れません。
ということで、今日は雨馬場を想定した話になりましたが、レースはまだ5日も先の話で、降雨が後ろにずれこんで実際は良馬場ということもあり得ますので、このあたりで止めておくことにします。本日もお読みいただきありがとうございました。やや肌寒い朝となりましたが、今日も一日がんばりましょう。