こちらk-603。 連句をご存知でしょうか?
ここに 一冊の本があります。東 明雅 著 「夏の日」、30年も前に著者からいただいた大切な一冊です。この題は 芭蕉の 「冬の日」 から とられました。
連句には 型 があります。
今はその型は横において、次の句の連なりを味わってください。
ヘアピース取れば若妻少女めき 玄一郎
滝にかかりし円光の虹 明 雅
連句は詩のオーケストラです。
玄一郎 さんが 若妻の匂い立つようなありさまをうたいました。
そこへ、 明雅 先生が 滝にかかった虹の状景を付けました。
二つの句に関係なんてありません。一句一句はどうということはないのですが、二句が連なったときに絶妙なハーモニーが生まれます。
二句の行間にあるみずみずしい雰囲気を感じられたら、あなたはもうオーケストラの一員です。
では、あなたならこの後にどんな句を付けますか? たとえば、
A デジカメの彼をのこらず削除する
B 矢をつがえ ただ一点に空を切る
どちらをとりますか?
Aをとれば、若妻は夫と離婚沙汰にでもなるんだろうかと気になります。それとも、削除したのは昔の彼の画像?
Bをとれば、虹の光が矢に移り飛んで、緊迫した状況が次の句を誘います。
こうして連句は進んでいきます。
やってみると、おもしろいですよ。
いろいろな人がいると、余情がふくらんでとてもおもしろい。
きっと、病み付きになります。
ここに 一冊の本があります。東 明雅 著 「夏の日」、30年も前に著者からいただいた大切な一冊です。この題は 芭蕉の 「冬の日」 から とられました。
連句には 型 があります。
今はその型は横において、次の句の連なりを味わってください。
ヘアピース取れば若妻少女めき 玄一郎
滝にかかりし円光の虹 明 雅
連句は詩のオーケストラです。
玄一郎 さんが 若妻の匂い立つようなありさまをうたいました。
そこへ、 明雅 先生が 滝にかかった虹の状景を付けました。
二つの句に関係なんてありません。一句一句はどうということはないのですが、二句が連なったときに絶妙なハーモニーが生まれます。
二句の行間にあるみずみずしい雰囲気を感じられたら、あなたはもうオーケストラの一員です。
では、あなたならこの後にどんな句を付けますか? たとえば、
A デジカメの彼をのこらず削除する
B 矢をつがえ ただ一点に空を切る
どちらをとりますか?
Aをとれば、若妻は夫と離婚沙汰にでもなるんだろうかと気になります。それとも、削除したのは昔の彼の画像?
Bをとれば、虹の光が矢に移り飛んで、緊迫した状況が次の句を誘います。
こうして連句は進んでいきます。
やってみると、おもしろいですよ。
いろいろな人がいると、余情がふくらんでとてもおもしろい。
きっと、病み付きになります。