久しぶりに近所の本屋(丸善)を覘いたら、坂本龍馬の特集本が何種類も並んでいた。何でも来年の大河ドラマが「龍馬伝」とのことで、岩崎弥太郎の視点から描く龍馬像らしい。ので一冊買って見た。^^
私も二十歳になるかならないかの頃に『竜馬がゆく』を読んで大ファンになったモンである。^^その後も龍馬関係の本を読みあさったよなぁー。^^
二十歳前後の少年(?)青年(?)だった頃は大学生であったが、それまでの高校生の時のように馬鹿やって遊んではいたが、ふと将来のことなど考えると不安になったりしたものである。そんな時期に読んだものだから心に響いてしまったんだろうなぁー。何か問題や悩みにぶつかると「龍馬だったらどうするのだろう?」と問うようになった。^^
ただ色々な史実を読んで見ると『竜馬がゆく』とは違った坂本龍馬観を持つようになったと記憶する。自分が龍馬の亡くなった歳を越えてからは、なおさら冷静に一歴史上の人物と見るようになった。(今でも好きな人物ですヨ^^)
そんな私ですから、JCの現役の頃、千葉ブロック協議会の事業(小笠原洋上セミナー)で、「龍馬史を船上研修で行ないたいので『竜馬がゆく』を読んでおくように」と言う委員長に噛みついてしまった。^^
確かに司馬遼太郎の『竜馬がゆく』は歴史小説として素晴らしい作品であり、司馬文学の研修素材としてなら分かるが、あくまで史実を基にしたフィクションであり、龍馬史としては事実と違うと言われている点も多々ある。極端に言えば、読売ジャイアンツの歴史を学ぶので『巨人の星』を読んでおくようにと言われたようなモンである。^^
今にして思えばどうでもいい話なのだが、JC現役当時は若かったんだなぁー。^^