LEAD110Fi発売

高い環境性能と充実した装備の新型スクーター「リード」を発売

モーターショーに出品されたLEAD110Fiが発売になる。

PGM-FIと触媒で19年規制クリアは当然として、50.0Km/Lの低燃費ながら9.0PSを出す。正直7PS程度を想像していただけに、これは嬉しい誤算だ。このエンジンでAPE100を出してくれないかなぁ？

なお水冷エンジンながらラジエーターはエンジン本体と一体化されている。これは重量物をまとめて配置するという、理にかなったことだが、実はフロア下部に燃料タンクを配置したための苦肉の策なんじゃなかろうか？ま、結果良しとするか。

35Lの大きな収納スペースとゆったりしたタンデムシートも、原付二種の使われ方を犠牲にしていない。さらに30Lとか40Lの箱を付けたら無敵キャリアーになるね。

スクーターのシート下収納スペースは、消火器とかETCユニットとか赤ん坊をしまっておけるので、非常に便利だとおもう。250ccスクーターベースの消防バイクもあるよね。道具と割り切ればスクーターも悪くないんだよねぇ。

計算上最高速度は80Km/h以上。もし10,000rpm以上回せれば100km/h出せるが、プーリーを換える方が現実的だろう。法定速度が60Km/hだから、法定速度での巡航は楽勝だろう。


いやいや、最近の原付の動向を見ていて、もっとヘナチョコ仕様、ガッカリ仕様の環境優等生を想像していたが、案外まともな出力なんで安心した。

個人的にスクーターは好きじゃないんで、ぜひAPE110Fiで9PSというのを出して欲しいね。

水星はあばた顔

米探査機、水星に最接近へ　３３年ぶり２回目

予定ではNASAの探査機メッセンジャーは水星に200Kmまでに接近したハズだ。

改めて水星についてWebを漁ると、どうやら以前レーダー観測により水の氷が発見されたようだ。もちろん極圏においてだが、これは最高温度400℃以上、最低温度-180℃以下という極端な環境と、地軸の傾きがほとんど無いことによるんだろうね。大気がほとんどない上太陽に近いので、日が当たる所と当たらない所の差が600℃近くにもなるが、極圏は常に日射が弱いので低温を保っている事になり、氷があったとしても不思議ではない。

水星は地球の直径の1/3程の大きさで、重力は1/3。月がそれぞれ1/3.7、1/6というのに比べると重力が大きいんだそうだ。これは月では鉄などの核が小さいのに比べ、水星ではかなり大きく、月ほどもあるためだという。

どれほどの調査が行われるか解らないけど、重力、地磁気など総合的に観測されると内部構造まで解りそうだね。