最初に作った7MHzのLPFはFT37コアで、さすがには小さすぎて発熱がすごかったので、設計しなおした。
トロイダルコア計算機で7.3MHzの定Kフィルターの計算をし、
斉藤電気商会で購入したT80-2に14回巻、キャパシタは330+100pFの430pFで良いことがわかった。巻線には
オヤイデの二種ポリウレタン・エナメルワイヤーΦ0.8mmを使用した。キャパシタは
マルツで扱っている1KVのセラミックコンデンサを使ったので、全体として250W程度まで扱える計算だ。
実際の特性は上図の通り(stage4 opt)。stage1と5は段数が違うがカットオフ周波数は計算上14MHz以上、stage4Bはコイルの巻き数を一回増やしたもの、stage4optは今回計算し直して決めた定数だ。
なお今回は出力だけでなく、入力にも50Ωを接続してより精密に測定した。なので以前の3ケースは参考程度。
回路図的にはこのようになる。
これで二倍高調波である14MHzも切れるだろう。14MHzに達する前にオシロの測定限界値に達してしまったので14MHzの特性は不明だが傾向で言えば十分な特性だ。
基板は生基盤に島を貼り付ける山田式で、万能基板よりも高周波特性の改善を図ると共に部品配置の自由度を確保した。