カボチャの部屋

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原子力議論

2013年04月22日 | 原発
チャンネル桜を見てるような保守派は、ほとんど原発推進派みたいだね。
田中秀臣さんがまとめていた動画があったと思うんだけど、経済学者の中には結構反原発論者がいたように思う。
理由の多くは原子力発電の発電効率が低いということじゃないかな。
技術者側にも結構反対派もいるんじゃなかったっけ。
原子力の話は
・放射能の人体への影響
・原子力発電の効率
・原子力発電の事故リスク
・安全保障に対する貢献度
などといった計量化が難しい領域が多いのよね。
んで、原子力技術者は原子力の事故リスクについては語れたとしてもほかの要素については語れなかったりして、統合的な議論が難しいということもある。
経済学者がいうことは、安全保障に対する貢献度とか原子力発電の効率とかを中心に論じることが多い。中野剛志さんは、原発は一度炉心を入れたら資源を輸入しなくても動かせるからエネルギー安全保障に貢献する、って言ってたかな。
逆にテロとかの対象になるっていう意見もあるけど。

ニコ動見てたら、保守派の立場としては、
・放射能の人体への影響はほとんどなくて
・原子力発電の効率は非常によくて
・原子力発電の事故リスクはかなり低い
・安全保障に対する貢献度は非常に高い
ということになっていて、さすがにそれはちょっとどうかな、と思ったりする。
たぶん保守派の多くが持っている核武装を目指すべきってところで原子力技術の必要性を感じていて、それに引っ張られるようにしてほかのリスクについても評価をしているケースは少なくないと思う。

たとえば掲示板なんかで、
原発は安全保障に貢献するという内容の意見を書いたとすると、
原発反対派から放射能の人体への影響は無視するのか?だったり、
原子力発電の発電効率は、火力発電よりも低い だったり
違う側面からの批判を受けることになるのよね。
そうすると、その点についてはおっしゃる通りだと思いますが、安全保障はそれを補って余りあるものです、という方向にはなかなか意見が振れないのね。
一番ありがちなのは、放射能の人体への影響は少ない、って意見だったり原子力発電の効率は高い、っていう意見だったりを採用してしまうケースじゃないかな。