カボチャの部屋

お菓子をいっぱい貰うためだよ(trick or treat!)

教育について

2014年02月14日 | 歴史
歴史、とくに日本史については昔のことを日本のみに限定して、今の価値観で過去のことを批判しているのが問題だね。
今の価値観というのが適切じゃなければ、今の社会の在り方を前提として批判的な文章を書いているのが。

日本史で問題だなぁと思うことは、たとえば民主主義について、「当時は男性の高額納税者に限られ限定的なものだった」というような文章で説明されていたりする。
たしかに間違いというわけでもないんだけれど、それは今の人間の立場にたち過ぎてないか?と思ったりするわけですな。

何しろ、当時の人間としては、なんとかかんとか日本を統一して、今までなかった憲法も議会も急ごしらえで作ってって状態で、さぁ投票を始めましょうってやるわけだから、限定的にならざるを得ないと思うんだけれど。。。
一気にやって、失敗してしまった共産主義だってあるわけだし。

他にも当時は合法だった売春を今の価値観で否定したりとか。
帝国主義が剥き出しだった時代の日本の行為を、過去に比べて比較的フェアな現在の価値観で批判めかして書いていたりだとか。
そりゃちょっとひどいよ・・・と思うところが少なくないわけですなぁ。

ペリー

2013年05月21日 | 歴史
ペリーって太平洋をわたってきたわけじゃないんだね。インドとかの陸地に沿って日本に来た。
長い航路だねw
日本はペリーによって開国を迫られた、って教えられることが多いと思うけど、この距離じゃアメリカは日本を攻められないな。
当時のアメリカは、まだまだ新興国の一つで世界を支配する海軍はもっていなかったみたいだし。

アメリカ合衆国の成立とリンカーン

2013年01月17日 | 歴史
ワシントンがアメリカ合衆国の初代大統領ということになっているけど、建国当初のアメリカはEUみたいなもので、一つの国としてまとまっていたわけではなかった。
ワシントンはEUの議長みたいなもので、一国の大統領というわけではなかった。
それが建国当初から一つの国で、ワシントンは大統領という形に歴史がゆがめられたのは、リンカーンの時代。
リンカーンは奴隷制度の廃止を訴えて北部諸州の支持を受けて連邦大統領に当選したとき、南部諸州は連邦からの離脱を考え始めた。
かくして南北戦争が起こるわけだけれど、このときリンカーンは「内戦」と言うことを必死にアピールしたわけだな。

「内戦」じゃないと侵略戦争になっちゃうんだな。
当時のアメリカは、まだ強力な軍事力を持っていたわけでもなく、国際法の違反を理由に戦争をしかけられたら勝てない状況にあった。
南北戦争の最中でもあるしね。
この「内戦」を捏造するために、ワシントンの段階でアメリカ合衆国が成立していたことにされたんだな。

アメリカも、成長過程はばりばりの保護主義とってたんだな。
それが覇権国になってから自由主義を唱えだして、昔からずっとそうだったみたいな態度をとってるわけだな。
まあ、今はその自由主義にアメリカ自身が苦しめられているわけだがw

http://www.diplo.jp/articles03/0306-5.html
『 1830年代から第二次世界大戦終結までの間、アメリカは輸入工業製品に世界有数の高関税をかけていた。アメリカが1870年代まで高額の輸送コストによる「天然」の保護を享受していたことを考え合わせれば、この国の産業は1945年まで文字通り最大限に保護されていたと言える。1930年に作られたスムート・ホーレー関税法も、アメリカ経済の保護主義のレベルを少しばかり引き上げたにすぎない。同法に基づく平均関税率は48%と高いとはいえ、南北戦争以来のアメリカの平均関税率から突出したものではない。1913年から29年にかけての短い「自由時代」に比べれば保護主義の強化と言えるが、とはいえ上昇率は平均で37%から48%と11%にすぎない。 』

同じ引用先にリンカーンの発言があった。
http://www.diplo.jp/articles03/0306-5.html
『奴隷をただちに解放せよと主張する新聞論説に応えて、リンカーンはこう書いている。「もし奴隷を解放せずに北軍を救えるのならそうするだろう。また、もし奴隷を全員解放することで北軍が救えるのなら解放するだろう。そして、もし奴隷を一部だけ解放して他をそのままにしておくことで北軍を救えるなら、そうもするだろう(7)」。
(中略)
(7) John Garraty and Mark Carnes, The American Nation. A History of the United States, 10th edition, Addison Wesley Longman, New-York, 2000.』

『ペリーと江戸幕府の"友情"物語①』

2013年01月11日 | 歴史
『ペリーと江戸幕府の"友情"物語①』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19046656

ペリーが力づくで開国させた、って歴史観が一般的だけれど、そうでもないらしい。
ペリーが浦和に来た当時、イギリスとロシアが世界の覇権を争っていた。
アヘン戦争で清を侵略したイギリス。隣の大国ロシア。
アメリカは、日本から見て太平洋をはさんだ場所に位置している。
当時のアメリカは陸軍国で、上陸して日本の本土を攻め落とせるほどの力はなかった。
同盟を結ぶには格好の相手だったんだな。

ペリーが来る日にちと場所まで分かってたみたいだな。
日本は鎖国を含めて中国を国家的政策の手本としてたんだっけか。
それが、アヘン戦争で一方的に侵略されるのを見れば、凄まじい恐怖だな。

戦前の選挙権

2012年12月06日 | 歴史
戦前は、選挙権が男子に限られ民主的ではなかったと書かれていたりするけれど、当時はそっちのほうが一般的だったはず。
毎年選挙で首相が変わったりしていたようだから、戦前においても日本はポピュリズムが蔓延していたのだろう。
なんか、戦前の日本は非民主国家だったみたいな印象を与えられた気がするけどそれは自分だけかな?w

大日本国憲法下における人権

2012年12月03日 | 歴史
大日本国憲法下では、人権は臣民の権利とされており、それは限定的だった、というような表現が多いけど、それは誤りだって指摘もあるね。
大日本帝国憲法のときから、天皇は象徴としての存在で、内閣の決定に従わないといけないからね。
人権って言葉で埋め尽くされていないからって、人権がないがしろにされていたと考えるのは誤りだということだな。

創氏改名

2012年12月01日 | 歴史
創氏改名は、日本側が強制したものじゃないって言われているね。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/442.html
によると、
『「改名」については義務化されず、完全な申請制で、
申請手続きには手数料も取られている。
実際には、強制ではなく、あくまでも自己申告制の「任意」であった。
朝鮮総督府への申告というのは、つまり、
被治者が治者側と同階層になれるというものであり、
「日本人と同じになりたければどうぞ」という寛大な措置で、
本来ならば上流階級にのみ与えられるべき一種の特権であった。
当時、半年の届け出期間中、
朝鮮人の約八割もが創氏改名(法定創氏以外)を行っている。
創氏改名のきっかけとなった理由のひとつに、
満州へ移住した朝鮮人からの要求があった。
日本からみて朝鮮は、合邦相手国である上に、
日鮮同祖論という親近感があり、
創氏改名は一種の同胞意識の表れだったといえる。
一方、台湾は合邦というより新領土であり、改姓名は簡単には許されず、
むしろ改名は「高嶺の花」であった。』
と書かれており、その資料も掲載されている。

歴史の教科書

2012年11月30日 | 歴史
何でか知らんけど歴史の教科書はやたらと緊縮財政好きだなw
徳川吉宗もそうだけど。
世界恐慌の際、日本は世界でいち早くデフレを脱却したけれど、それについても書かれていない。
これは、高橋是清がいち早く公共投資を拡大する財政出動を行ったからなんだけど、教科書はどうしてこういうのを書かないのかな。
ニューディール政策よりも早いわけだから、これはその政策を称えてもいいと思うんだけど全然出てこないよね。
ニ・ニ六事件で暗殺されたってところで出てくるくらいか。

南京大虐殺の犠牲者数

2012年11月29日 | 歴史
『 広島は昨日、67回目の「原爆の日」を迎えた。原爆の投下を命じたトルーマン元大統領の孫が初めて平和式典に参列をしたと話題になっていた。

 1988年に消費税を導入した竹下登元首相の孫にあるDAIGOに恨みつらみをぶつけたところで不毛なように、この孫にはなんの罪もない。とはいえ、14万人という尊い命を一瞬で消し去った史上最悪の「大量殺戮兵器」を、祖父がつかったことについて、いったいどう考えているのかと読売新聞が尋ねたら、こんな答えが返ってきた。

 「私は米国の教育を受け、原爆投下は早期終戦のためと教わった」

 彼は正直者で、これは大多数の米国人のホンネでもある。世論調査では、有権者の6割が「原爆投下を正しかった」と今も信じて疑わないという。このような考えの根底にも、やはり「教育」がある。例えば、ロサンゼルスの教科書の副読本を訳してみると、こんな内容が書かれていた。

 「南京大虐殺として知られる事件は、戦争の恐ろしさを証明しました。2カ月間に、日本兵は7000人の女性をレイプし、数十万人の非武装兵士や民間人や殺害し、南京市内の3分の1を焼き払いました。その後、日本兵の銃剣の練習台にされたり、機関銃で撃たれて穴に放り込まれるなどして、40万人の中国人が命を奪われました」

 まさしく「悪魔の軍隊」という感じだ。こういう教育をほどこされた子どもたちがオトナになると、日本の悪事を止めるためには広島の14万人や長崎の8万人は、「平和のためには避けられなかった犠牲」という考えになる。

●南京大虐殺の犠牲者数

 なんとも納得のいかない話だが、ここで気にかかるのは、「40万人」という犠牲者数だ。中国の南京大虐殺記念館でも入口には「30万人」の看板があるのに、米国はなぜさらに10万人も上乗せしているのか。

 ご存じのように、南京事件というのはいまだに犠牲者数に諸説ある。学者によっては40万人だとか、30万人だとか、5万人だとか、3000人だとか見解は分かれており、なかにはまったくの捏造だと主張している研究者もいる。ここまで幅があるのは、信頼に足りる「虐殺」の証拠がないからだ。

 当時、南京にいた各国の大使館職員だとか、牧師だとかは怪しげな伝聞しか証言していないし、外国人ジャーナリストたちは、福島第一原発報道を彷彿とさせるようなダイナミックなガセを飛ばしている。しかも、この時は中国軍が親日的な南京市民を殺害していたことも分かっている。

 そんな胡散臭い南京事件が「戦争犯罪」として初めて裁かれたのは東京裁判だ。ここでは南京入城に関する戦闘で、埋葬された遺体が15万5000体なので、少なく見積もっても「20万人」だとされた。もちろん、当時でも犠牲者は43万人だとか訴えている人々もいたにはいたが、連合軍というか、米国的には「20万人」がオフィシャルとされた。それがいつのまにやら、倍に膨れ上がって、米国の少年少女たちに刷り込まれることとなったというわけだ。

 実はもうひとつ、米国がかかわる虐殺で、終戦直後から犠牲者が「倍増」しているケースがある。

 それが広島だ。

 原子力爆弾は単なる「大量破壊兵器」ではない。被ばくをした人は、重い後遺症に苦しめられて亡くなっていく。つまり、「虐殺を継続させる兵器」なのだ。

 事実、この67年で広島の犠牲者は年をおうごとに増え続けている。今年の原爆死没者名簿は、直近1年間に亡くなった人や新たに死亡が確認された5729人の名前が書き加えられ、28万959人となった。


『「40万人虐殺の過ちを繰り返しません」と言う日

 この増え続ける犠牲者にあまり注目が集まると、「悪魔の軍隊」が日本軍ではなく、実は自分たちだったことがバレてしまう。米国からすると、「日本の自業自得」を成立させるにはやはり犠牲者数でバランスをとらなくてはいけない。広島にならって南京も増えていったと考えるとスジがとおる。

 イラクに「大量破壊兵器」があるとか因縁をつけて戦争をおっぱじめる国の人たちが考えそうなことだが、この「倍増ルール」を中国もならって、最近では30万どころではなく、40万人近いという主張もある。

 原爆の慰霊碑には、「過ちは繰り返しませぬから」と記されている。主語が分からないが、日本語で書かれている以上、米国の「過ち」ではないだろう。素直に読めば、「日本人の反省」ということになる。

 太平洋戦争が終わって67年が経過するが、日本はいまだに「プロパガンダ」という戦争で負けっぱなしだ。この調子でいけば、我々の子どもたちが、「40万人虐殺の過ちを繰り返しません」と世界中で頭を垂れる日も近い。


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教科書が統一されているから、異なる歴史認識を聞くことが難しいんだよね。
享保の改革もそうだけど。

享保の改革

2012年10月30日 | 歴史
徳川吉宗の享保の改革について。
教科書だと、幕府の緊縮財政のによって財政の健全化が達成できた、って書かれていることが多い。
けれど、実際には享保の改革によってデフレが深刻化し、農民は増税に苦しんだ。享保の大飢饉の影響もあり、農民一揆が頻発、さらには武士階級までもが米価下落で大ダメージを受け、社会に不穏な空気が広がったようだ。
デフレを脱却したのは、その後の元文の改鋳を行ったあとである。
元文の改鋳とは、要するに新通貨切り替えである。
新旧貨幣(要は小判)の切り替えの際に、「旧小判1両=新小判1.65両」になるように「増歩」を行った。それにより、人々は旧小判1両を交換所に持っていくだけで、65%の収益を上げることができた。
そのため、新小判への切り替えは一気に進み、国内の通貨供給量が増大した結果、日本は長期間継続したデフレから脱却。米価も無事に回復し、武士階級の不満も収まり、社会は安定に向かいましたとさ。めでたしめでたし。。。
南京大虐殺や従軍慰安婦など、歴史的に疑わしい史実もあるわけで、教科書をすべて統一させるっていうのはどうなんだろうな。
テストには便利なんだろうけど。