カボチャの部屋

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ユーロの問題点

2013年04月08日 | 経済
すごい雑に言うと、通貨を統合したのはいいんだけど、ナショナリズムまでは統合できていないところにユーロの問題がある、って感じかな。

状況をアジア連合に例えてみることにする。
日本と韓国と中国と北朝鮮で円を使うことにしたとする。
同じ通過だから、当然為替レートが一緒で、日本での一円は、韓国でも中国でも同じ一円。
その結果技術力のある日本(ドイツに対応)は中国韓国北朝鮮に、がんがん輸出で設けたとする(やったねw)
本来であれば貿易赤字(というか経常収支赤字だけれど)を続けていれば、その国の通貨価値が下落し、輸入することが困難になっていくはずだけれど、統一通貨なのでそれがない。
その中で北朝鮮(ギリシャに対応ということにしとこう)は、日本の銀行からお金を借りて公務員給与等に充てていた。
そして、北朝鮮に借金を返す能力がないことが明らかになった。
日本の銀行を救うためには、日本銀行が北朝鮮債を買い取る必要がある。
それを実行しない場合、日本の銀行が不良債権を抱え込んで、連鎖倒産のおそれがある。
しかしながら国民は北朝鮮の国債なんていう紙くずを買うなんてふざけるな!!と主張する。
その気持ちはよくわかるけど。
ここで、通貨を統合したのはいいんだけどナショナリズムまでは統合できていないところにユーロの問題があったって結論に行き着くわけだね。

あとは、通貨を統合すると各国の金融政策の自由が失われるのよね。
当然だけど、ギリシャがユーロを刷ったりすることはできない。
日本は日本銀行が通貨を発行できるんだけど、ユーロ加盟国がそれぞれの国で自分の国の都合に合わせて通貨を刷って言ったらインフレが止まらなくなっちゃうからね。
ユーロを刷れるのは欧州中央銀行だけ。
インフレ期には金融政策はほとんど出番がないんだけど、いざバブルが崩壊してデフレに突っ込むと、がんがん通貨を発行して民間の消費や投資が凍りつかないようにしないといけない。
けれど中央銀行が通貨を発行するときには、何かの代金として通貨を発行して払うわけで、そのときにギリシャの国債を買うのかスペインの国債を買うのかそれともドイツの国債を買うのかで揉めるっていうのがあるのかな。
通貨統合っていうのは大変だねぇ。。。

戦争とアメリカの限度

2013年04月08日 | 国防
戦争に関して、アメリカは限度を忘れてしまうことが多いように感じるね。
ベトナム戦争にしたって、「ジャングルが邪魔だから全て枯れさせちまえ!」ってことで大量のダイオキシンをまいたりね。
それが原因で、ベトナム国民は今でもベトちゃんドクちゃんみたいな先天異常に悩まされていたりするわけだね。