カボチャの部屋

お菓子をいっぱい貰うためだよ(trick or treat!)

建設業と外国人労働者

2014年07月18日 | 経済
インフラ的な役割を担うところの人がで外国人労働者が多いと、クライシスに大して弱くなるっていうのがあるよね。
たとえば震災があったときに外国人が仕事場にこなくなるとか、自国に帰ってしまうとかそういうのがあって、それ自体は仕方がないことだと思うけれど、建設業でそれが起こると復興とかできなくなってしまうのよな。
どの記事か忘れたけど三橋さんはインフラ的な側面から産業を5つの階層に分けていて、わりと線引きしやすい基準で書いていたと思う。

建設業としては、民間企業が日本に工場を設置するときの費用を抑えつつ災害等の急激な需要拡大に対応しないといけないのよな。
厳しい話だ。
だいたい建物がいちいち全部オーダーメイドだから、建設業の生産性は上昇しないし手間もやたらかかるしコストも高くなるんだよ・・・。

極端な話、たとえば建物の種類が5種類くらいだったとする。
変えるのは入口の向きだけね。
内装も面積も一緒。
そういう場合だったら、工場で必要な材料を全部組み立て。
で、そのまま現場に発送。
大工さんたちは届いた番号の振られた材料を、説明書通りに設置するだけ。
図面の細かい数値を確認して、高さがあうのかとか幅は大丈夫かとか考える必要がないし、調整する必要もない。
丸腰で作業所に来て、プラモデルを組むかのように建物を建てられるかもしれない。
そうなればコストは劇的に下がるだろうし、単純労働者で間に合うから急激な需要拡大にも対応できるだろうけれど実際そうなるのは産業構造的に難しいなぁ。