カボチャの部屋

お菓子をいっぱい貰うためだよ(trick or treat!)

石原慎太郎氏、国政へ

2012年10月26日 | 政治
石原さんは国防については悪くないと思うんだけどね。
維新の会と組むとかはやめてもらいたいな。
維新の会との協調路線を歩まない場合、維新の会の「新しい」イメージは損なわれる。今でも結構損なわれてるけどね。

石原さんと維新の会で、一致しているところは道州制とか地方分権とかか。
地方分権っていうと、地方の権限を強化するように聞こえるけど、むしろ逆になることが予想される。
地方分権を進めようとしているのが、都知事とか府知事とか、都心ばっかりだしね。
んでその内容も、その地方の税収は、その地方の住民から賄え、って考え方がベースにある。
そんなことすると、地域間格差が一層拡大してしまうと思うんだけどな。

道州制は、アメリカの州制度が下敷きになってるのかな。
アメリカは最初からひとまとまりの国としてあったわけではなくて複数の国の集まりに近かったらしい。
複数の国が、国防を連帯して行う集団安全保障体だな。
それがまとまったのは南北戦争以降。
積極的に権力を分散させていったかといえば、そんなことはないんじゃないかな。
日本は他の国と比べると、際立って国民の均質性が高い、
方言の違いとかはあるけど、まったく別の言葉をしゃべってるとか人種が違うとかがないし、文化レベルもだいたい一緒。地方に行ったら100年前の生活をしているなんてことはまずない。
東京で徴収された税金が、福島で使われるなんか許せねぇ、っていうような考え方が一般的だったら、税収を地方ごとに囲む必要もあるだろうけど、日本に限ってそれは必要ないと思う。

内部留保と年代別個人金融資産

2012年10月26日 | 経済
企業の内部留保は200兆円を超えているが、この内部留保の増大の一因には、デフレが深くかかわっていると考えられる。
これらが設備投資に用いらるか、あるいは従業員の給料となり個人消費が増大すれば、GDPは増加し、増収になる。

また、http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/post_4462.htmlによると
2007年度の年代別個人金融資産残高(比率)は、60代以上で60%、50代以上では81%に達する。


蓄えのある高齢者がそれを蕩尽すれば、GDPは上昇し税収は増えるが、実際には難しいだろう。
企業の内部留保、高齢者の個人金融資産の増大が、GDPの停滞、ひいては減収の要因になっていると考えられる。
前者の対策としては、法人税増税があるが、まずはデフレを脱却するのが先決だろう。
名目GDPを増加させれば増収になるため、現状の社会保障費を維持することも可能だと考える(実質的な社会保障費は小さくなるため)。
デフレ下で社会保障費の切り詰めを行った場合には、上記の場合よりも高齢者間の格差がより一層大きくなると予想される。

日本政府の財政の問題とその解決策の多くは、この50代以上の金融資産をどうするかにかかっている。
もし50代以上の世代がその金融資産を蕩尽してくれれば、日本はデフレを脱却することもできるだろうし、税収も増えるだろう。
そのために、相続税を厳しくすることも一つの手かもしれない。
高額の医療費が発生するかもしれない不安によるものなら、それを取り除く必要もあるのだろう。
あるいは、消費の喚起はあきらめて、年金の支給を削減する。年金への不信は高まり、先導した政治家は票を失ってしまうかもしれないが。
あるいは、孫の学費をお金のある高齢世代に出していただく習慣を作る。この習慣が根付くには時間を要するであろうが。
なんにせよもう少し若い人にお金が向かわないと、結婚や子育てが困難になってしまうだろう。

日本の国債の利子が低い理由

2012年10月26日 | 経済
まず、日本の国債の多くを買っているのは民間銀行。
日本はデフレが深刻化しているため、企業は投資額を減らし、その内部留保は増え続けている。企業が民間銀行からお金を借りないで、逆に預金してしまっているんだな。
家計もまた、銀行への預金に余念がない。
そうして銀行への預金額は増え続ける。
銀行は国民の預金をより高い金利で誰かに貸しつけなければ、従業員の給料や利子の分だけ赤字を抱え込んでしまう。
大量の資金を運用しなければならないのに、大企業は借りてくれない。
借りたいのは先行きが不透明な中小企業ばかり・・・という、お金の貸し手は大量にいるにもかかわらず、優良な借り手がほとんどいないというのが現状。
したがって、銀行は低利の国債を買う以外に利子を稼ぐのが難しく、銀行がこぞって国債に殺到するため、その利子は低く維持される。
次に国債を買っているのは生命保険会社とかだけれど、それらにしても資金の運用先がないから国債を買っているんだろうな。

デフレ対策

2012年10月26日 | 経済
デフレ対策をまともに行おうとした首相は、最近だと麻生さんと小渕さんだけなんだな。
小渕さんは病に倒れ、麻生政権は短命に終わってしまったからな。
デフレは脱却できないままだw

エコカー減税とか地デジ化はデフレ対策だな。
民主党の子供手当はデフレ対策としては微妙なんだな。
やってることは、銀行から国民の預金を借りて、それを国民に配る。
これで使ってくれたらいいんだけど、ほとんどの人が貯金に回しただろうな。
銀行から借りた金が、すぐ銀行に戻るだけで、たいしたデフレ対策にならない。