カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

原宿・表参道へ

2008-04-02 01:01:16 | お出かけ
今回の東京滞在では、中学時代からもうかれこれ30年以上の付き合いの大親友のCちゃんと娘とで原宿・表参道で遊んできた。原宿はやはり20年以上ぶりで、最後に行ったのも、このCちゃんとであったように思う。行ってみてやはりさすが! ここは日本の最先端を行く素敵な街だなぁと思った。

Cちゃんは少し遅れて来るということなので、娘(13歳)と原宿駅に下り立つと、まず表参道をぶらぶら歩き始めた。「ローラ・アシュレイ」のお店があった。福岡にもキャナル・シティ博多の中に入っているが、店舗がこんなに大きくないし品揃えもそんなにない。上品で可愛らしく美しいものがいっぱいのお店。店員さんの応対もとても優しい。

その並び、地下が原宿陶画舎という陶磁器のお店。絵付け用ということなのか、白い皿と器がたくさん! 値段も手ごろな物ばかり。ここでも夢中で見てまわる。奥で絵付けを実演している女性がいた。親切に声をかけてくださる。
壁に絵付けした皿が飾ってあった。ちょっと見るとジノリのフルーツ柄やロイヤルコペンハーゲンの青い染付け、ブルーフラワーと見紛うばかりのものがあり、その美しさにふーっと溜息が出てしまう。あんな自分のオリジナルがあったらな。東京に住んでいたら、ここの絵付け教室に通えるのに!

ここで私は1個100円の底が紅葉の葉っぱの形をしている白い湯呑を6個買った。後で割ってしまうことになるのだが・・・

それから娘は「キディランド」に夢中になる。外国の駄菓子をあれこれ買っている。おもちゃ、フィギュアなど5階まであるのにもびっくり。
私はここでコスメ、爪を三面で順に磨くとマニキュアをしているように光るバー、クリスタル・ネイルというのを試してみて買った。紙やすりの原理かしらん。マニキュアってすぐ剥げるし、こんなのが自然でいい。でも後でCちゃんや娘が薬局などでも売っていると言うのでちょっとガッカリ。1050円也。

私はここに娘を置き、表参道の新名所らしい表参道ヒルズ(かつての同潤会アパートというのだっけ?)を通って「マリメッコ」の店へ。カラフルなプリント柄の雑貨やテキスタイルを見ていたらCちゃんから原宿に着いたという電話がかかってきた。娘のいる「キディランド」で落ち合うことにする。

ランチはあらかじめガイドブックでチェックしておいた「ブルターニュ」というクレープの店へ。1時というのにとても混んでいて、外のテラスの隅の席に案内された。日差しが暑い。コートを脱ぐと、今度はかげってきて寒くなった。椅子の背に掛けてあった赤いチェックのブランケットを膝にかける。テラスでも透明なビニールの風除け覆いのしてある隣の席が空いたので、そちらに場所を変えてもらった。驚いたことにこの店のウェイターさんたちはみなフランス人だった。日本語もちゃんと通じる。ここのクレープは本場もん。わくわくしてきた。
ここのはクレープでもブルターニュ風のクレープでガレットと呼んでる。地味の貧しいブルターニュは昔小麦は獲れなかったのでクレープはソバ粉で作ったとか。ソバ粉のクレープはかなり黒っぽい。私はハムと目玉焼き。Cちゃんと娘はハムとフロマージュを選んだ。ちょっと見にはボリュームがあると思ったガレットもさほどではなく、すぐに食べ終わってしまった。一人頭750円也。
昔行ったフランスでもクレープを食べたことがあるけれど、バターとお砂糖というのがシンプルながらとても美味しかったことを覚えている。
さて、お金をフランス風にテーブルで支払う。チップが必要ないのはやはり日本。やっぱりこうでなっきゃ。

娘の超希望の竹下通りに行くことにする。木曜というのにすごい人混み。狭い道がギューギューだ。ちょっと裏通りに行くと素敵な一戸建ての家が何軒もあり、いいなぁ、こんなところに住みたいね、と口々に言い合う。手頃な値段の店で娘にTシャツとプリント柄のひもつきワンピを買ってやる。

店の物がすべて390円というサンキューショップで、あろうことか娘はピンクのかつらを買った。

隣はすぐ東郷神社だ。サンキューショップに娘を置き、私はCちゃんとそこに行ってみた。そこは竹下通りの喧騒とは別世界だった。静謐という言葉がピッタリ。鯉のいる池があり、殆ど満開の桜の木があった。とても美しい。人は私たちと年配のアベックと外国人観光客が一組だけ。私たちは携帯で何度も写真を撮り合った。年配のアベックにも撮ってもらった。神社でお参りし、娘のところに戻った。娘も来ればよかったのに、どうしても興味がないらしい。

さらに竹下通りのお店を覗きつつ歩き、Cちゃんが自分も「ローラ・アシュレイ」に行きたいと言うので、もう一度「ローラ・アシュレイ」のお店に行った。Cちゃんもローラ・アシュレイが好きだと言う。バーゲンでチェストになっているコーヒーテーブルが大小3種類くらいあって、いいなぁ、と指をくわえて見ていたら今度は男の店員さんがテーブルのこと、いろいろ説明してくれた。

さぁ、次はお茶だ、ケーキを食べよう!と「ペルティエ」というケーキ屋さんへ急ぐ。私は一番大きくて美味しそうにみえたモンブランとコーヒーのセット。実際美味しかったです。Cちゃんはなんだったかな、娘はクリームチーズケーキだったかしら。ここで5月にCちゃんと行こうと思っている京都の旅行パンフを出してきてあれこれプランを練る。
ここ最近マカロンに凝っている娘のため&実家へのお土産にマカロンを買う。マカロンはちっちゃいのに結構高い。この間買ったお店のも一個150円もしたし、ここのは8個入りが1680円もする。

さっき竹下通りを歩いていたときにうっかり陶器の入った袋を落としてしまっていた。ゴンという音がしてイヤな予感がしたのだけれど、新聞紙で包んでもらっていたので大丈夫と思っていたが、この「ペルティエ」でそっと包みを開けてみると、湯呑の6個のうち5個が壊れていた。ガックリ。でも私は同じのを諦めきれず、お店に電話してまだやってると確かめるともう一度3人で「陶芸舎」に戻った。

割れたのを引き取ってもらって、また新たに買うつもりでいたが(100円だし)、店員さんは事情を聞くとタダでかえてくれると言うではないか。何と親切な店員さん!

そして今度は店に入るときにさっき買った紅葉の柄でなく、桜の花の底の湯呑をみつけた。さっきは全然気づかなかったのだ。桜なら今がシーズンだ。今度は桜のを4個、紅葉は2個に代えてもらった。Cちゃんは桜の花の小皿を5枚、私もそれを見て欲しくなって2枚買った。それから父の好きな魚の形の皿やハイビスカスが彫ってある小皿も買ってしまった。二人とも今日の収穫を喜び合った。
しかし桜や紅葉の形の湯呑はアイデアだと思った。これにお茶を入れたら花びらが浮き上がるようになってきれいだろう。実際そのとおりだった。
以前にヤフーに広告を載せていたハートの形の底のカップもいいなぁと思いつつ、でも買いはしなかったことがあるのだ。






それから骨董通りというところも歩いてみたかったのだが、そのときにはそのことはもうすっかり忘れてしまっていた。次回は是非行こう。青山墓地もよいところらしい。

いろいろ悩んで夕食は裏通りの「ラティア」というレストランで。ここも値段が手頃だ。一人ずつメインのもの、野菜のカレー、ポテトグラタン、私はチキンのワイン煮をとってサラダや豆の前菜類を3種ほど取ってサワーとジュースをそれぞれ飲んで全部で6000円ほどでした。しかし娘のポテトグラタン、皮つきのポテトは冷凍のフライドポテトみたいであんまりだ、と思った。
こうして原宿の夜は更けていったのです・・・・