救う

今日劇を観に行ってから、ずっと考えていること。
「救う」ってなんだろう…。

「救われる」ことがあるのはわかってるんです。
自分自身が「救われた」ことがあるから。
でも、「救おう！」と思って「救う」ことは、どのくらいできるのか…。
特に精神的に「救う」となると。

確かにワタシは演劇に救われたと思うのです。
演劇に出会って、人生がぐっと鮮やかになりました。
演劇にはそれだけの力があるに違いありません。
ほんとに。
ほんとに、ほんとに。
だけど、そのきっかけとなる舞台を作っていた人は、誰ひとりとしてワタシを救おうとは思っていないワケで。
「救われた」のは、完全にワタシsideの出来事であるワケで。

考え方を否定するようなことは、絶対にしてはいけないと思うし、するつもりもないのです。
ただちょっとひっかかっただけ。
今日の公演をワタシはワタシなりに、とても楽しむことができて、観に行けてよかったし。
…なんだけど、やっぱり、「救う」っていうのがわっかんなくて…。
でも、それでも、「救いたい」って言えてしまうその姿や姿勢を眩しく思う自分もいて。

むずかしいなぁ。

結局事実として、これだけ考えさせてくれる公演をなさってたことがすばらしくすげえな、ってことなんですけども。

カスガイ（http://kasuguy.seesaa.net/） 1st connect『リビング』、観てきました。