旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

森の妖精に会いたくて陽殖園へ

2024年09月05日 15時58分49秒 | 北海道ガーデン巡り

9月1日(日)
今回の帰省旅は道北から始まります。
羽田空港から紋別空港へひとっ飛び
空港でレンタカーをして、まずは陽殖園へ、いざ参らん
14時半までに入場しなくていけないらしく、飛行機が小一時間遅れたので焦りました。

庭主の高橋武市さんに挨拶し、熊鈴をつけて巡ります
山へ登る道へフロックスがいざなってくれました。

山の斜面の一角ではハギやススキが咲き始めていました。

小鳥池の周りのミソハギは花が終わり、小山ではノリウツギの花が色付いていました。

咲き始めたハギにモンシロチョウが~

薄紫色のアスターが満開
早咲き種なのかな。

そんなアスターがたわわに咲いて風景を作っていました。

白いアスターも可愛らしい

ツルアジサイや黄色の小花とのコラボも秋らしいです。

園内のアチコチで沢山の蝶を見かけましたが、大型のユーパトリウムは特に人気のようです。

ミズヒキソウの花が一層赤く感じるのは、やはり寒暖差のある地方だからでしょうか。
北海道は発色が良いと思います。

まるで自然に生えてたかのような小花たち

鬱蒼とした山庭に似合います。

でも、そんな山庭の中で突然目に飛び込んでくる園芸種。
今回の一番の驚きであり喜びはフクシアが咲いていた事
しかも、この一本だけ

そういう園芸種も沢山植えられているのがとてもユニークで、それが武市さんがつくるこの庭の魅力でもあります。

そして羨ましいのは、アジサイが綺麗に色付くこと
暖地ではあっと言う間に茶色になりますからね

秋らしい光景を見つけては足が止まります

モミジの赤いプロペラが可愛い

なんとキタキツネと目が合ってしまいました。

園内ではレンゲショウマが花盛り
「森の妖精」と呼ばれるのも納得の可愛らしさです。
レンゲショウマを気にしながら、気ままに歩いていたら一寸道に迷ったか

すると斜面にレンゲショウマの群生が
レンゲショウマの花が降り注ぐような美しい風景に感動して、涙が出そうでした。
やっぱりこの時期にも訪れて良かった

動画はこちら

そろそろ帰り路へ
エゾクガイソウのシードヘッドとフロックスのコンビに出あったり、

灌木の赤い実のトンネルをくぐって進みます。

彼方此方寄りながら、帰り道到着
同じ道だけど、行きと帰りの風景が違うのが面白いです。

 

他にもたくさんの草花や蝶や実に出会いましたが、紹介しているとキリがないので、今回はこの辺で。
武市さん曰く「花の咲き始めから終わりまで二週間あるとして、ピークは中の一週間」
今回のレンゲショウマは、その一週間に出会えたのでしょう。

いつ来ても、一つとして同じ風景が無い陽殖園
他のガーデンには無い、決して真似できない、そんな魅力的なガーデン
「北の造園遺産」なのも頷けます。

来年は70周年なのだとか。
「何か特別な事をするのですか?」と尋ねると
「俺にとってはただの通過点だから」と80オーバーの武市さんにあっさり言われてしまいました


この日は滝上町の「ホテル渓谷」に泊まりました。
部屋には「武市の夢の庭」と、支配人さんが作った冊子が置かれていました。

食事つきプランで申し込む(電話のみ)と、紋別空港まで送迎してくださるそうです。

旭川まで都市間バスもあるので、自分で車の運転がしんどくなったら、お願いしようかと思います。
紋別から旭川まで142キロありますから~

翌日は南下しながらガーデン巡り
帰省旅はまだまだ続きます

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