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旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

庭作り講座~初夏から盛夏の管理 in YEG

2013年06月14日 15時09分38秒 | ガーデニングセミナー

昨日は横浜イングリッシュガーデンのガーデンサポーター向けの庭作り講座の二回目。
「初夏から盛夏の管理」というテーマで二時間、座学しきました。

一年草の草花は梅雨に入ると花びらがカビ易く、病気の発生の元になるので定期的な切り戻しや花柄摘みが大切で、夏に弱い草花は入れ替えるのも一つの方法だというお話でした。
宿根草類は切り戻しや枯葉とりをして風通し良く保つこと。
どちらの草花も種類によって追肥が必要とのことでした。

なるほどな~と感じたのは「そのままやりすごす」方法。
私たちが「夏に強い」と思い込んでいる植物も原産国は常夏でも関東以西の様な猛暑になることはなく、最高気温30度は平気でも35度は無理なんだそう
その様な草花は乾燥気味に育てたり、鉢植えの場合は夜だけクーラーの効いた室内に取り込んだりして、夏越しする方が良いそうです。

紫陽花についても、一般に「ガクアジサイ」と呼ばれている咲き様の紫陽花が、「ガクアジサイ」という品種の「ガク咲き」であり、ボール状に咲くのはガクアジサイの「テマリ咲き」なんだそうです
昔はプラントハンターが日本から持ち出した紫陽花が西洋で品種改良されて逆輸入した紫陽花を「西洋紫陽花」と呼んでいましたが、今世界では日本での品種改良が一番盛んなので、そういった紫陽花を「西洋・・・」と呼ぶのもおかしな話ではないかとのこと。
なるほどね~

バラに関しては黒星病の予防方法や、農薬の使い方や、夏バテしたバラの水管理(控え目)についてなどなど、お勉強。
夏の水やりを安易に考えていると、バラを枯らしてしまう要因になりかねないんだな~、と気を引き締めました

その他、質疑応答も活発に行われて、今回もとても為になりました

 

昨日はあいにくの雨でしたが、講座後はガーデンを一回り。
雨に打たれてバラの花も痛み、可愛そうでしたが、ガーデン内には初夏~夏の花が咲いていましたよ

とても珍しいと思ったのは珊瑚紫豆(サンゴシトウ
濃いオレンジ色の大きな細長い花がパッと目を惹きます。

ローズ&クレマチスガーデンでは、ダリアが咲き始めていました。
中輪のポンポン咲きの黒ダリアや

コーラルピンクのダリア。

ローズ&グラスガーデンではエキナセア・マーマレードとともに、アキレア・ピーチセダクションがモリモリ育っています。

八重のホリホックも色とりどり。他に黒系も咲いていました。


ローズ&ペレニアルガーデンでは白いモナルダ(ベルガモット)や白いホリホックなどがホワイトガーデンの一角を担っています。


ガーデン奥のシュラブガーデンではダリア・ブラックナイト(だと思う)も咲いていました。

更に奥では鮮やかな真っ赤なダリアも沢山花をつけています。
ダリアは夏が苦手なのだそうで、夏は切り戻してやりすごすと秋にまた花を咲かせるそうです。

鉄砲百合とガウラのコンビは、ガウラが雨でうな垂れて一寸見苦しい感じでしたが、ユリの香りは雨の日も変わりなく


左手は白いアナベル
此方は大株に育ち茎も太いのでしょうか、スクッと立っていましたが、右手のピンク色のアナベルはまだ若い株なのか、雨に打たれてうなだれていました。
早く晴れて欲しいものです。

 

ガーデンを一周して、ガーデン内のレストガンでランチ。
雨が降っていなければ、見事なブッドレアと紫陽花の側で、食事したかったな。

 

今日は午後から晴れましたが、雨の日はまたすぐにやって来るみたい。
雨の日はガーデンサポーターもお休みなので、わざわざ行くことのないガーデンですが、セミナーがあれば出かけるので、雨に濡れたガーデンも覗けます。
この時期に咲く花は雨に打たれ強い種類を選びたい。
ダリアは良さそうかな。