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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 エジプト 29

2017年08月01日 | OLD DAYS

 

 

14世紀までは、世界で最も高い建造物だった、クフ王のピラミッド。

 

現在でも、その存在感は絶大です。

ギザには、ここにあと2つ、巨大なピラミッドが存在します。

 

 

 

 

3つあるうちの中央に位置する、カフラー王のピラミッドです。

 

高さ 143.87m、底辺 215.29m、勾配 53度10分。

現在は崩れてしまっている為、高さは136mになっています。

一段高い大地に建てられている為、見た目には一番大きく見えます。

 

 

 

 

頂部には、装飾が残っています。

他のピラミッドも同様に、全体をきれいに、装飾されていたのでしょう。

 

やはり、創建時のものを見てみたい気がします。

クフ王の兄弟に当たる、カフラー王のピラミッドは、2番目に造られています。

 

 

 

 

ギザの街並みが、ピラミッドのそばまで、広がってきていますが、

ピラミッドの向こうには、砂漠が広がっています。

朝靄に煙って、遠くまでは、見渡すことができません。

2つのピラミッドを見学し、少し砂漠の方へ移動してきました。

 

 

 

 

ピラミッドの、ビューポイントです。

 

3つのピラミッドが、見渡せる場所です。

左から、クフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドです。

 

クフ王の息子のメンカウラー王のピラミッドは、高さ 63mしかありません。

高さ 65.5m、底辺 105m、勾配 51度20分。

現在では、高さが 62mになっています。

 

この位置では、大きさがあまり変わらないように見えますが、

高さは、他の2つの約半分、体積は8分の1 しかないそうです。

 

また、このピラミッドには、北側に破壊された大きな傷跡が残っています。

この規模のものは、壊すのも大変な気がします。

 

 

 

 

さすがに3つ目の時には、財力が尽きてしまっていたのでしょうか?

 

1つ造るのでも、大変な気がします。

それを3代にわたって、造り続けたのですから、難しかったような気がします。

切り出す石材の数も、とてつもない数だったと思います。

 

4,000年前の財力と、技術力に驚きです。



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