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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

紀州へ  3

2019年11月23日 | 日記

 

 

思いがけず立ち寄った、和歌山城。

 

虎伏山の峰に、1585年築城されました。

その後領主となった浅野幸長により、大きく整備されています。

1619年、徳川家康の十男 頼宜 により御三家として成立しています。

その後の大規模な整備により、現在の形なったそうです。

 

 

 

 

1846年に落雷により焼失、その後1850年に再建されています。

 

ですが、1945年和歌山大空襲により再度焼失しています。

1958年、RC造により現在の形に復元されました。

 

山の上に立っていますが、こうして見上げるとあまり大きくない気がします。

 

 

 

 

天守閣へ入ってきました。

 

入ってすぐの場所に置かれている、白虎です。

空襲で燃えなかったのでしょうか。

中国の伝説の神獣のうちのひとつで、西方を表しています。

虎の門は、江戸城の西側に位置しているそうです。

 

 

 

 

中では、和歌山城再建に関する映像が流されていました。

少し古い時代のVTRのようです。

現在から60年以上前のものですから、仕方ないのかもしれません。

 

 

 

 

こんな模型も置かれていました。

 

この模型は木造のようです。

3層構造の天守閣です。

元々はこういった形で、造られていたのでしょう。

現在のものは、鉄筋コンクリート造になっています。

 

 

 

 

奥には、こんな場所がありました。

 

床が開口になっているようです。

敵の頭上へと、石を落とすのでしょう。

原始的ではありますが、効果は高そうです。

 

RCですので、ここは少し無粋な空間に仕上がっているように見えました。

上の方はどうなのでしょうか、上がって行くことにします。



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