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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 エジプト 4

2017年06月17日 | OLD DAYS

 

 

ヌビアの遺跡、フィラエ神殿。

 

壁には、ヒエログリフが、彫り込まれています。

はがれている場所もありますが、かなりきれいな保存状態に見えます。

 

 

 

 

550年に東ローマ帝国により、ここは閉鎖されています。

その後ここは、教会として使用されていたそうです。

 

その時の、名残なのでしょうか、

 コプト十字が彫り込まれています。

 

 

 

 

 

ここには、色々な神が祀られています。

 

一番大きな神殿が、イシス神を祀るイシス神殿です。

イシスはギリシャ語の表記で、古代エジプトではアセトと呼ばれていたそうです。

豊かなナイルの土壌を表す、豊饒の女神とされています 。

 

 

 

 

島には、たくさんの遺跡が残ります。

移設されたとはいえ、石でできた遺跡は、保存状態がかなりよく見えます。

ハトホルなどが祀られる神殿も、ここには残されています。

 

 

 

 

神殿とは、神を祀るための建造物です。

 

ここを中心に、ヌビアの街が広がっていたのでしょうか。

やはり豊かな水の恵みのある場所に、文明は栄えた気がします。

寒暖の差が激しく、厳しい暑さや乾燥の激しいエリアでは、

この大河が神として、崇められたのは当然のような気がします。

 

 

 

 

 

スケールの大きな神殿です。

 

いつも書いていますが、全盛のころのものを見てみたい気がします。

建造物として、どれだけの期間で、どんな方法で造り上げられたのかも、

技術者として関心があります。

 

 

 

 

 

神殿の内部です。

 

かなりの人数を収容することが、できそうです。

当時の権力者の力を、見たような気がします。



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