ヌビアの遺跡、フィラエ神殿。
壁には、ヒエログリフが、彫り込まれています。
はがれている場所もありますが、かなりきれいな保存状態に見えます。
550年に東ローマ帝国により、ここは閉鎖されています。
その後ここは、教会として使用されていたそうです。
その時の、名残なのでしょうか、
コプト十字が彫り込まれています。
ここには、色々な神が祀られています。
一番大きな神殿が、イシス神を祀るイシス神殿です。
イシスはギリシャ語の表記で、古代エジプトではアセトと呼ばれていたそうです。
豊かなナイルの土壌を表す、豊饒の女神とされています 。
島には、たくさんの遺跡が残ります。
移設されたとはいえ、石でできた遺跡は、保存状態がかなりよく見えます。
ハトホルなどが祀られる神殿も、ここには残されています。
神殿とは、神を祀るための建造物です。
ここを中心に、ヌビアの街が広がっていたのでしょうか。
やはり豊かな水の恵みのある場所に、文明は栄えた気がします。
寒暖の差が激しく、厳しい暑さや乾燥の激しいエリアでは、
この大河が神として、崇められたのは当然のような気がします。
スケールの大きな神殿です。
いつも書いていますが、全盛のころのものを見てみたい気がします。
建造物として、どれだけの期間で、どんな方法で造り上げられたのかも、
技術者として関心があります。
神殿の内部です。
かなりの人数を収容することが、できそうです。
当時の権力者の力を、見たような気がします。
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