スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

またひとつ、増えました

2016年07月22日 | 日記

 

 

 

国立西洋美術館

 

先日、混乱のイスタンブールで、世界遺産登録が決まりました。

日本に5つある、国立博物館のうちの一つです。

 

 

 

 

 

 

上野公園の、中にある美術館。

 

1951年9月8日、サンフランシスコ平和条約が締結されました。

その際に日本側は、フランスに松方コレクションの返還を、要請したそうです。

日仏政府間の交渉の結果、フランス側は条件付きで、返還されることが決まりました。

その条件の中に、コレクションを展示する為の、専用の美術館を建設することがありました。







1954年、ル ・ コルビュジエ に、

設計を依頼することが決まりました。


近代建築の3大巨匠といわれた、コルビュジエ。

幾何学的なものの中に、有機的な曲線や素材を持ち込んだ彼の手法は、

その後の日本建築界に、大きな影響を及ぼしました。

 

 

 

 

 

 

2012年の夏に、マルセイユを訪れました。

 

ユニテ ・ ダビタシオン

 

戦災の復興住宅の一環として、計画されました。

337戸、1,600人が暮らすことができる、巨大なコミュニティとして建設されています。

 

 

 

 

 

 

屋上には、プールもありました。

 

郵便局や店舗までが、造り込まれています。

建設当時には、激しい批判のもとに、一時は住むことを禁じられた集合住宅です。

 

 

 

 

 

 

” 垂直な村を造る ” と言って建設されました。

コルビュジエこの建物で、レジオンドヌール勲章を受章しています。

 

ル ・ コルビュジエの建築作品 ― 近代建築運動への顕著な貢献 ―


3度目の推薦で、やっと世界文化遺産に登録されました。



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