スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’18 夏 ランペドゥーザ 79

2018年11月29日 | ’18 ランペドゥーザ

 

 

この街のシンボル、ドゥォーモ。

 

以前はこの大聖堂の一番高い位置にある黄金のマリア像よりも、

高いものを建設することはできませんでした。

 

 135本ある尖塔の上に立つ守護聖人です。

 

 

 

 

薔薇窓のある外壁面です。

 

ここにも細かな細工が刻み込まれています。

補修されたものななのか、上部の装飾は明らかに白く見えます。

長年の侵食で、外壁面の色はかなり変化しているようです。

外装の清掃には片面につき5年はかかると言われ、清掃が完了した現在では、

ドゥォーモの廻りは交通量が制限されています。

 

 

 

 

 大聖堂は、東西軸に平行に建てられています。

 

北側に建つ建築物です。

ドゥォーモの言われに乗っ取って、高さを押さえて建っているようです。

美しい時計が見えています。

すでに11時半になっています。

先を急がないといけません。

 

 

 

 

現在も進行中の補修工事です。

 

 複雑な形状に沿って建てられていますので、

単菅の足場が幾何学的に組み込まれています。

なかなか日本でもこんな感じに、組み込むことは無いような気がします。

 

 

 

 

1386年に、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの意向により着工し、

約500年の時を経て、最終的にはナポレオンの命により完成しています。

全長158m、幅93m、高さが108m。


 

世界最大級のゴシック建築と言われています。


  

 

 

フライングバットレスにも美しい装飾が、刻み込まれています。

 

135本ある尖塔が、その先に建てられています。

 

サグラダファミリアは現在着工して135年余りですから、

500年かかったこの大聖堂の方が、

ずっとか時間をかけて建設されたことになります。

 

 

 

 

2,245体ある彫刻のうちの一つです。

 

上部にある傘にも、細かな装飾が彫り込まれています。

こういった装飾は、サグラダファミリアにも似たようなものがありました。

 

あと8年で完成すると言われている、ガウディの未完の大作。

この大聖堂よりも、はるかに速く完成することになります。



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