この街のシンボル、ドゥォーモ。
以前はこの大聖堂の一番高い位置にある黄金のマリア像よりも、
高いものを建設することはできませんでした。
135本ある尖塔の上に立つ守護聖人です。
薔薇窓のある外壁面です。
ここにも細かな細工が刻み込まれています。
補修されたものななのか、上部の装飾は明らかに白く見えます。
長年の侵食で、外壁面の色はかなり変化しているようです。
外装の清掃には片面につき5年はかかると言われ、清掃が完了した現在では、
ドゥォーモの廻りは交通量が制限されています。
大聖堂は、東西軸に平行に建てられています。
北側に建つ建築物です。
ドゥォーモの言われに乗っ取って、高さを押さえて建っているようです。
美しい時計が見えています。
すでに11時半になっています。
先を急がないといけません。
現在も進行中の補修工事です。
複雑な形状に沿って建てられていますので、
単菅の足場が幾何学的に組み込まれています。
なかなか日本でもこんな感じに、組み込むことは無いような気がします。
1386年に、ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの意向により着工し、
約500年の時を経て、最終的にはナポレオンの命により完成しています。
全長158m、幅93m、高さが108m。
世界最大級のゴシック建築と言われています。
フライングバットレスにも美しい装飾が、刻み込まれています。
135本ある尖塔が、その先に建てられています。
サグラダファミリアは現在着工して135年余りですから、
500年かかったこの大聖堂の方が、
ずっとか時間をかけて建設されたことになります。
2,245体ある彫刻のうちの一つです。
上部にある傘にも、細かな装飾が彫り込まれています。
こういった装飾は、サグラダファミリアにも似たようなものがありました。
あと8年で完成すると言われている、ガウディの未完の大作。
この大聖堂よりも、はるかに速く完成することになります。
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