スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’20 夏 加賀 44

2020年11月12日 | ’20 加賀

 

 

九谷焼窯跡展示館です。

 

勝手に立派な美術館のようなものが、

建っていると考えていました。

ですので近くへ来るまで、なかなか気が付きませんでした。

ここは、九谷焼の蔵元が代々住居兼工房として使っていた場所です。

 

 

 

 

こんな感じに、街中に溶け込んでいます。

実際に今でも工房として使用されていて、

中では作業も行われていました。

見た感じ、修復などの作業をされているようでした。

中にはいくつかの展示物も置かれていました。

 

 

 

 

ビデオが流されていたのですが、

ここで初めて古九谷の事を知りました。

謎が多い古九谷のようです。

一時期は、初期の有田焼ではないか、と考えられていたそうです。

1998年に古九谷風の色絵陶片が発掘されたことから、

少し考え方も変わってきているようです。

 

 

 

 

照明のグローブの廻りが九谷焼になっています。

古民家は、築200年以上経っているそうです。

素焼きに近いものが元々好みでしたが、

こんな色つきのものも悪くない気が少ししてきました。

 

 

 

 

ここが現在使用されている窯です。

 

″ 五彩 ″ とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の色を、

盛り上げるように使用して焼かれています。

明治になると加賀の主要な輸出品になっています。

西洋の技法を取り入れた、

新九谷というものの出てきているそうです。

 

 

 

 

ここが江戸時代に造られた九谷窯跡です。

 

保護されるように鉄骨のアーチで囲われています。

全く知らなかった九谷焼。

ここへきて、少し興味がわいてきた気がします。



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