九谷焼窯跡展示館です。
勝手に立派な美術館のようなものが、
建っていると考えていました。
ですので近くへ来るまで、なかなか気が付きませんでした。
ここは、九谷焼の蔵元が代々住居兼工房として使っていた場所です。
こんな感じに、街中に溶け込んでいます。
実際に今でも工房として使用されていて、
中では作業も行われていました。
見た感じ、修復などの作業をされているようでした。
中にはいくつかの展示物も置かれていました。
ビデオが流されていたのですが、
ここで初めて古九谷の事を知りました。
謎が多い古九谷のようです。
一時期は、初期の有田焼ではないか、と考えられていたそうです。
1998年に古九谷風の色絵陶片が発掘されたことから、
少し考え方も変わってきているようです。
照明のグローブの廻りが九谷焼になっています。
古民家は、築200年以上経っているそうです。
素焼きに近いものが元々好みでしたが、
こんな色つきのものも悪くない気が少ししてきました。
ここが現在使用されている窯です。
″ 五彩 ″ とよばれる、赤・黄・緑・紫・紺青の色を、
盛り上げるように使用して焼かれています。
明治になると加賀の主要な輸出品になっています。
西洋の技法を取り入れた、
新九谷というものの出てきているそうです。
ここが江戸時代に造られた九谷窯跡です。
保護されるように鉄骨のアーチで囲われています。
全く知らなかった九谷焼。
ここへきて、少し興味がわいてきた気がします。
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