スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’14 夏 カナリア諸島 50

2014年11月20日 | ’14 テネリフェ・バルセロナ

 

 

 

食堂部分は通る事ができませんので、再度バルコニーを通ってホールまで戻ってきました。

 

柱が3本ずつ台の上に載せられ、そのうち2本は奥の壁を支えています。

手前の柱が、美しいカテナリー曲線を構成しています。

 

ここの天井も、先ほどの階段上部と同じ装飾が見えます。

 

 

 

 

 

 

大理石の梁を支える柱の 柱頭部 です。

 

ここも生物的な装飾で、飾られています。

中央を貫通する金属は、カーテンレールになっています。

 

この辺りの作り込みも、よく考えられています。

 

 

 

 

 

 

中央サロン につながる、三方枠です。

 

両サイドには、美しい装飾のブラケットが見えます。

階高がありますのでわかりにくい感じですが、かなりの大きさがあります。

 

 

 

 

 

 

 

ホールの突き当りには、 客間 があります。

赤い壁面と、木製のきれいな腰貼りがされています。

共用部とは違ったデザインになっています。

 

客用の椅子も、食堂に置かれたものとは違ったデザインです。

 

 

 

 

 

 

中央サロンです。

 

2層分を超える吹抜 に、なっています。

吹抜に面した開口部も、かなり凝ったデザインがされています。

高い天井面は、2方向からのヴォールトで構成されています。

 

天井面の細工は、まさしくアルハンブラの様です。

 

壁のブラケットは、先程のものと統一されたデザインになっています。

 

思わず、ため息が出るような空間です。

 

 

 

 

 

 

収納部分の扉の内側には、 絵画 が嵌めこまれています。

廻りも絵画が、飾られています。

 

壁面は、天然石を何種類も組み合わせてあります。

 

 

 

 

 

 

サロン内部にある階段から、中間階に上がる事ができます。

 

階段前には、 エウセビ ・ グエル の 父、 ジュアン ・ グエル の胸像が見えます。

壁面と同材の石で、作られています。

 

大きなドーム天井のあるサロンは、とても個人所有の邸宅とは思えないものです。



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