転用。
TOMIX製JR E231系0番代三鷹車両センターB16F(二代目:元ミツB16F:Tc16)の第二次整備はクハE231-16が最終入場車となった。
施工内容はクハE230-4(ラシ104F)に準ずるがライトユニット撤去とステッカー切り出しが要注意点である。
クハE230-16(→クハE230-4)ではプリズムケースと遮光ケースに分離し後始末に追われている。
JR E231系0番代クハE231-16(元ミツB16F)。
※再生産品:2010年LOT。
2010年LOTのモハE231-31(→モハE231-7),クハE230-16は磨きクロスを用いて車体の艶出しを施した。
しかし2018年LOTとの差は思うように縮まらなかった。
特にモハE231-7+モハE230-7(ラシ104F)はLOTが異なる混結ユニットとなってしまい編成見附を崩している。
クハE230-4の竣工後にラプロス式印刷消去で採り入れている消しゴムでの車体平滑化を思い出した。
磨きクロスに加え消しゴムで車体を擦ればもう少し艶が出せるかもしれない。
一応クハE231-16を以て第二次整備は一区切りとなるが艶を強められればモハE231-7,クハE230-4を再入場させる。
入工中のクハE231-16。
クハE230-16に続きクハE231-16も車体と引っ掛かる事無く床板を取り外せた。
嵌合精度の悪さは入場第一陣だったサハE231-12(ラシ104F)から散見された現象である。
増備都合により当該車両は全て2018年LOTの非動力中間車だった。
2010年LOTは運転台付車,動力ユニット搭載車であり単純に比較は出来ないが2018年LOT特有の癖かもしれない。
工程順はライトユニット分離に懲り床板関連からの開始とした。
KATOカプラー,標準形スカートへの交換が主工程のため時間配分は読み易い。
仮にライトユニットの取り外しに難航しても焦らずに作業へ当たれるよう見直しを図った。
KATOカプラーへ交換したTR246非動力台車。
TOMIX製台車用KATOカプラーはクハE230-4の入場時に予め製作を済ませておいた。
KATOカプラー化は2エンド側用TR246非動力台車へ施工するだけで構わない。
大きく時間を割かれる工程では無かったが事前準備が奏功し5分程度で交換を終えている。
続いて強化形スカートから標準形スカート(PZ6285)へ取り替える。
本来はTOMIX製E231系800番代(再生産品)の増備用に投入した部品だった。
諸事情により導入は撤回され措置未定の保管品に廻っていた。
ミツB16Fのラシ104F化では欠かせない部品でありE231系800番代用からE231系0番代用へ用途変更される。
押し出された強化形スカート。
標準形スカート,強化形スカート共に取付脚形状は共通である。
台枠ではなく座席部品に取り付ける構造は珍しい。
そのためか嵌合爪は細長く装着感は心許ない。
沈み込む様に噛み合う手応えは独特なものだった。
クリック感が無く取付後には何度もスカートの取付脚を挟み付け座席部品へ密着させた。
捻出された強化形スカートは保管品へ廻したものの再登場の可能性は低いと思う。
床板関連の作業は約15分で完了する異例の進捗を見せる。
なお在籍する209系500番代,E231系列ではダミーカプラーを流用しておりラシ104Fもこれに倣っている。
難無く撤去出来たライトユニット。
いよいよライトユニットの取り外しへと取り掛かる。
クハE230-4で難航した原因が掴めないままクハE231-16の入場を迎えてしまった。
取り敢えずプリズムケースと遮光ケースを押えながら分離を防ぐ手段に出る。
ライトユニットに角度を設けると全体が車体裾方向へ移動し何事も無く取り外しを終えられた。
この嵌合具合なら2pcs構造のライトユニットを押さえずとも撤去できたと思われる。
ライトユニットが分離に至った事例はクハE230-4のみとなった。
結局何が支障したか判らないままで終わってしまい今後の増備に不安を残している。
表示器モールドに収まる[1822C],[津田沼]表示ステッカー。
無事ライトユニット撤去の山を越えたが難関の行先表示類ステッカー切り出しが待っている。
クハE230-4ではステッカー天地が不足してしまい表示類からの漏光を抑止できなかった。
デザインナイフはステッカーの目安線中央に当てた。
これが寸足らずに至らせた要因だと考え四辺の切り出し目安を線の端部へと改める。
更に表示器用プリズムへの無用な接触を防ぐべくプリズムケースを取り外した。
せっかく一体で撤去まで持ち込めたライトユニットは分解の憂き目に遭っている。
ただこの方式は間違っていなかった。
[1822C],[津田沼]表示ステッカーはプリズムケースの凹形モールド内へお釣り無しに貼付出来た。
加えて今更モールドとステッカーの寸法が揃うとも判った。
クハE230-4での漏光は基準に据えた目安線位置からして誤りだったと言える。
逆にステッカー交換だけでクハE231-16と同等に揃えられるため再入場が確実になっている。
消しゴムで磨いたクハE231-4。
車体の艶出しは始めに全体を磨きクロスで擦る。
その後消しゴムを当て再度磨きクロスで拭き直す方式とした。
黄色1号帯は消しゴムで剥離する危険性がありステンレス再現部より軽目の力に留めている。
一旦曇りを帯びた車体を徐々に磨いていく。
すると消しゴムの薄い膜が剥がれ艶のある側板が顔を出した。
施工前後で大幅に車体塗装の様相が変わり2018年LOTへ近付いたように感じられる。
かなり期待を持てそうな塗装被膜になったと思えサハE231-10(ラシ104F)との連結試験が楽しみになった。
このまま各インレタの転写に移りクハE231-4へ改番する。
車両番号標記はクハE230-4と同様の理由で2018年LOTより腰板寄に転写している。
↓
クハE231-4 [1822C 津田沼]:前面窓セル・スカート(PZ6285)交換,運行番号・行先表示変更施工。
クハE230-4 [1822C 津田沼]:ラシ104F(標準形スカート装着車)。
全工程が完了しクハE231-4を組み立てた。
入場前との外観差は先ずスカート形状に目が行く。
前面窓セルの交換で各表示器類には陰影が生まれた。
ステッカー再現に変更されたため表示器類と前面窓から切り離され彫りが深くなったように見える。
ラシ104Fには[津田沼]表示を採用したが[中央・総武線]表示でも前面窓セルは交換対象に挙がっていただろう。
クハE230-4とはステッカー寸法の違いが現れた。
特に行先表示器は[津田沼 Tsudanuma]表示と表示器下端の幅が拡大され安定して見える。
クハE231-4 点灯試験[1822C 津田沼]:前照灯(ライトユニット着脱)。
クハE231-4 点灯試験[1822C 津田沼]:尾灯(ライトユニット着脱)。
クハE230-4 点灯比較[1822C 津田沼]:ラシ104F(ステッカー切出失敗車)。
その差は点灯試験で更に広がる。
クハE231-4の表示器類は漏光を完全に抑えられた。
1mmにも満たない寸法差異ながら大幅な改善へと繋がっている。
起用したステッカーはミツB16F(Tc16)付属品のため[1822C],[津田沼]表示には十分な余裕がある。
よって納得が行く状態までクハE230-4の見附改善に努めたい。
また在籍中の209系500番代,E231系列でも同様の事例を抱えており何れは全編成へ波及すると思われる。
↓
クハE231-4(ラシ104F:クハE231-16 改番,消しゴム併用式車体清掃施工)。
※再生産品:2010年LOT。
クハE231-4(ラシ104F)の竣工で元ミツB16Fは全車がラシ104Fへ異動となった。
しかしクハE231-4の結果を受けクハE230-4は行先表示類ステッカー交換入場へと至る。
よってラシ104Fは出場が持ち越しされている。
消しゴム併用式車体清掃試行車に抜擢されたクハE231-4は二度目の磨きクロス拭き上げ施工で艶が増したと思えた。
ところがこれは錯覚に過ぎないと判明している。
薄い消しゴムの膜は車体を艶消し状態に近くさせた。
それを取り除いた分だけ塗装仕上げの変化をもたらしたと勘違いしたらしい。
クハE231-4+サハE231-10 (ラシ104F:2010年LOT+2018年LOT)。
モハE231-7+モハE230-7 (ラシ104F:2010年LOT+2018年LOT)。
結果は磨きクロス式車体清掃車と何も変わらなかった。
参考としたラプロス式印刷消去の塗装被膜平滑化だったが全く手を加えていない車体には無意味な施工であった。
もう2010年LOTと2018年LOTの差異縮小策は残されておらず黙認するしかない。
クハE231-4+サハE231-10+モハE231-7+モハE230-7は千鳥配置LOTから脱する手段も無く現状維持となる。
経年で2018年LOTの艶が弱まる事に期待するしかないだろう。
※記事訂正:2009年LOT→2010年LOT。
TOMIX製JR E231系0番代三鷹車両センターB16F(二代目:元ミツB16F:Tc16)の第二次整備はクハE231-16が最終入場車となった。
施工内容はクハE230-4(ラシ104F)に準ずるがライトユニット撤去とステッカー切り出しが要注意点である。
クハE230-16(→クハE230-4)ではプリズムケースと遮光ケースに分離し後始末に追われている。
JR E231系0番代クハE231-16(元ミツB16F)。
※再生産品:2010年LOT。
2010年LOTのモハE231-31(→モハE231-7),クハE230-16は磨きクロスを用いて車体の艶出しを施した。
しかし2018年LOTとの差は思うように縮まらなかった。
特にモハE231-7+モハE230-7(ラシ104F)はLOTが異なる混結ユニットとなってしまい編成見附を崩している。
クハE230-4の竣工後にラプロス式印刷消去で採り入れている消しゴムでの車体平滑化を思い出した。
磨きクロスに加え消しゴムで車体を擦ればもう少し艶が出せるかもしれない。
一応クハE231-16を以て第二次整備は一区切りとなるが艶を強められればモハE231-7,クハE230-4を再入場させる。
入工中のクハE231-16。
クハE230-16に続きクハE231-16も車体と引っ掛かる事無く床板を取り外せた。
嵌合精度の悪さは入場第一陣だったサハE231-12(ラシ104F)から散見された現象である。
増備都合により当該車両は全て2018年LOTの非動力中間車だった。
2010年LOTは運転台付車,動力ユニット搭載車であり単純に比較は出来ないが2018年LOT特有の癖かもしれない。
工程順はライトユニット分離に懲り床板関連からの開始とした。
KATOカプラー,標準形スカートへの交換が主工程のため時間配分は読み易い。
仮にライトユニットの取り外しに難航しても焦らずに作業へ当たれるよう見直しを図った。
KATOカプラーへ交換したTR246非動力台車。
TOMIX製台車用KATOカプラーはクハE230-4の入場時に予め製作を済ませておいた。
KATOカプラー化は2エンド側用TR246非動力台車へ施工するだけで構わない。
大きく時間を割かれる工程では無かったが事前準備が奏功し5分程度で交換を終えている。
続いて強化形スカートから標準形スカート(PZ6285)へ取り替える。
本来はTOMIX製E231系800番代(再生産品)の増備用に投入した部品だった。
諸事情により導入は撤回され措置未定の保管品に廻っていた。
ミツB16Fのラシ104F化では欠かせない部品でありE231系800番代用からE231系0番代用へ用途変更される。
押し出された強化形スカート。
標準形スカート,強化形スカート共に取付脚形状は共通である。
台枠ではなく座席部品に取り付ける構造は珍しい。
そのためか嵌合爪は細長く装着感は心許ない。
沈み込む様に噛み合う手応えは独特なものだった。
クリック感が無く取付後には何度もスカートの取付脚を挟み付け座席部品へ密着させた。
捻出された強化形スカートは保管品へ廻したものの再登場の可能性は低いと思う。
床板関連の作業は約15分で完了する異例の進捗を見せる。
なお在籍する209系500番代,E231系列ではダミーカプラーを流用しておりラシ104Fもこれに倣っている。
難無く撤去出来たライトユニット。
いよいよライトユニットの取り外しへと取り掛かる。
クハE230-4で難航した原因が掴めないままクハE231-16の入場を迎えてしまった。
取り敢えずプリズムケースと遮光ケースを押えながら分離を防ぐ手段に出る。
ライトユニットに角度を設けると全体が車体裾方向へ移動し何事も無く取り外しを終えられた。
この嵌合具合なら2pcs構造のライトユニットを押さえずとも撤去できたと思われる。
ライトユニットが分離に至った事例はクハE230-4のみとなった。
結局何が支障したか判らないままで終わってしまい今後の増備に不安を残している。
表示器モールドに収まる[1822C],[津田沼]表示ステッカー。
無事ライトユニット撤去の山を越えたが難関の行先表示類ステッカー切り出しが待っている。
クハE230-4ではステッカー天地が不足してしまい表示類からの漏光を抑止できなかった。
デザインナイフはステッカーの目安線中央に当てた。
これが寸足らずに至らせた要因だと考え四辺の切り出し目安を線の端部へと改める。
更に表示器用プリズムへの無用な接触を防ぐべくプリズムケースを取り外した。
せっかく一体で撤去まで持ち込めたライトユニットは分解の憂き目に遭っている。
ただこの方式は間違っていなかった。
[1822C],[津田沼]表示ステッカーはプリズムケースの凹形モールド内へお釣り無しに貼付出来た。
加えて今更モールドとステッカーの寸法が揃うとも判った。
クハE230-4での漏光は基準に据えた目安線位置からして誤りだったと言える。
逆にステッカー交換だけでクハE231-16と同等に揃えられるため再入場が確実になっている。
消しゴムで磨いたクハE231-4。
車体の艶出しは始めに全体を磨きクロスで擦る。
その後消しゴムを当て再度磨きクロスで拭き直す方式とした。
黄色1号帯は消しゴムで剥離する危険性がありステンレス再現部より軽目の力に留めている。
一旦曇りを帯びた車体を徐々に磨いていく。
すると消しゴムの薄い膜が剥がれ艶のある側板が顔を出した。
施工前後で大幅に車体塗装の様相が変わり2018年LOTへ近付いたように感じられる。
かなり期待を持てそうな塗装被膜になったと思えサハE231-10(ラシ104F)との連結試験が楽しみになった。
このまま各インレタの転写に移りクハE231-4へ改番する。
車両番号標記はクハE230-4と同様の理由で2018年LOTより腰板寄に転写している。
↓
クハE231-4 [1822C 津田沼]:前面窓セル・スカート(PZ6285)交換,運行番号・行先表示変更施工。
クハE230-4 [1822C 津田沼]:ラシ104F(標準形スカート装着車)。
全工程が完了しクハE231-4を組み立てた。
入場前との外観差は先ずスカート形状に目が行く。
前面窓セルの交換で各表示器類には陰影が生まれた。
ステッカー再現に変更されたため表示器類と前面窓から切り離され彫りが深くなったように見える。
ラシ104Fには[津田沼]表示を採用したが[中央・総武線]表示でも前面窓セルは交換対象に挙がっていただろう。
クハE230-4とはステッカー寸法の違いが現れた。
特に行先表示器は[津田沼 Tsudanuma]表示と表示器下端の幅が拡大され安定して見える。
クハE231-4 点灯試験[1822C 津田沼]:前照灯(ライトユニット着脱)。
クハE231-4 点灯試験[1822C 津田沼]:尾灯(ライトユニット着脱)。
クハE230-4 点灯比較[1822C 津田沼]:ラシ104F(ステッカー切出失敗車)。
その差は点灯試験で更に広がる。
クハE231-4の表示器類は漏光を完全に抑えられた。
1mmにも満たない寸法差異ながら大幅な改善へと繋がっている。
起用したステッカーはミツB16F(Tc16)付属品のため[1822C],[津田沼]表示には十分な余裕がある。
よって納得が行く状態までクハE230-4の見附改善に努めたい。
また在籍中の209系500番代,E231系列でも同様の事例を抱えており何れは全編成へ波及すると思われる。
↓
クハE231-4(ラシ104F:クハE231-16 改番,消しゴム併用式車体清掃施工)。
※再生産品:2010年LOT。
クハE231-4(ラシ104F)の竣工で元ミツB16Fは全車がラシ104Fへ異動となった。
しかしクハE231-4の結果を受けクハE230-4は行先表示類ステッカー交換入場へと至る。
よってラシ104Fは出場が持ち越しされている。
消しゴム併用式車体清掃試行車に抜擢されたクハE231-4は二度目の磨きクロス拭き上げ施工で艶が増したと思えた。
ところがこれは錯覚に過ぎないと判明している。
薄い消しゴムの膜は車体を艶消し状態に近くさせた。
それを取り除いた分だけ塗装仕上げの変化をもたらしたと勘違いしたらしい。
クハE231-4+サハE231-10 (ラシ104F:2010年LOT+2018年LOT)。
モハE231-7+モハE230-7 (ラシ104F:2010年LOT+2018年LOT)。
結果は磨きクロス式車体清掃車と何も変わらなかった。
参考としたラプロス式印刷消去の塗装被膜平滑化だったが全く手を加えていない車体には無意味な施工であった。
もう2010年LOTと2018年LOTの差異縮小策は残されておらず黙認するしかない。
クハE231-4+サハE231-10+モハE231-7+モハE230-7は千鳥配置LOTから脱する手段も無く現状維持となる。
経年で2018年LOTの艶が弱まる事に期待するしかないだろう。
※記事訂正:2009年LOT→2010年LOT。