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試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3592F 6次車 現行色:二代目 回着 ※後期仕様種車 モハ3592,モハ3589 誘導無線アンテナ取付

2016-08-26 21:13:20 | 京成線:3500形
不運。

TOMYTEC製京成3500形3592F現行色(二代目)が回着した。
先に3592F晩年仕様(3592F-2)が出場済でこちらは青地種別幕の後期仕様(3592F-1)とする。
3592F-2に続く新製投入で店頭で品定めをし手に取った。
小細工を施すため中古製品でも良かったが実勢価格と余り差が無く新品を選択している。


京成3500形3592F 6次車 現行色(二代目)。
3592F:3592-3591-3590-3589。

予約品だった3592F-2は青帯の掠れが目立ったため出来るだけ状態の良い製品を選んだつもりである。
ただ店頭では海側しか識別出来ないためロシアンルーレット式に変わりはない。
TOMYTEC製品は塗装レベルのばらつきが多くある程度覚悟して手にしている。
ところが回着した二代目3592Fはその覚悟を上回った。
モハ3589の助士側窓が白濁している。
外箱に変形はなく製造過程で何かが生じたのかもしれない。
これが異物である事を祈ったのだが。


入工中のモハ3592(二代目)。

3592F-2では構造確認に時間を割いた。
お陰で大凡の見当は付いており二代目3592Fは第一次整備を大幅に簡易化する。
入場させるのはM2車だけとしM1車の加工は先送りとした。
そのM2車も誘導無線アンテナ取付以外の工程を第二次整備へ廻し一気に仕上げる。


分解せずに開孔した防護無線アンテナ取付孔。

3592F-2はとにかく慎重に事を進めた。
但しそれが時間を要す原因になったため出来る限り省力化を図った。
誘導無線アンテナは屋根板を取り外さずに開孔できる。
ドリルの軸を長めに調整し4穴とも車体を組んだまま貫通させた。


開孔を終えたモハ3592。

今回は説明書きを読む必要が無く正規のΦ1.0mmドリルで開孔した。
前回ポカをやらかした後だけに迷うことなくΦ1.0mmのドリル刃を手に取っている。
ランナーから誘導無線アンテナを切り出し取り付けた。
誘導無線アンテナ切り出しも外周切断部を削減し所要時間を短縮させている。
第二次整備時にクーラーキセと共に溶着するため今回は差し込んだだけとした。
ぐらつきは無く溶着は不要な感じがする。
3592F-2と揃えるため流し込み接着剤を投入するがその量は微々たるもので良いだろう。


モハ3592(誘導無線アンテナ取付)。

下廻りには一切手を着けなかった。
TOMYTEC製京成3500形は1両毎に下廻り整備へ取りかかった方が進捗が良い気がする。
よってアーノルトカプラー,プラスチック車輪のまま作業を終えた。
TT-04Rは手元に用意さえしていない。


誘導無線アンテナを取り付けたモハ3589。

モハ3589も同様の進行とした。
取付部品は誘導無線アンテナのみで他は製品のままを保っている。
所謂ディスプレイモデルならこれで打ち切れば良いのだろう。
後は好みで付属の運行番号シールを貼附すればM2車はそれらしく見える。
勿論整備を進めるためこのまま終わらせない。


クラックの入った助士側窓。

分解した序でに気になった助士側窓を確認した。
これはどう見てもクラックである。
残念ながら引きの悪さが出たらしい。
過去に他社製品でもエラー品を引き当てた。
自力復旧に努めてきたが流石にクラック修正は無理である。
幸い点灯機構が無く漏光は心配しなくて良い。
外光による乱反射さえ無ければ我慢できるかもしれないが耐えられるだろうか。
機器箱追設等で誤魔化す事も出来ず苦しいところである。
また何処までクラックが進んでいるか判らないため第二次整備時には十分注意したい。


モハ3589(誘導無線アンテナ取付)。

モハ3592,モハ3589への誘導無線アンテナ取付で二代目3592Fの第一次整備を終えた。
M1車は1回の入場で竣工に至るため以後の入場はモハ3591→モハ3590とする。
3592F-2では側窓セル着脱に苦戦したが3592F-1も同様か気になる点である。




第一次整備を終えた3592F(二代目)。


第一次整備終了当時の3592F-2。

第一次整備で部品交換を施した3592F-2とは大分雰囲気が異なる。
カプラー・車輪交換による見附の変化は非常に大きいという事だろう。
M2車の第二次整備は車両化,ディテール変更になる。
モハ3589の前面窓セルが引っ掛かるが分解に影響しないことを祈りたい。

聞いたところによると異変に気付いた時点でメーカーに連絡を入れておけば交換可能だったらしい
加工後及び部品だけの交換は非対応との事

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