試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3517[3520F-3] 更新車 現行仕様 種別・行先方向幕貼附:富士川車輌工業製ステッカー

2016-12-11 21:05:02 | 京成線:3500形
決断。

マイクロエース製京成3500形3517(3520F-3)は種別幕設置の対応で第二次整備が中断していた。
ライトレンズ(カバー)と種別表示窓が一体成形で分割すると点灯に影響を及ぼすかもしれない。
もう一度点灯機構を確認した。


ライトレンズを撤去した京成3500形3517 更新車 中期仕様(3520F-3)。

3517のセルは嵌合だけで接着剤は使用されていなかった。
そしてライトユニットは各々を照射する仕組みで減衰し難い。
これならセルを分割しても減光に至る確率は低いと読んだ。
見附統一を優先しセル分割を選んでいる。
再度セルを車体に組込み貫通扉の張り出しを避け種別表示器部をカットした。
継続使用するライトレンズは微量の流し込み接着剤を投入し紛失防止策としている。


車体に固定されたライトレンズ。

ライトレンズは糊代を確保しここへ流し込み接着剤を挿している。
これだけの代があればそう簡単には外れないだろう。
最大の悩みを解決し種別幕を取り付ける。
現行仕様をプロトタイプにするため色地[普通]種別幕とする。
しかし製品付属ステッカーには色地種別幕が一切含まれない。
そのため当初の計画通り富士川車輌工業製ステッカーを起用した。
t0.5mmのプラ板に種別幕を貼附しゴム系接着剤で車体に固定する3000系列と同一方式である。


種別幕を取付けた車体と減光対策を施したプリズム。

種別表示器用プリズムの減光も3000系列からのタックラベル式を踏襲した。
何れもマイクロエース製3200形,3300形,3600形での実績がある。
加えて色地[普通]種別幕が減光の役割を果たすため視認性は確保できると思う。
ここで車体を組立て行先方向幕ステッカーを貼附した。




現行仕様化した3517。

行先方向幕も富士川車輌工業製ステッカーを用いている。
予めテストピースの[泉岳寺]幕で貼附可能かを確認した。
やや横方向の余裕が少なく感じるがお釣り無しで使用できる。
行先方向幕は上り方面行から[津田沼]幕を選択した。
現行ダイヤの千葉線4両編成上り運用は[津田沼]が無難だろう。


3517 点灯試験[B55 普通 津田沼]:前照灯(通過標識灯消灯)。


3517 点灯試験[B55 普通 津田沼]:尾灯。


3517 点灯比較[□□□ □ □]:前照灯(製品原形)。

セル分割で懸念された前尾灯の点灯具合は一切問題なかった。
一方ジャストサイズだったはずの種別幕は強力発光により周囲から漏光する。
記録上では大幅な漏光が目立つが実際には何処に手を加えるか迷う程度である。
振り返ると種別幕周りのプラ板を黒色化していなかった。
これを行えば漏光を抑えられるかもしれない。
3520入場時に試行し効果を見たい。
その結果次第で3517は再入場する可能性が残った。
なお千葉線系統充当のため通過標識灯スイッチをOFFへ切り替えた。
今後点灯させる機会はやって来ないだろう。




3517現行仕様(3520F-3:側面行先表示器基準幕化)。

ライトセル分割に悩んだが3517が無事竣工した。
M2車の第二次整備主工程は大凡掴めたと思う。
本来なら続けて3520(M2車)を入場させるところだが3520F-3では3518(M1車)とする。
急遽パンタグラフ交換が加わったためこの作業に注力すべく非動力車を選択する。


新3000形3051-2+3051-1 (3051F:TOMIX製PT-7113-D形パンタグラフ搭載)。

新3000形3051FはTOMIX製PT-7113-D形パンタグラフに換装した。
折畳が出来ない3026Fへの転用を名目にマイクロエース製パンタグラフ捻出するため代用品を用いた。
これをヒントに3518のシングルアーム式パンタグラフ化に挑みたい。

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