試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形3520F 更新車 中期仕様 PT-43形パンタグラフ搭載編成 回着 (KATOカプラー化) ※現行仕様種車

2016-12-09 21:17:16 | 京成線:3500形
待望。

マイクロエース製京成3500形3520F更新車中期仕様PT-43形パンタグラフ搭載車(3520F)が回着した。
製品は特別修繕後の前期更新車がプロトタイプである。
TOMYTEC製3500形3592F現行色に続くプラスチック製完成品のリリースは非常に喜ばしい。


京成3500形3520F 更新車 中期仕様。
3520F:[3520]-[3519]-[3518]-[3517]。
※PT-43形パンタグラフ搭載編成。

ディテールは特徴を掴んでいると思う。
前尾灯ケース,前面窓押え,前面全周のモールドが厳つい感はある。
ここはマイクロエースらしいモデリングだと言えるだろう。
正直なところ意表を突かれたプロトタイプだった。
当然現行仕様がリリースされると思いきやPT-7131形パンタグラフ換装前とされた。
現行仕様増強を考えていたためプロトタイプを確認した際には少々戸惑った。
3500形の特別修繕は当初PT-43形パンタグラフのまま出場していた。
3536F以降からPT-7131形パンタグラフに変更されたため隙間を突いたと言える。
[K'SEI]CIマーク付で2001年3月~2007年頃に該当する。
今回更新車グループでは同一仕様の3528F,芝山3500形3540Fがリリースされた。
PT-43形パンタグラフ搭載車が選ばれたのは芝山3500形3540Fが影響した様に思う。


3520。


3519(動力車)。


3518。


3517。

3300形3304F,3344F現行色で廃止されたMG抵抗器の色挿しは完全復活したらしい。
3600形3668Fから還ってきた色挿しだが迷走している感がある。
再び廃止されないよう願いたい。
検品時に3519の黒色窓枠に剥がれがあり交換を依頼した。
光沢処理で黒色が飛ぶと非常に目立つ。
以後回着予定の編成で心配される点である。
交換された製品も3518の床板が撓んでおり車体が傾いていた。
この程度なら自力修復は可能だと思い二度目の交換は控えている。




3520+3519 (KATOカプラー化)。

3500形は純新製品で車体構造の解析を要する。
第一次整備はカプラー交換のみで済ませそれ以外の項目は第二次整備へ廻す。
この時点では3520,3517の運転台側へTNカプラーSPが無加工で取り付けられるか判らなかった。
仮に要加工となれば時間を要するためこれも第二次整備に廻された。
※無加工で取付可能。




3518+3517 (KATOカプラー化)。

3520Fは2編成の導入予定で回着編成を本線系統か千葉線系統へ充当するか決まっていなかった。
現在は4両編成に統一された3500形だが4+4編成,2+4+2編成,4+2編成,2+4編成と多彩な組成が可能な形式だった。
仮に本線系統へ投入し組成自由度を高めるにはユニット間のTNカプラーSP化を要する。
そのため現段階では3519+3518の連結面側カプラー交換を見送った。


3519+3518 (アーノルトカプラー)。

製品付属ステッカーの前面種別幕はプロトタイプに合わせ白地英字併記旧仕様のみが印刷されていた。
今では見られない[快特]幕,[通勤特急]幕は懐かしく思える。
[(飛行機)特急]幕が漏れたのは該当時期が短かったせいかもしれない(~2002年10月)。
一方行先方向幕は種類が増え[佐倉],[東成田]まで含まれる。
まだ青地が淡いように思えるものの3300形3304F,3344Fの酷さからは完全に脱した。
3600形で復調の気配がありそれを引き継いでいると思う。
品質向上が伺えるステッカーだが3520Fには富士川車輌工業製を用いるため使用しない。


3520F付属ステッカー。

相変わらずKATOカプラーBタイプ用アダプターは同梱されない。
もう復活する事は無いだろう。
その代わりM2車運転台側用のアダプター付アーノルトカプラーが用意されていた。
ご丁寧に説明書まで着いていたがTNカプラーSP化が前提で3520Fではお世話にならない。
予めKATOカプラー化し交換の手間を減らすには都合が良くなった。


同梱されるアダプター付アーノルトカプラーと説明書。

交換に用いたKATOカプラーはグリーンマックス製3400形,3700形の発生品を流用した。
3700形3758F中期仕様(3758F)以外はKATOカプラーからTNカプラーSPへの交換を終えており保管品は十分にある。
先に3400形,3700形のカプラー交換を進めたのは正解だった。
暫くは発生品で賄えるためKATOカプラーの残数は気にしなくていいだろう。

軽微な第一次整備を終え個別に第二次整備へ入る。
単独入場第一号はM2車の3517を抜擢する。
セル,プリズムの構成を確認し他形式との整合を取りたい。

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