試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3500形モハ3554[3556F] 3次車 朱帯色 TOMYTEC製TT-04R組込,座席部品・台枠溶着施工:床板一体化

2017-07-06 21:33:36 | 京成線:3500形
再中断。

TOMYTEC製京成3500形3556F朱帯色は第一次整備で作業が中断されていた。
ようやくグリーンマックス製PT-43S形パンタグラフの入手に目処が立ち第二次整備に移行する。
第二次整備入場1両目は成田寄M1車のモハ3554とした。


京成3500形3556F 3次車 朱帯色。
3556F:3556-3555-3554-3553。

TOMYTEC製品は任意に動力車を指定できる。
京成3500形投入第一弾の3592F現行色晩年仕様(3592F-2)はマイクロエース製3000系列に合わせモハ3590を動力車化した。
3592F現行色後期仕様(3592F-1)は3592F-2との識別を兼ねモハ3591に動力ユニットを搭載させた。
マイクロエース製3500形は上野寄M1車が動力車に指定されている。
3556Fはモハ3555とモハ3554のどちらを動力車化するか考えた。


3504F (マイクロエース製)。

モハ3590(3592F-2)は側面[普通]種別幕を存置したため3592F-1との識別は余り効果が無かった。
そこで今後マイクロエースからの3500形リリースを考慮し上野寄M1車の動力車化に決定した。
マイクロエース製京成(芝山)3500形はリリースされた製品全ての動力車位置が揃えられている。
恐らく変更は無いと思われモハ3554を非動力車とする。
なお3556Fは朱帯色後期仕様として出場させる。
動力車位置決定にはマイクロエース製3500形3504F朱帯色後期仕様の存在も影響した。


モハ3554 3次車 朱帯色(3556F:パンタグラフ撤去済)。

モハ3554の第一次整備は製品標準の固定式パンタグラフの撤去を行ったのみである。
3592F現行色はクーラーキセの嵌合が悪く3556Fでも引き継がれると思っていた。
予想は当たり3556Fは全車とも大半のクーラーキセは屋根板に接していなかった。
3592F-1,3592F-2で施したクーラーキセ溶着を踏襲するため欲を出さず作業を終わらせた。
当然グリーンマックス製PT-43S形パンタグラフが手元に無かった事も影を落としている。


入工中のモハ3554。

工程はTOMYTEC製TT-04R組込が主となる。
この他は3592F現行色で気付いた弱点を補っていく。
TT-04Rは保管品を活用した。
TOMYTEC製品で4両編成を組むと必ず1両分が余剰になる。
3500形の他に1000形も在籍しており今までも転用を繰り返してきた。
モハ3554への組込で保管品は使い切れる。
これで1029F前期仕様(1029F-1)出場以降の悪循環を断ち切れる目処が立った。


金属車輪化したFS-389非動力台車 (交換品,原形)。

金属車輪は3592F-1,3592F-2に揃え輪心をマッキーで塗り潰している。
3556Fは台車色がサックスブルーで3592F現行色とは雰囲気が大きく変わった。
軸箱やブレーキシリンダーが浮き立つ様に見え黒色化はそりなりに効果があると思う。
リムを金属地で残したのは3592F-1,3592F-2に倣ったものでいんちき黒染車輪化とは意味合いが異なる。
原点は3504Fとの差を埋める狙いだった。
編成単位が基準で車両同士を合わせる必要は無いだろう。


固定方式を変更した床下機器部品。

床下機器部品は相変わらず非動力車用台枠に対して嵌まりが甘い。
TOMYTEC製品では従来から台枠への溶着を施してきた。
流し込み接着剤の投入は床下機器側から行ってきたがモハ3554から嵌合爪部に変更した。
床下機器部品を完全に溶着すると万が一の自体に対応できなくなる。
そのため台枠内側から嵌合爪に微量の流し込み接着剤を挿した。
今回から床下機器部品のぐらつき防止に用途が変わっている。


床板一体化に一役買った台枠端部ダミーカプラー取付孔。

ウエイトを固定し座席部品を台枠に合わせた。
この状態でしっかり嵌合してくれると助かるのだが残念ながら直ぐに分離してしまう。
ここもTOMYTEC製品共通仕様項目である座席部品と台枠の一体化を図った。
強力に溶着させると逆に面倒を引き起こすため従来から流し込み接着剤は微量しか用いていない。
いつの間にか台枠構造が変わっていた事に気付いたのは3592F-2整備時だった。
台枠両端には良い塩梅にダミーカプラー取付孔が設けられている。
ここから流し込み接着剤を投入し床板一体化を行った。


組み上がったモハ3554用床板(座席部品・台枠溶着施工)。

床板一体化に備え第一次整備ではアーノルトカプラーのまま存置していた。
座席部品と台枠の溶着を待ちTNカプラーSPを取り付ける。
ところがモハ3553に続き窮屈な嵌合を強いられた。
TNカプラーSPの取付孔がやや変形する程でモハ3553より厳しい。
幸い亀裂や破断には至らず装着を終えた。
4両編成ではTNカプラーでも問題無いが生憎黒色成形品は元々保管品を有していなかった。
TNカプラーSPを交換する機会はそう多くないと思う。
仮に着脱する場合は十分に気を付けたい。

下廻りの整備を終えた時点で再び作業が中断された。
まだグリーンマックス製PT-43S形パンタグラフが届く前に下廻りの整備を終えてしまった。
現状では先に進めても意味がない。
物流の影響を受けたが全ては自分の準備不足が原因である。
TOMYTEC製京成200形206Fは導入が叶った場合に備え予定早めに準備を進める。

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