試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3150形モハ3184[3174F-2] 新赤電色 ヒューズボックス取付,TNカプラーSP化,輪心黒色化施工

2017-09-25 21:14:33 | 京成線:3150形
誤算。

グリーンマックス製京成3150形3174F現行色前期仕様+3186F新赤電色2両口(3174F-2)の第二次整備に着手する。
運行番号確定に難航しており中間車の入場第一陣起用を決定した。
当初計画も狂ったため無難なモハ3184新赤電色から着手している。


京成3150形モハ3184 新赤電色(3174F-2)。

モハ3184+モハ3182(3174F-2)はKS-116を履く。
3174F-2の製品仕様書を良く確認しないまま導入した。
先に3162F現行色晩年仕様(3162F-5)をクロスポイント製灰色成形KS-116台車(51052)へ振り替えた。
この際にサックスブルー成形KS-116非動力台車が捻出された。
これを活用し3174F-2は動力ユニット更新を施した上での出場を考えていた。
動力車がモハ3172現行色前期仕様(3174F-2)と判明したのは回着後である。
そのモハ3172はFS-329Cを履いている。
モハ3184が動力車であればコアレスモーター搭載動力ユニットへの換装が行えた。
現在2個モーター搭載動力ユニット用動力台車の台車枠転用は技量都合で見送っている。
保管品にはFS-329C非動力台車が無くコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車枠化が行えない。
早くも路線変更を迫られ3174F-2の動力ユニット更新並行は見送りとなった。
その結果3174F-2は工程の少ないモハ3184から第二次整備に取り掛かっている。


入工中のモハ3184。

モハ3184は成田寄M1'車でヒューズボックス取付を要する。
第一次整備ではモハ3183,モハ3174,モハ3171の誘導無線アンテナ搭載に強引な方法を用いてしまった。
これを反省しモハ3184のヒューズボックス搭載は屋根板を取り外して行う。
当然PT-42S形パンタグラフも撤去し加工時の破損を防いだ。
屋根板は車体内側の嵌合爪をプラスチックドライバーで押し出し撤去した。
ヒューズボックス取付孔は開孔済だが誘導無線アンテナ取付時の嫌な映像が脳裏に残っている。
念のためドリルを用意しヒューズボックスを切り出した。


ヒューズボックスを搭載した屋根板。

ヒューズボックスは比較的湯口が目立つ位置にある。
仕上げを深追いすると必要の無い箇所まで削る恐れがあった。
幸い前後方向の指定は無い。
共に湯口痕が屋根板中央寄に向くよう取り付け誤魔化した。
取付孔の径は全く問題無く装着の心配は杞憂に終わっている。
車体関連の工程はヒューズボックス取付のみで終了となる。
PT-42S形パンタグラフを再搭載し車体を組み上げた。
側面窓セルは脱落し易い傾向にある。
但し中間車は分解機会が限られるため固定は行っていない。


カプラーポケットを撤去したKS-116(成田寄)。

残す作業はTNカプラーSP取付と輪心黒色化である。
何れもグリーンマックス製京成3150形で共通化を図った項目だった。
当然3174F-2も同一仕様とする。
TNカプラーSPマウントに干渉しない両端車軸部を基準にKS-116のカプラーポケットを切断した。
また台車方向取付を考えずに済むようカプラーポケットマウントの一部を存置している。
輪心黒色化はマッキーの極細字側を用いリム以外を塗り潰した。


TNカプラーSP化されたTR-180床板。

KS-116への細工を終えTR-180床板を組み立てた。
今後の分解に備えウエイトは台枠へ固定している。
そして座席部品センターピン部破損を招いた増締めを行わないよう丁寧に台枠締結を行った。
TR-180床板はTNカプラーSPに対応しているため台枠に取り付けるだけで済む。
KS-116さえ加工してしまえば支障するものは何も無い。




モハ3183(輪心黒色化)。

3174F-2の初入場車となったモハ3183は無事竣工した。
輪心黒色化はFS-329C向けの項目だったがKS-116でも足廻りが引き締まった様に見える。
4両編成の3174F現行色前期仕様(3174F-1)はFS-329Cで更なる効果が期待できる。
KS-116とFS-329Cの混結は3194F現行色前期仕様+3182F新赤電色(3194F-2,3194F-3)も同様だった。
異形式台車混結と混色編成は3174F-2で再出現する。

次の入場は成田寄M2車のモハ3183新赤電色とする。
モハ3183の運転台側TNカプラーSPは前進取付を行う。
中間組込車のモハ3171現行色中期仕様(中間組込車)は前進取付が必要条件だった。
予めモハ3183へ施工しモハ3171への弾み車とした。
TNカプラーSPの前進取付は既に施工例があるが3174F-2で鍵を握る連結部である。
よってモハ3183のTNカプラーSP前進取付は中間組込車並の精度を求めたい。

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