試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ102-1034[ミツK8F] 青帯車 動力ユニット整備 (性能復元)

2015-11-14 21:43:51 | 国鉄/JR301系,103系1000番台
マイクロエース製JR103系1000番代モハ102-1034青帯車(ミツK8F:Tc1009)を入場させました。
突然中野方面にしか動かなくなってしまいました。
この状態が続くと走行不能に陥る危険性が拭えず動力ユニット整備を行います。


JR103系1000番代ミツK8F 青帯車。
[ミツK8F]:[Tc1009]-[M1032]-[M'1032]-[M1033]-[M'1033]-[M1034]-[M'1034]-[M1036]-[M'1036]-[Tc1010]。

西船橋方面へは微動だにしないどころか音も発しません。
軽く刺激を与えても全く反応しない有り様でお手上げ状態でした。
果たして素人整備で復活させられるのか不安に思いながら作業へ入りました。


入工中のモハ102-1034。

モーターカバーは103系1200番代とは異なる床下機器配置が再現されています。
ただ軽く捻るだけで外れるほど心許ない嵌合具合でした。
ユニットカバーの嵌合爪数は103系1200番代用と同一でした。


分解した動力ユニット。

動力ユニットはフライホイール付です。
また台車固定用Ω形部品が廃止されていました。
これと連動して台車の取り外し方式も改められています。


固定方法が変更された台車。

経年が低いミツK8Fですが導電板は酸化が進んでいました。
モハ102-1210青帯冷房改造車(ミツK6F:Tc1204)よりも進行する状態でした。
コンパウンドだけでは真鍮色を取り戻せずラプロス#8000で仕上げています。


不具合は見られなかった駆動系統。

モーターを単独駆動させても症状は伺えませんでした。
見た目ではユニバーサルジョイントも外れていなかったと思います。
残るDT33動力台車は純正グリスこそ多かったものの抵抗にはなっていませんでした。




モハ102-1034(動力ユニット整備施工)。

ギア周りをタミヤ製グリスに変更して動力ユニットを組み立てました。
不調は改善されましたがその原因は全く分かりませんでした。
しばらくは様子見が必要かもしれません。

●動力ユニット整備
※改訂:2024年9月12日
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