戦列復帰。
東京地下鉄05系40F前期仕様のTNカプラーSP化は全車前進取付にて対応した。
作業過程で前進取付対応化に失敗したTNカプラーSPを3器生じさせてしまった。
灰色成形品のTNカプラーSPは予備品に限りがあるため復旧に取り掛かった。
前進取付対応化を誤ったTNカプラーSP (密着式,密着自動式,密着自動式)。
何れもTNカプラーSPマウントの取付部加工を失敗したものである。
密着式は取付部を千鳥配置にしてしまい今後の安定装着が望めなくなった。
密着自動式はマウントの前進取付加工自体に問題は無い。
しかし所要のTNカプラーSPは密着式だったため予備品としての性格を失った。
幸いマウント以外に加工箇所は無く部品交換を行えば原形に戻せる。
復旧に着手した密着自動式TNカプラーSP。
かつてTNカプラーSP擬製作時等に発生したTNカプラーSPマウントを予備部品として保管しておいた。
途中からTNカプラーSP擬とSPフレームTNダミーカプラーを並行して組み上げた。
最終的にTNカプラーSPを加工するTNカプラーSP擬3に改めており最近の発生品ではない。
何れも復心スプリングを伸ばしてしまい代打で起用されたTNカプラーSPの残骸だと思われる。
数年前の余剰部品を廃棄しなかった事が加工に失敗したTNカプラーSPの修繕を可能にしてくれた。
保管品マウントに引き掛けた復心スプリング。
復旧は作業の行いやすい密着自動式TNカプラーSPから開始した。
密着自動式は連結器部品に復心スプリングが挟まる構造をしている。
そのため復心スプリングのマウント装着がし易い。
加えて3器のうち2器が密着自動式だったため先に手を着けた。
復心スプリングを連結器部品ごとマウント後部のスプリングフックへ引き掛ける。
後はカバー装着だけで通常のTNカプラーSP同等になる。
復旧した密着自動式TNカプラーSP。
カバー装着時は連結器可動範囲に支障させないよう気を付ける。
少しでも位置がずれると連結器がロックされてしまう。
僅かに連結器部を手前に引き出しその位置を保ちながらカバーを取り付けた。
最後に復心機構が正常に機能するか試験を行った。
連結試験中の密着自動式TNカプラーSP (再生品+再生品)。
先ず再生したTNカプラーSP単体で連結器が中央に戻るか確かめた。
カバー装着時の連結器引き出し具合では復心スプリングを伸ばしてしまう恐れがある。
実際JC6359を湾曲胴受密着式TNカプラーSPへ加工した際に数個のTNカプラーSPを駄目にした。
復心スプリングが伸びると脱線に繋がるため何度も復心試験を行っている。
その結果2器とも問題無く稼働してくれた。
次に連結試験を行った。
カプラー単体での異常は見当たらなかったが念のため確認項目に追加している。
連結器部の不都合は無かった模様で密着自動式TNカプラーSPは2器とも復活に至った。
単体の復心スプリングが厄介な密着式TNカプラーSP。
密着式TNカプラーSPの加工は1器だけ失敗した。
密着式は連結器側の復心スプリング固定が引掛式で密着自動式より手間を要する。
密着式も密着自動式と同一にしないところは不可解だが仕様上仕方がない。
復心スプリングを伸ばすと使い物にならなくなるため作業は慎重に行った。
マウントに引き掛けた復心スプリング単体。
これまでは密着自動式に倣い連結器の引き掛け部へ復心スプリングを留めてからマウントへ装着してきた。
何度も復心スプリング装着に失敗したため今回から方法を改めた。
先にTNカプラーSPマウント後端の引き掛け部へ復心スプリングだけを引き掛ける。
マウントを反転させると復心スプリングは垂直方向に立ってくれる。
復心スプリングが落ちないようマウント後部を支えつつ連結器の引き掛け部を探った。
連結器部に引き掛けられた復心スプリング。
ここで少々時間を割かれたものの何とか連結器引き掛け部に復心スプリングが嵌まってくれた。
この状態を維持しないと復心スプリングはあっさり外れてしまう。
僅かに張力を与えカプラーマウントを再反転させた。
ここからの作業は密着自動式と同様である。
連結器部を必要最低限だけ引き出しカバーを装着した。
復旧した密着式TNカプラーSP。
密着式TNカプラーSPも復心機構の作動状態を確認した。
復心スプリングの固定方式が異なるためカバー装着時に脱落する可能性があった。
多少の不安があったが密着式TNカプラーSPの再生も無事に終えられている。
連結試験は予備品と行った。
特に引き掛かり等は無くこのまま使用出来るだろう。
連結試験中の密着式TNカプラーSP (再生品+予備品)。
無事3器のTNカプラーSP復旧を終えた。
なおカバーは流用したため失敗品の目印だった品番刻印部のマッキーによる塗り潰しが残る。
外観からは伺えない箇所であり敢えて除去や交換は行わなかった。
予備品の少ない灰色成形品TNカプラーSPはどうしても数量を確保したかった。
保管しておいた余剰部品のお陰で損失を防げたと言える。
やはり使用可能な部品は例え用途不要に思えても保管しておいた方が良いと思う。
再生されたTNカプラーSP (密着式,密着自動式,密着自動式)。
マウント交換で捻出された加工失敗品のうち2器分は前進取付対応済である。
導入編成次第では前進取付を再び採用するかもしれない。
今後の転用に備え保管品に廻している。
再起を待つ前進取付対応化済TNカプラーSPマウント。
取付部が千鳥になった失敗品は一度破棄しようと思った。
しかし遠慮なくマウントに手を加えられる利点に気付いた。
採用車こそ少数派に留まるがゴム系接着剤+ビス固定式には打ってつけである。
前進取付対応済マウントより登板機会は限られると思う。
何年後か分からないが突然の出番がやって来るかもしれない。
東京地下鉄05系40F前期仕様のTNカプラーSP化は全車前進取付にて対応した。
作業過程で前進取付対応化に失敗したTNカプラーSPを3器生じさせてしまった。
灰色成形品のTNカプラーSPは予備品に限りがあるため復旧に取り掛かった。
前進取付対応化を誤ったTNカプラーSP (密着式,密着自動式,密着自動式)。
何れもTNカプラーSPマウントの取付部加工を失敗したものである。
密着式は取付部を千鳥配置にしてしまい今後の安定装着が望めなくなった。
密着自動式はマウントの前進取付加工自体に問題は無い。
しかし所要のTNカプラーSPは密着式だったため予備品としての性格を失った。
幸いマウント以外に加工箇所は無く部品交換を行えば原形に戻せる。
復旧に着手した密着自動式TNカプラーSP。
かつてTNカプラーSP擬製作時等に発生したTNカプラーSPマウントを予備部品として保管しておいた。
途中からTNカプラーSP擬とSPフレームTNダミーカプラーを並行して組み上げた。
最終的にTNカプラーSPを加工するTNカプラーSP擬3に改めており最近の発生品ではない。
何れも復心スプリングを伸ばしてしまい代打で起用されたTNカプラーSPの残骸だと思われる。
数年前の余剰部品を廃棄しなかった事が加工に失敗したTNカプラーSPの修繕を可能にしてくれた。
保管品マウントに引き掛けた復心スプリング。
復旧は作業の行いやすい密着自動式TNカプラーSPから開始した。
密着自動式は連結器部品に復心スプリングが挟まる構造をしている。
そのため復心スプリングのマウント装着がし易い。
加えて3器のうち2器が密着自動式だったため先に手を着けた。
復心スプリングを連結器部品ごとマウント後部のスプリングフックへ引き掛ける。
後はカバー装着だけで通常のTNカプラーSP同等になる。
復旧した密着自動式TNカプラーSP。
カバー装着時は連結器可動範囲に支障させないよう気を付ける。
少しでも位置がずれると連結器がロックされてしまう。
僅かに連結器部を手前に引き出しその位置を保ちながらカバーを取り付けた。
最後に復心機構が正常に機能するか試験を行った。
連結試験中の密着自動式TNカプラーSP (再生品+再生品)。
先ず再生したTNカプラーSP単体で連結器が中央に戻るか確かめた。
カバー装着時の連結器引き出し具合では復心スプリングを伸ばしてしまう恐れがある。
実際JC6359を湾曲胴受密着式TNカプラーSPへ加工した際に数個のTNカプラーSPを駄目にした。
復心スプリングが伸びると脱線に繋がるため何度も復心試験を行っている。
その結果2器とも問題無く稼働してくれた。
次に連結試験を行った。
カプラー単体での異常は見当たらなかったが念のため確認項目に追加している。
連結器部の不都合は無かった模様で密着自動式TNカプラーSPは2器とも復活に至った。
単体の復心スプリングが厄介な密着式TNカプラーSP。
密着式TNカプラーSPの加工は1器だけ失敗した。
密着式は連結器側の復心スプリング固定が引掛式で密着自動式より手間を要する。
密着式も密着自動式と同一にしないところは不可解だが仕様上仕方がない。
復心スプリングを伸ばすと使い物にならなくなるため作業は慎重に行った。
マウントに引き掛けた復心スプリング単体。
これまでは密着自動式に倣い連結器の引き掛け部へ復心スプリングを留めてからマウントへ装着してきた。
何度も復心スプリング装着に失敗したため今回から方法を改めた。
先にTNカプラーSPマウント後端の引き掛け部へ復心スプリングだけを引き掛ける。
マウントを反転させると復心スプリングは垂直方向に立ってくれる。
復心スプリングが落ちないようマウント後部を支えつつ連結器の引き掛け部を探った。
連結器部に引き掛けられた復心スプリング。
ここで少々時間を割かれたものの何とか連結器引き掛け部に復心スプリングが嵌まってくれた。
この状態を維持しないと復心スプリングはあっさり外れてしまう。
僅かに張力を与えカプラーマウントを再反転させた。
ここからの作業は密着自動式と同様である。
連結器部を必要最低限だけ引き出しカバーを装着した。
復旧した密着式TNカプラーSP。
密着式TNカプラーSPも復心機構の作動状態を確認した。
復心スプリングの固定方式が異なるためカバー装着時に脱落する可能性があった。
多少の不安があったが密着式TNカプラーSPの再生も無事に終えられている。
連結試験は予備品と行った。
特に引き掛かり等は無くこのまま使用出来るだろう。
連結試験中の密着式TNカプラーSP (再生品+予備品)。
無事3器のTNカプラーSP復旧を終えた。
なおカバーは流用したため失敗品の目印だった品番刻印部のマッキーによる塗り潰しが残る。
外観からは伺えない箇所であり敢えて除去や交換は行わなかった。
予備品の少ない灰色成形品TNカプラーSPはどうしても数量を確保したかった。
保管しておいた余剰部品のお陰で損失を防げたと言える。
やはり使用可能な部品は例え用途不要に思えても保管しておいた方が良いと思う。
再生されたTNカプラーSP (密着式,密着自動式,密着自動式)。
マウント交換で捻出された加工失敗品のうち2器分は前進取付対応済である。
導入編成次第では前進取付を再び採用するかもしれない。
今後の転用に備え保管品に廻している。
再起を待つ前進取付対応化済TNカプラーSPマウント。
取付部が千鳥になった失敗品は一度破棄しようと思った。
しかし遠慮なくマウントに手を加えられる利点に気付いた。
採用車こそ少数派に留まるがゴム系接着剤+ビス固定式には打ってつけである。
前進取付対応済マウントより登板機会は限られると思う。
何年後か分からないが突然の出番がやって来るかもしれない。