試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-4[トタ5F] クモハ100形非冷房車用屋根板復旧施工 (元クハ100-22[ムコ10F]用簡易電装屋根板廃止)

2016-07-21 21:26:21 | 国鉄/JR101系
回帰。

2016年2月にKATO製101系クモハ100-4(トタ5F:Tc14)を元クハ100-22(ムコ10F:Mc194)用簡易電装屋根板へ換装した。
捻出した元クモハ100-4用屋根板はクモハ100-39(トタ5FTc14→クモハ100-44:カノ20F→クモハ100-34:カノ13F)へ転用している。
これはクモハ100-39(トタ5F)が第二次冷房改造車用屋根板装着車でありクモハ100形非冷房車用屋根板を捻出する名目だった。






国鉄101系クモハ100-34(カノ13F)。
※塗装変更車。

現在でも屋根板を供出したクモハ100-4にはクモハ100形用擬屋根板が嵌め込まれている。
屋根上配管が無くパンタグラフ周りがあっさりしたが中間組込車のため然程目立たないと考えた。
あくまで暫定措置としたもののジャンク車両を含めクモハ100形非冷房車用屋根板が入手できなかった。
時間だけが過ぎ[暫定]が[恒久]になりそうな雰囲気を漂わせ始めたところだった。


モハ101-4+クモハ100-4 (トタ5F:101系0番代1stLOT屋根板装着車+101系800番代LOT屋根板装着車)。

その矢先にツヌ103F-2(Tc66:1985/4)出場計画の頓挫でクモハ100-133(ツヌ103F-2:塗装変更車)が行き場を失った。
当時のクモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)には妻面配管が無くクモハ100-191(ラシ107F)へ改番異動となる。
更にクハ100-34(ラシ107F:再生産品)の捻出が絡み旧クモハ100-191(ラシ107F)をクハ100-34(ラシ107F)へ編入した。
旧クハ100-34はクハ100-64(ツヌ106F:Mc160)用種車であり製品原形のまま編成から離脱している。


入工中のクモハ100-4(トタ5F)。

ラシ107Fにて形式変更を伴う車両異動を行った結果旧クモハ100-191用屋根板が保管品へ廻った。
確保に苦戦していたクモハ100形非冷房車用屋根板だが思わぬ方向から確保に至った。
ようやくクモハ100-4は暫定措置脱出の目処が立っている。
早速クモハ100-4を入場させ元クモハ100-191用屋根板に交換する。


配管が無いクモハ100形用擬屋根板。

元クモハ100-191用PS16形パンタグラフは既に転用済でクモハ100-4用が流用となった。
一方ベンチレーター,避雷器部品は存置されており交換せずに元クモハ100-191用屋板板を転用した。
そのため簡易電装屋根板にはベンチレーター,避雷器部品が取り残された。
PS16形パンタグラフは元々クモハ100-4に搭載されていたもので屋根板振替と同義になった。


クモハ100形用擬屋根板,クモハ100形用屋根板 (旧クモハ100-4用,クモハ100-4用)。

前途の通りクモハ100形用擬屋根板はクハ100-22(ムコ10F)の発生品であり屋根色温度が異なっていた。
幸い元クモハ100-191用屋根板は旧製品LOT品でこれが解消される。
旧クモハ100-191の車歴を遡るとクモハ100-81(トタムコ3F:Mc78→クモハ100-175:元ラシ104F)へと辿り着く。
経緯は忘れたが後日屋根板振替えを行ったらしく旧製品LOT品に戻されていたのは幸いだった。
なおクハ100-22用屋根板には独特のベンチレーター取付孔裏面周囲成形が見られる。




配管が復活したパンタグラフ周り。

PS16形パンタグラフを搭載しクモハ100-4用屋根板を取り付けた。
これでクモハ100-4(トタ5F)は製品原形を取り戻して竣工している。
ユニット間で不揃いだった屋根色温度も揃えられた。
ツヌ106F用組成準備車捻出と連動したラシ107Fでの車両振替が奏功したと言えよう。


モハ101-4,クモハ100-4 (トタ5F,トタ5F)。

クモハ100-4は屋根板供出から約5箇月が経過したところでどうにか暫定措置から脱せた。
最近はセットバラし車両が入手し難くなっている。
ジャンク車両も余り出回らず諦める事も念頭にあった。
この様な形で復旧を迎えるとは思いもしなかった。
仮に保留車組成がツヌ103F-2で決定していれば入場は実現しなかったかもしれない。






モハ101-4+クモハ100-4 (トタ5F:101系0番代1stLOT屋根板装着車+旧製品LOT屋根板装着車)。

正規のクモハ100形用屋根板に戻ったクモハ100-4はパンタグラフ周りの物足りなさが解消された。
トタ5Fの走行機会は決して多くはない。
ただ気になっていた箇所でありこれを直せたのは収穫だった。
一応クモハ100形用擬屋根板は保管品とするが出番はやって来ないと思う。
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