試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形モハ3210[3212F] 試験塗装色ホワイト車 TOMYTEC製床板爪嵌合化試行 ※作業中断→失敗記録

2016-01-30 21:49:51 | 京成線:3200形
嵌合爪。

電装解除のため入場中のマイクロエース製京成3200形モハ3210試験塗装色ホワイト車。
TOMYTEC製床板を組み合わせるため試行錯誤を続けていた。


京成3200形モハ3210 試験塗装色ホワイト車(電装解除入場中)。

車内幅と床板幅の差を埋めるため座席部品に2枚スペーサーを設置して枕木方向の傾斜を抑えていた。
2枚では線路方向の傾斜までカバー出来ないため両車端部に1枚ずつ追加してみた。
しかし思うような結果を得られずスペーサー式は断念に追い込まれた。

床板側の加工を諦め車体側を細工する事に切り替えた。
条件は原形復帰できることで削る等の加工は施せない。
先ず戸袋吹寄部へプラ板のストッパーを貼り付けてみた。
これは大失敗で全く効果を得られず即撤去した。
結局床板組付試験前の状態に戻ってしまい0から考え直す羽目になった。




スペーサーを撤去したモハ3210。

TOMYTEC製床板と車体の隙間をどう処理するかが問題になった。
それまでグリーンマックス製嵌合爪を使用する前提だったがこれを頭から取り払った。
もう一度床板を見てみると使えそうな場所を発見した。
中途半端な隙間しかない側梁中央ではなくTNカプラーを受ける端部である。
ここにはTNカプラー用の欠き取りとボスが存在する。
車体端部四隅へTNカプラー幅のプラ板を貼り付け垂直方向のずれを防ぐ。
TNカプラー用ボスを両側のプラ板が押さえつけることで床板脱落の不安を軽減させた。


車内端部四隅へ貼附したプラ板。

これだけでは端部の横圧だけで床板を支えているため安定感に欠ける。
確実に固定できるよう改善を目指した。
仮に上手く行かなければ両面テープに頼るしかない。
車体で注目したのは車内中央にある凹部だ。
まずここをプラ板で埋めて床板との隙間を極力減らす。




車内中央の凹部を埋込。

凹部を埋めることで床板側梁に横圧が掛かるようになった。
プラ板貼附の効果は高く床板はかなり安定した。
第一段階がようやくクリアできた。
これで車体が斜めになることは防げる。


床板を抑えるプラ板。

但しストッパーが無く圧が抜けると簡単に脱落してしまう。
出来れば爪嵌合式にしたい。
そこでプラ板で嵌合爪擬を切り出し床板の爪受と噛み合わせてみる。
着脱の容易さを考え嵌合爪擬は車体中央部だけに取り付ける。
ちょうど凹部を埋めたプラ板の位置になり流し込み接着剤で嵌合爪擬を溶着した。


溶着させた嵌合爪擬。

完全固着を待ち床板を組み込んでみた。
そのままでは嵌合爪擬が支障するため車体を撓ませる必要がある。
片側の車端部に滑り込ませてから車体中央部を広げるように床板を取り付けた。




爪嵌合化された床板。

現物合わせで採寸しなかったのが惜しまれるが何とか爪嵌合式になってくれた。
床板支持自体は横圧に頼るものの爪嵌合のお陰で床板は脱落しない。
車体高もほぼ読み通りだった。




モハ3211+モハ3210(床板爪嵌合式化)。

遠回りした上に現物合わせの試行錯誤で四苦八苦した。
原形復帰可能という条件も遠回りさせた要因だと思う。
取り付けたプラ板は嵌合爪擬以外ゴム系接着剤を使用している。
その甲斐あってモハ3210電装解除に一歩近付いたと言える。

ようやく床下機器取付が見えてきた。
こちらも現物合わせになり考える時間を取る。
よって作業を再中断し良い取付方法を絞り出したい。

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