試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形モハ3239[3240F] 現行色 車体更新,避雷器位置修正 ※元モハ3239 車体転用

2015-09-11 21:34:51 | 京成線:3200形
隠蔽。

2013年度にマイクロエース製3200形モハ3239現行色(3240F)の屋根上配管改修を施した。
暫くは安定した成果を残していたが他の場所も歪みが生じ再び浮き上がってきてしまった。
これを修正すべく入場させた。


京成3200形3240F 現行色。
3240F:[3240]-[3239]-[3238]-[3237]+[3262]-[3261]。

思ったより配管の波打ちが激しく出ていた。
1箇所を押さえると他が浮き上がってくる。
ゴム系接着剤と流し込み接着剤では埒があかない。
1つずつ固定しようと日を開けて接着を図ったが2箇所目に取り掛かると1箇所目が外れてしまう。


モハ3240+モハ3239 (3240F)。

モグラ叩き状態にうんざりし瞬間接着剤を持ち出したがこれが大失敗だった。
ゼリー状瞬間接着剤の山を削る際に屋根塗装を剥がしてしまった。
修繕する手間を考え部品取り用の元モハ3239を持ち出した。
配管の歪みが残るものの何とか接着を終えて車体を振り替えた。
車体更新に際して特に手を加えておらず記録は残していない。


モハ3240+モハ3239。


モハ3240+モハ3239(車体更新:避雷器未修正)。

ところが3300形と比較で採り上げた際に間違いに気付いた。
上野寄の避雷器位置が違っていた。
これはモハ3335(元モハ3318)のパンタグラフを交換しようとした名残である。
元モハ3318のパンタグラフは反力が無かったため元モハ3239のパンタグラフを流用しようと避雷器位置を変更した。
ところが根本的に形状が異なり断念した。
元モハ3318はモハ3335への改番が確定していたが避雷器は元モハ3318に合わせたためこの時点から誤っていた。
そのパンタグラフを元モハ3239に戻したことが避雷器位置間違いに繋がった。


入工中のモハ3239。

避雷器は2器とも山側に取り付けるのが正しく点対称の配置は誤りである。
まさかモハ3239の車体更新を行うとは思っていなかった。
避雷器を戻さなかったツケが今頃やって来てしまった。
救いは固定がゴム系接着剤だったことである。
そのため取り外しに時間を割かずに済んでいる。


避雷器を撤去したモハ3239。

パンタグラフには避雷器取付孔が設けられている。
取り付けるべき場所にしか取付孔が無いため位置に迷うことはない。
またパンタグラフ台枠とランボードに距離がありパンタグラフを撤去せずに施工できる。
今度こそ山側へ避雷器を移し替える。
取付は再びゴム系接着剤に頼って固定した。




モハ3240+モハ3239(避雷器位置修正)。

二度の間違いを犯した元モハ3239だったが跡形もなく新モハ3239に生まれ変わった。
部品取りが目的で回着した元モハ3239は生え抜きの部品が無くなりその使命を果たしている。
今後も何処で出番があるか分からず屋根塗装の修正を考えたい。

なおモハ3239,モハ3240はこの機会に側面行先表示器の基準幕化を行っている。
今後クリアパーツのままの車両は全て基準幕化を予定しておりその第一弾となった。
3200形は側窓セルが強固に溶着されている上にセルそのものの強度が低い。
破損を防ぐため敢えて3分割して側面行先表示器を青マッキーで塗り潰した。
各々ゴム系接着剤で車体に復している。
3240Fは塗り潰しで統一するがステッカー再現も考えた方が良いかもしれない。

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