試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形モハ3295[3298F-3] 復活赤電色 (モハ3295リバイバル開運号仕様 印刷剥離,種別表示器設置)

2015-12-19 21:41:16 | 京成線:3200形
溶着。

マイクロエース製京成3200形3298Fリバイバル開運号(二代目)はモハ3295の竣工で復活赤電色(3298F-3)化される。
部品交換こそ少ないが行燈式[特急 開運]ヘッドマークの取り外しが山となる。


京成3200形モハ3295 リバイバル開運号仕様(二代目)。

3298Fリバイバル開運号(3298F-2)モハ3295の行燈式ヘッドマークは溶着されていた。
ヘッドマークの加工が主で多少の塗装剥離は目を瞑れた。
しかし復活赤電色となると種別表示器周りが露出するためこれを最小限に留めたい。
手を着けられない状態に陥った場合はモハ3298(3298F-2)から貫通扉を流用する。


入工中のモハ3295。

これまでの感触が残るうちに印刷剥離へ取り掛かった。
モハ3295は4両で最強の被膜を誇った。
爪楊枝で擦り続けても全く手応えがない。
20分我慢したが埒が明かずラプロス#8000で印刷面に傷を付けた。
モーンアイボリー地に影響が出ないよう[定特急]を軽く擦り被膜を乱す。
そうしたところ[指定特急]ステッカーが剥がれ始めた。
とにかく印刷が強固で青地印刷の除去に苦戦したが何とか全消去に至った。


印刷を剥離したモハ3295。

続いて行燈式ヘッドマークの取り外しに入る。
予想通りの固着度合いでなかなか浮いてくれない。
仕方なく貫通扉を取り外しニードルで溶着部を徐々に削っていった。
やっとの思いで取り外せたが種別表示器周りに印刷乱れを生じさせてしまった。
幸い種別表示器窓セルより狭い状態で張り出しを爪楊枝で押し戻す。
塗装が乱れた貫通扉断面は類似色の赤マッキーで目立たないよう色挿しを施した。
種別表示器はモハ3295現行色(3298F-1)から転用の英字併記[普通]種別幕を押し込んでいる。
モハ3298(3298F-3)で種別表示器周りの漏光が激しかったことから予めベース部をマッキーで塗り潰した。


漏光対策を施した種別表示器窓セル。

ライトユニットに特殊な点は無く行先方向幕用プリズムの減光処理だけを施した。
3200形は全編成種別表示器セル裏に白色を挿しているため今まで減光対策は行わなかった。
試験的にタックラベルを貼附したモハ3298との比較でそのまま車体へ組み込む。


ほぼ原形を保つライトユニット。

貫通扉を外したため組付前に運行番号表示器を設置した。
行先方向幕はセルの脱落を防ぐため内側からプラスチックドライバーで支持しながら位置を調整している。
種別表示器部以外には手を加えておらず後は組み立てるだけである。
乱れた種別表示器周りはまだその名残が出ている。
ただ当初の予想を下回ったため貫通扉交換は行わない。


モハ3295:[普通 津田沼]。




モハ3295 点灯試験[B51 普通 津田沼]。

種別表示器周囲の状態確認を中心に点灯試験を行った。
やや光源がずれているように見えるがこれは構造上の問題である。
他の3200形と変わらない点灯状態で種別表示器追設は成功したと言えよう。
これによりモハ3298のタックラベルは撤去した。




モハ3295(3298F-3:復活赤電色化)。

モハ3295も無事に復活赤電色化され竣工した。
種別表示器下部の乱れが若干気になるため3298F-3出場前に手直ししたい。

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