試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-208[ツヌ105F-2] (旧モハ101-91[元ツヌ122F] 改番,車両番号標記印刷消去方式一部変更試行) ※再生産品

2017-03-28 21:20:46 | 国鉄/JR101系
第二次試験。

KATO製101系ツヌ105F-2(Mc148)用組成準備車4両目となる旧モハ101-91(元ツヌ122F:Mc155)が入場した。
今入場でモハ101-208(ツヌ105F-2)に改番しクモハ100-160(ツヌ105F-2:再生産品)と中野方ユニットを組ませる。
車両番号標記印刷が残る旧モハ101-91(再生産品)だが旧ツヌ122F時代は101系800番代LOT側面窓セル装着車であった。


国鉄101系旧モハ101-91(元ツヌ122F)。
※再生産品。

2016年6月にクモハ100-108(ツヌ118F:Mc155ツヌ118F:旧製品)をクモハ100形用動力ユニット搭載試作車へと改装した。
これはクハ100-78(ツヌ122F:旧製品)を捻出する名目でありツヌ122F(M215)は大規模な車両異動が行われた。
クモハ100-108(ツヌ122F:動力ユニット搭載試作車)は製品印刷を守る未改番車でモハ101-91が正規ユニット相手である。
意地でもユニット対照を守るべくモハ101-215(ツヌ122F:旧製品)をモハ101-91Assy車体(ツヌ118F:再生産品)に載せ替えた。
その結果モハ101-215+モハ100-208+クハ100-78に代わりサハ101-108+モハ101-91+クモハ100-108(ツヌ122F)が組み込まれた。
思わぬ余波を受けたモハ101-215(元ツヌ122F)はモハ101-163に改番されツヌ113F(Tc74:再生産品+旧製品)へと異動している。
一方車体更新を施したモハ101-91(旧ツヌ122F:再生産品)だったがクモハ100-108(ツヌ122F)とLOTが揃わなくなる事態が生じた。
そのため保留車へ廻っていた旧モハ101-237(元ラシ104F:Mc136)をモハ101-91(ツヌ122F:旧製品)に改番した。
複雑な車両異動を経て旧モハ101-91(再生産品)には再生産品LOT部品が装着されツヌ105F-2用組成準備車へと廻っている。
なおクモハ100-160(再生産品←クモハ100-108:ツヌ118F)のユニット相手には旧モハ101-91を起用する方針が確定していた。


ツヌ122F。
※塗装変更車+再生産品+旧製品。

旧モハ101-91(元ツヌ122F)ではクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-160)にて試行したラプロス式印刷消去を採用する。
新方式は平面でラプロス#4000を車体へ押し当て一気に車両番号標記印刷を消去するため成形色まで露出させる危険度が高まる。
成功すれば作業時間短縮に加え擦過痕も目立たなく仕上げられるが代替車が存在しない現状での失敗は許されない。
そこで標記桁数の少ない旧モハ101-91ならば成形色が現れてもインレタ転写で誤魔化せると考え二度目の試行を決断した。
作業注意点は車両番号標記印刷消去を行いながら塗装被膜表面状況を都度確認し何処で引き上げるかだった。
仮に[モハ101-91]標記周囲の黄色5号が灰味を帯びてきた場合にはその時点で新方式による印刷消去は即中止とする。
マスキングテープでの養生範囲はこれまでのラプロス式印刷消去車よりも面積を増やしている。
ラプロスの角を用いる場合車両番号標記標記印刷は両端が残りやすくやや広めに擦過面積を確保してきた。
これを平面に改めることで消し残しはほぼ無くせるが擦過痕を小さくするべく車体の露出部を出来るだけ狭くした。
当然ながら力の入れ具合は角部使用時に比べ強くなるため成形色露出には気を使わなければならない。


[モハ101-91]:2-4位側。

さっそくラプロス#4000で車両番号標記印刷消去へ取り掛かると早い時点で[モハ101-91]が崩れ始めた。
ほぼ[モハ101-91]標記跡へ達した後に#6000へ交換しインク染みか成形色露出かを見極めながら軽い力で擦っている。
その結果クモハ100-108(ツヌ118F)に続き旧モハ101-91(元ツヌ122F)でもラプロス式印刷消去は成功を収めた。
なお磨きクロスのみで最終仕上げを行い消しゴムでの車両番号標記印刷消去痕平滑化は正式に廃止した。
モハ101-91の新車両番号はモハ101-208(ツヌ105F-2)で改番には新インレタを全面的に起用した。
1-3位側,2-4位側とも[モハ101-2]+[0]+[8]の組み合わせとし何れも一度で[モハ101-208]標記を成立させている。
これまで竣工した3両よりも整った標記配置に至りサハ101-246,サハ101-255(ツヌ105F-2:旧製品)とは大きな差が現れた。
節約式改番車とは異なり車両番号標記インレタの継続使用を考慮しなくて済む全桁転写が強味となった。
加えて同一台紙内での転写もフォントサイズ差を気にする必要から解放される要因になってくれた。




モハ101-208(ツヌ105F-2:旧モハ101-91 改番)。
※再生産品。

二度目となるラプロス式印刷消去試行だったが旧モハ101-91(元ツヌ122F)での結果は良好だった。
車両番号標記インレタ転写にも成功しモハ101-208(ツヌ105F-2:再生産品)は無事竣工となった。
新方式での車両番号標記印刷消去成功は[モハ101-91]標記印刷再現が若干薄目でありこれも味方してくれたと思う。
KATO製101系は車両番号標記印刷のばらつきが多く激しい濃度差や位置がずれた個体まで存在している。
特に再生産品車両特有の塗装被膜は仕上げが難しいため本格採用へ踏み切る決断を下すのは時期尚早だと思う。
なおサハ101-246,サハ101-255,モハ101-208(ツヌ105F-2)まで改番を進めた時点でクモハ100-160の標記位置が低く見えた。
半文字程度下がった[クモハ100-160]は一度気になり出すと目が行って仕方がなくなり散々悩んだ末見附を優先した。
転写したばかりの[クモハ100-160]標記だったが1-3位側,2-4位側共に剥離し再転写へと踏み切っている。




クモハ100-160(ツヌ105F-2:車両番号標記位置修正転写施工)。
※再生産品。

せっかくの新インレタを約一週間足らずで除去するとは想定外で高経年台紙ならば躊躇なく再転写に進めていたと思う。
幸い今後KATO製101系増備は全く未定で新インレタのクモハ100形用組標記を使用できる環境だった。
車両番号標記インレタは[クモハ100-]+[1]+[6]+[0]を組み合わせており1-3位側,2-4位側共に変わりはない。
修正転写後の[クモハ100-160]標記は幕板側へ引き上げられ若干だが配置も改善傾向が伺える仕上がりとなった。
続けてクモハ100-160(ツヌ105F-2:再生産品)が竣工し未入場で残るツヌ105F-2用組成準備車は6両にまで減少した。
このうちクモハ101-155(ツヌ118F:再生産品)だけが整備項目を多く持ち他5両は節約式改番での竣工を予定している。
クモハ101-155と節約式改番車のどちらを先行入場させるかは作業時間確保が判断材料になると思う。
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