試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ103-430[ミツK6F] 青帯車 マイクロエース製103系用ベンチレーター化 ※WIN製,失敗記録:色温度不一致

2016-11-24 21:01:42 | 国鉄/JR301系,103系1000番台
裏目。

在籍中のJR103系1200番代ミツK6Fにはサハ103形0番代が組み込まれている。
103系1200番代は全車マイクロエース製だがサハ103-430だけはWIN製を起用した。
ミツK6F組成はマイクロエース製103系1000番代東西線仕様がリリースされる前である。


JR103系1200番代ミツK6F 青帯未更新車。
ミツK6F:Tc1204-M1211-M'1208-M1210-M'1207-T430-M1214-M'1210-M1212-M'c1204
※イメージ編成。

よってモハ102形1000番代をサハ103形へ編入する手法は採れずイメージに近いWIN製103系地下鉄色が唯一の選択肢だった。
当時WIN製サハ103形地下鉄色はマイクロエース製103系1200番代の10両編成化に欠かせない存在だった。
結果サハ103-430だけメーカーが異なり外観も揃わなくなった。
車体塗装に加えて屋根板,ベンチレーターも色温度差が著しかった。
製品状態では余りにも差が激し過ぎ既に二度入場させている。
少しでもこの差を埋めるため屋根上塗装を施し床下機器配置までも変更した。
大分マイクロエース製103系1200番代の雰囲気に近付いたがまだ満足できなかった。
第二次入場はでねずみ色1号に塗装したKATO製現行LOTベンチレーターを起用した。
この時に歪みが出やすいと言われた屋根板を接着固定している。


サハ103-430(ミツK6F:第一次整備後)。

当時はベストの手法を採ったつもりだった。
しかし時間の経過と共にベンチレーターの形状差が気になり始めた。
色温度はともかく形状だけは揃えたい。
103系1200番代と103系0番代の構成数を考えサハ103-430をマイクロエース製ベンチレーターへ交換する。




窓サッシ印刷の劣化が進んだサハ103-430(第二次整備後)。

第一次入場から約2年半が経過した。
屋根板接着の効果が高かったらしく未だに歪みは生じていない。
その代わり妻面も含めて窓サッシ印刷が大幅に痛んでいた。
103系1200番代では発症しておらず印刷品質によるものだろう。
TOMIX製旧製品クハ103-779,クハ103-790(ラシ320F)で不発に終わった窓サッシ色挿しも同時施工する。


入工中のサハ103-430。

サハ103-430の屋根板を接着したことを今更後悔した。
マイクロエース製ベンチレーター供出車は廃車された元モハ102-2040である。
WIN製ベンチレーターとKATO製ベンチレーターは取付脚径がほぼ同じで交換は労さなかった。
しかしマイクロエース製ベンチレーターは径が細く一直線に並べる手間が掛かる。
仮に屋根板が取り外せていれば中央取りは楽に行えただろう。


元モハ102-2040,サハ103-430 (WIN製,マイクロエース製)。

元モハ102-2040のベンチレーターは溶着されていた。
そのため微量の薄め液を取付孔に塗布し撤去している。
幸い6個とも破損無く取り外せた。
ここで失敗すると予備が無く暗礁に乗り上げるところだった。


1器だけ据え替えたマイクロエース製ベンチレーター。

撤去したマイクロエース製ベンチレーターはやや茶色を帯びていた。
ねずみ色1号で塗装したKATO製ベンチレーターとも103系1200番代搭載のベンチレーターとも色温度が異なる。
ただ形状はマイクロエース製ベンチレーター共通で違和感が薄れそうな気がした。
計画通りベンチレーター交換を進める。


マイクロエース製ベンチレーターへ置き換えたサハ103-430。

取付径が異なるため固定はゴム系接着剤を用いた。
今後の塗装変更に備え取付孔内側に幕を張る程度に留めている。
交換は1つずつ行いKATO製ベンチレーターを中央取りの目安とした。
据え置き状態では位置はおろか角度まで異なったがどうにか一直線に並べられた。
ベンチレーター固着待ちの間に窓サッシへの色挿しを行った。
サハ103-430も予備が無かったがクハ103-779,クハ103-790での失敗を反省ししっかりとペン先をモールドに当てた。


色挿しを終えた全窓セル。

所詮は油性ペイントマーカーでの色挿しで印刷には到底敵わない。
ただ殆どサッシ印刷が失われていた箇所もあり手を入れないよりはましだと思う。
今回は養生もそこそこ上手く行きクハ103-779,クハ103-790より見苦しくない。
ただペン先の交換を失念し斑の原因になったのが惜しまれる。




サハ103-430(マイクロエース製ベンチレーター化)。

慎重に色挿しを行ったため全窓セルに銀が入った頃にはベンチレーターが固着していた。
このまま組み立てサハ103-430が竣工した。
ベンチレーター台座とのバランスは悪くない。
これでマイクロエース製103系1200番代との外観差が減ると思ったがそう甘くはなかった。




モハ102-1207+サハ103-430(マイクロエース製ベンチレーター化)。

交換したベンチレーターは色が淡く膨張して見える。
モハ102-1207と同一形状のはずが一回り大きく感じてしまう。
ベンチレーターのメーカー統一は叶ったが当てが外れた。
成形色のまま流用したのは失敗だったらしい。
103系1200番代と合わせるにはダークグレーかねずみ色1号かで迷う。
ベンチレーター固定がゴム系接着剤という点だけは当たった。
再撤去は容易でどう舵を切るか考えたい。
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