試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ300-6[ミツK10F] 青帯未更新車 ライトケース前面灰緑色化施工

2016-11-29 21:00:07 | 国鉄/JR301系,103系1000番台
追随。

マイクロエース製JR301系クハ301-6青帯未更新車(ミツK10F:Tc6)のライトケース前面灰緑色化試行結果は上々だった。
ライトケース位置のお陰で雑な塗装でも誤魔化しが利く。
この結果を受けクモハ300-6(ミツK10F)のライトケース前面灰緑色化が確定した。


JR301系クモハ300-6 青帯未更新車(ミツK10F)。

分解の注意点はクハ301-6と変わらない。
ただクモハ300-6は一時期ライトスイッチをゴム系接着剤で固定していた。
ライトスイッチ部品には微量の接着剤が残っておりあっさり外れる状態ではなく紛失の心配は少なかった。
だが万が一に備えライトユニット撤去後に車体を被せた点も同様とした。


入工中のクモハ300-6。

ライトケース前面灰緑色化の他にB形防護無線アンテナの塗装も当初から工程に組み込んでいる。
B形防護無線アンテナは溶着されているため車内側から薄め液を浸した綿棒を当てて撤去した。
やや薄め液を浸し過ぎたせいかB形防護無線アンテナの取付脚が歪んだのは失敗だった。


溶けたプラスチックが残るB形防護無線アンテナ取付孔。

クハ301-6では屋根板の塗料が剥がれてしまった。
一方クモハ300-6は取付痕が残るものの屋根板塗装が保持されている。
マイクロエース製B形防護無線アンテナの継続使用は決定事項である。
ただ気になっていたKATO製B形防護無線アンテナで置き換えが可能か試行した。
しかし仮置きした時点で取付痕が隠せないと判り301系列ではKATO製B形防護無線アンテナの採用を断念した。


B形防護無線アンテナを撤去したクモハ300-6。

ここからライトユニットの分解に入る。
たった1箇所を塗装するために7pcs構造のライトケースをばらばらにするのは手間に思える。
クハ301-6での様子見が無ければもう少し効率良く進んだだろう。
なお手間と時間を天秤に掛け国鉄301系ミツK1F黄帯非冷房車(Tc5)のライトユニットは黒色のままとする。
幸い離合編成が交通営団5000系列中心であり余り気にならない。


塗装を終えたB形防護無線アンテナとライトケース前面。

この日の天候も余り良くなかった。
そのためライトケースには埃が混入した。
湿度のせいかマスキングテープの養生が甘くなりクハ301-6より吹き込みが目立ってしまった。
何れも前面から目立ちにくい箇所で外観から見えないと思われる。
なおB形防護無線アンテナ:濃灰色,ライトケース:伊豆急ペールブルーのグリーンマックス製スプレーで塗装した。


塗装済B形防護無線アンテナを取付けたクモハ300-6。

B形防護無線アンテナの塗装そのものは悪くないと思えた。
しかし拙い撤去方法のせいで若干屋根板から浮いている。
なおリブを目立たなくする目的で前後を逆にして取り付けた。
ちなみに方向と浮きは関係無いと思う。
ただ屋根板との隙間は極僅かで遠目では誤魔化せる範疇に留まってくれた。


漏光対策を施した床板とライトケース。

遮光用アルミテープはクハ301-6よりましな状態だった。
しかし粘着力が弱っており尾灯点灯時に漏光する可能性があるように感じられた。
予めアルミテープを追加し二度手間を防いでいる。
導電板はやや曇りが出ていたためクリーナーで清掃を施した。
これはクハ301-6も遡って施工している。


整形した最前部のベンチレーター。

車体組立前に運転台上部のベンチレーター縁が2個とも歪んでいる事に気付いた。
どうやらB形防護無線アンテナの設置時に接触したらしい。
繊細な縁を変形させてしまい焦った。
幸い軟質プラスチックだったため折損には至っていなかった。
そのため爪楊枝での修正が可能で何とか修復している。
ちょうど導電板清掃を行ったクハ301-6も同じ様な歪みがあった。
恐らくB形防護無線アンテナを圧着した際にピンセットが当たったのだろう。
クハ301-6も復旧可能な範囲で大怪我にはならなかった。
JR301系はミツK2F青帯冷房改造車(Tc4),ミツK5F青帯冷房改造車(Tc2)が成形色B形防護無線アンテナで残っている。
施工時の注意点としたい。




クモハ300-6 [01K □ 中野]:ライトケース前面灰緑色化施工。

埃の混入したライトケース塗装部は予想通り外観から見えない。
クモハ300-6でも貫通幌,快速表示器設置が粗を隠してくれた。
結果的に救われただけで厚塗りも含め技量は上がっていないらしい。
せめて埃の入らない環境が欲しいところである。


クモハ300-6 点灯試験[01K □ 中野]:前照灯(ライトユニット漏光対策施工)。


クモハ300-6 点灯試験[01K □ 中野]:尾灯(ライトユニット漏光対策施工)。

先に手を加えた漏光対策は効果覿面だった。
尾灯点灯時も連結器が赤味を帯びる気配は一切ない。
ミツK10FはKATO製配管付TNカプラーSPを採用したためより漏光が目立った可能性がある。
KATO製103系用ダミーカプラーを装着しているミツK1F,ミツK2F,ミツK5Fでは生じていない。
アルミテープ劣化も加わり意外な盲点だったと言えよう。




クモハ300-6+クハ301-6 (ミツK10F:B形防護無線アンテナ塗装施工車+B形防護無線アンテナ塗装施工車)。

クモハ300-6も無事竣工しミツK10Fは再出場となる。
試験的にライトケース前面灰緑色化を採り入れたためクハ301-6から入場となった。
現状を考えるとクモハ300-6だけで良かった工程だが良好な答を得られた。
同時にミツK10Fの取り扱いをどうするか考えたい。
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